サウンドプロセッサーDEQ-1000A　操作アプリSoundTuneの轟サウンドや音場エフェクト

サウンドプロセッサーDEQ-1000A　操作アプリSoundTuneの轟サウンド・残響付与について
先日　サウンドプロセッサーのDEQー1000Aのセッティング作業を操作アプリSoundTuneで行っていた時の事です。
効果確認のため轟サウンドを利用した際、ツイーターにボイスコイルの底突きの様な異音が発生しました。
最初は何が起きたかわからなかったのですが、時折鳴るツイーターからの異音に思わずボリュームを下げました。
少しずつ音量を上げてみると、低音の音圧が上がるタイミングでツイーターが異音を出すことに気づきました。
セッティングのミスかと、いろいろ設定を見なおして轟サウンドをOFFにしたところ、異音はなくなりました。

デジタルクロスオーバーでツイーターへの伝送信号は2.5khz　-12db/oct　以下でカットしていたはずなので、
この現象は不可解でした。ツイーターを底突きさせるほどの入力が入るわけないはずです。（画像はクロスポイント2khzです）
ですが、実際に起きたこの現象を再現しようとすると、そのローカットフィルターを無効にするくらい、信号
ブーストがかかっていたと思うほかないようです。

たまたま、私のツイーターは壊れませんでしたが、繊細なユニットなら焼けてしまったかもしれません。本当にご注意を。
この轟サウンドや残響付与に関しては、このアプリから削除できるオプションはないのでしょうか。
それとも、このアプリはナビ用の一部機能を切り出して構築したものなので同じプログラム領域にある、エフェクトツール
などを排除できなかったのでしょうか。

少なくともこの単体デジタルプロセッサーDEQ-1000Aを購入検討しているユーザーは、ヘッドユニットごと変えられるお客様ではありません。
プロセッサー機能付きナビのユーザーとも違い、ハデハデなエフェクトを求めている可能性は皆無と存じます。

DEQ-1000Aは価格としても廉価ではありますし、構成されたハードウエア要素は既存の部品の組み合わせではありますが、
この機械の目指す志は十分に高いものと思います。
「轟サウンドや残響付与をアプリに入れる」判断は、この製品の志が正しく製品に反映されていないと残念でなりません。

会社としても今苦しいところで、売り上げに貢献しないアプリのクオリティアップは望み薄いかもしれませんが、この分野には
今までパイオニアを売ってくれていたSHOPがインストール、カスタマイズ、チューニングなど商売を続けられるための仕掛け
がまだまだ残っていると思います。

ディスプレイオーディオが車両標準になるこれ以降、今までのノウハウを活かせるのは追加プロセッサーだと思います。
ぜひラインアップ構築を希望します。がんばれパイオニア