オイルキャッチタンクのホース刷新と固定ステーの位置変更 ①
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クスコ製 オイルキャッチタンク(汎用)を昨年春に取り付けて夏にも異径部分の補強作業も行いましたが、ホースや繋ぎ目部分が劣化してしまっていたのをきっかけに新しい物へ新調してみる事にしました。
ついでに、近いうちに訪れるであろう、プレオ納車時からお世話になったバッテリーを交換する時期に備える為、固定していたステーをバッテリー共締めから別の場所へ移動するのも同時にやっていこうと思います。
というのも…、久々にオイルキャッチタンクの中身を排出しようと試みましたが、中から何も出てこなくて驚き!
空調の外気導入やボンネット付近で感じられたブローバイガスの臭いがあったのも思い出し、これはホースから漏れて大気開放状態になっているな…と。
実際確認してみたところ、無理やり繋げていた異径部分からは隙間を確認し、タンク側のホースを繋げる部分も漏れていた形跡がありました。
流石にこれはまずいだろ…という事で改修に踏み切った次第。
ちなみに、今までの配管はこんな感じです。
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まずはいつも通りキャッチタンクを取り外していきます。
固定しているM6フランジボルト1本を緩め、上にタンクをスライドさせると外せます。
ちなみにバッテリーへ固定していた時の状態がこちら。
ステーを使う事に慣れていなかった頃の自分が組み合わせた固定方法では、正直いって力不足だったと思います。
(所々タイラップで追加固定していました。)
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エンジン側とエアサージタンク側にそれぞれ取り付けていたホースを、ホースバンドを緩めて外します。
これで摘出完了です。
タンク側のホースバンドも緩め、ホースを取り外します。
ちなみに各ホースバンドは引き続き再利用していくので外してとっておきます。
タンクの中でまだジャバジャバ音がして嫌な予感がしたので、ウエスを敷いた上にゴミ袋を用意してキッチンペーパーをレジ袋内に敷き詰めた状態でタンクを傾けたところ、水混じりの臭いブローバイオイル(濃口)がドバドバと出てくるじゃありませんか…。
しかも中から黒い塊もゴロゴロと出てきたので、パークリで中身を洗浄しつつ排出しておき、少し綺麗にしました。
暫くそのまま放置して、きちんとタンクの中を乾燥させておきます。
これが普段なにもキャッチしていないと、エアクリ脇に流れてタンクの中で溜まってしまうんだなと思うとゾッとしますね…。
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以前、ABSが無いのであればABSの固定部分にステーを取り付けるのもありですよとアドバイスを頂いていたのを思い出し…
自分でタイヤ脱着できる環境を漸く作れたのでそれもありだなと思って確認してみたところ、どうやらクスコ製のオイルキャッチタンク(汎用)だと排油作業に難がある事が判明。
きっと何か固定するであろう、別の何かを固定する機会があった時の候補として残しておくことに。
その流れで、ふと思いつきました。
「うちのプレオは電動パワステだから、ひょっとしてパワステオイルタンクの固定部分にあるネジ山…これに取り付け出来るんじゃないか…??」
念のため確認してみたところ、取り付け穴は10mm(M6)ボルトが締まったので取り付けが出来そうでした!
ネジ山が既にあるので、フェンダーを外してナットをつける必要が無いのは嬉しい点です。
タンクも大体の位置に置いて閉まるかを確認してみたところ、ぎりぎり頭がボンネットと干渉していなかったので大きさもビンゴ。
最終的に、ここへ取り付ける事にしました。
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今回新たに購入したのがこちら。
上の小さめなL字ステーは、パワステオイルのタンクを固定するネジ穴に固定するステンレスのステーです。
今まで使用していたステーが同シリーズのNo.17でしたが、こちらはNo.16です。
下は、タンクがステーと干渉するのに必要な距離分を設ける&位置合わせの為に使いました。
こちらは2つ購入。
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試行錯誤して組み合わせていった結果、とりあえずこんな感じになりました!
新たに購入した小さめなL字ステーを取り付け、更にそのステーから手前側に向けた長めのL字ステーを固定し、タンクの位置に微調整するための短めのステーを2本固定した組み合わせです。
大きめのL字ステーは、これまで既にステーを固定する際に使用していたM6のL字ステーを再利用し、青色の汎用ステーの穴向きに合わせつつボディと固定しているL字ステーとの干渉を回避しました。
同時に問題になっていたのが、ボディ側に固定したボルトとL字ステーを固定をする際に使う上下で締めるボルトとナットが、フランジボルトとフランジナットだと干渉してしまう問題。
これは既にステーを固定する際に使用していた、頭の厚みが薄いM6の六角ボルトをそのまま転用する事で干渉は回避しました。
更に、再利用したL字ステーから青色の汎用ステーを固定しようとすると、青色ステーとタンクを固定しているフランジボルトが排油時に緩める事が出来なくなる問題。
先程の新たに購入したステーにて述べた通り、距離分を設けることにして解決しました。
まずは、ボンネットやタワーバー含めアッパーマウント等との干渉を回避しそうな位置を確認。
再利用したL字ステーから50~60mm程度離れている位置という事が分かったので、L字ステー固定位置から穴位置がズレないであろう縦20mm・横50mmのM6ステーを2本購入して固定しました。
ちなみに若干の高さのズレがありましたが、やや右肩上がりで角度を均等に合わせて青色ステーと固定する事でこれも解決しています。
付属していたM6×20mmのフランジボルト及びM6ナットは青色の汎用ステー側に、追加で購入したM6×20mmのフランジボルト及びM6ナットはL字ステー側に固定。
キャッチタンクを青色ステーと固定するM6フランジボルトはボックスレンチが入らない位置にあるので、小型のメガネラチェットを逆さ向きにして使うしかないのはデメリットです。
これは今回の妥協点です。
という訳で、新たなオイルキャッチタンクの固定ステーが完成しました!
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まずはトヨリングホース(TG-1540)をタンク側に取り付け、その次に異径I型ニップルの14mm側を取り付け、最後に反対側の12mmの口へトヨリングホース(TG-1230)を取り付けます。
トヨリングホースは復元性が高く、折れ・つぶれに強い工業用ホースです。
しかし、欠点として柔軟性には欠けるので、装着には力がかなり必要で苦労しました。
一番良いのは、一旦ドライヤーやヒートガン等で温めて柔らかくしてから取り付ける方法。(※火傷には注意)
トヨリングホース(TG-1230)に関しては、一旦エンジン側とエアサージタンク側をそのまま直接繋げてエンジンかけて内側から温めて柔らかくする方法もあります。
本当に固いので、トヨリングホースを使う場合は温めて解すのを推奨します。
ホースバンドは、以前から使用していたホースバンドを使いました。
かつてI型ニップルを固定(見た目だけ)していた手締めクランプを今回はタンク側に使用。
漏れがあった時の確認がし易いようにニップル側と入れ替えました。
【 日之出化成『手締めクランプ』(TC-25) 】
適用範囲: 16~25mm
88円(税込96円)
ホースバンドにてエンジンルームに固定する作業は、②へ続きます。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3046310/car/2673477/6465669/note.aspx
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