下側エンジンマウント交換

先日購入した互換エンジンマウントが取り付け可能かどうかを検証します。

ウマをかけるかスロープに乗り上げ作業スペースの確保を行ってからジャッキでエンジンを少し持ち上げます。
この際ジャッキをかけるポイントは、下側エンジンマウントの取り付けステーの真横、エンジンブロックとCVTの接合面付近にかけました。
（画像撮りましたが上手く撮れてなかった…）

この際破損を防止する為、適度なサイズの厚めの木材やゴムシート（どちらも2～3cm以上がベター）などをジャッキとエンジンブロックの間に挟んでください。
※当て板は複数枚を重ね合わせたり極力しないでください。（合わせるなら大きなサイズの物を下に）ジャッキを上げる際にズレて落下する危険性が高くなります。


ブロック側に付いているステーの二本のボルトと、サスペンションメンバー側のボルトを外します。
この際にボルトが抜けにくい、入れにくい場合はジャッキを上げ下げしてエンジン位置が適切な位置になるように調整してください。
適切な位置にエンジンが収まっているならスムーズにボルトの抜き差しができるはずです。

また、サスペンションメンバーにあるジャッキアップポイントにジャッキを当てていると下側のエンジンマウント自体がサスペンションメンバーから抜けないので注意です。

ボルトを全て抜いたらマウントはエンジン側へ引っ張り出せます。

純正と互換品を比較。
ボルト穴径、マウント基部厚み、ボルト間の長さは純正品番と同じ。
サスペンションメンバー側のブッシュ形状が異なります。
純正は左右方向への動きを抑制するような形状で
互換品は前後方向の動きをより抑制するような形状に見えます。
お疲れ気味の10年目の車両なのでブッシュ類は硬化とヒビが多数あったのでとりあえず互換品に交換。

後は逆順で戻して各ボルトをトルクレンチで108Nmで締め付ければ交換完了です。

試走したところ別段問題は出ませんでした。
もうしばらくは検証が必要かもしれませんが、互換品番（さらに互換パーツ）でも走行時における違和感は全く感じませんでした。

個人的には安価な別モデル向けマウントも使って問題ないかなと。
ていうか、この流用を見つけたロシア人にありがとうです(笑)

ただこの流用、ディーラーとか街の整備工場だと嫌がられるかもですが(笑)

今回使用した工具
スロープ
フロアジャッキ
トルクレンチ
電動インパクトレンチ
18ｍｍ、21mmのコマ（インパクト用）