今年も娘と登山をしてきました。
天気がいまいちで、すばらしい景色は一切ありません。
それに、今回もやたらと同じような写真が多く、娘の後姿ばかりですが、お時間がありましたらお付き合いください。
娘の同級生が家族で富士山を登ったということから、お父さん(私)と一緒に富士山を登ろうということで(勝手に目標を立てた私)一ヶ月前からどこか娘が喜びそうな場所を探しておりました。
そして娘にはゴアテックスのカッパとハイキングシューズを用意し、先日の軽井沢やユニクロで娘のイメージの山ガールの服装を用意したのです。(娘は全く先入観はありません、見て驚かないでください。)
ぎんがめさんや
やんしーさんのブログで見た乗鞍岳と
やんしーさんが最近登った北横岳にめぼしをつけておきました。
それに前日は天気が良くて黒ノ介さんが奥さんと登っていました。
そして、今回はこちらの登山SNSを使って登山計画書を書いてみました。(今回は天気次第ということで、乗鞍岳と北横岳を作りました)
ヤマレコ
ここは他の人の過去の登山計画書を再利用できるので参考になり、簡単に製作できます。
また作ったらメールでそのまま警察に提出もできる優れものです。
でもここに嵌ると みんカラやらなくなりそう(::
前日の19日のほうが天気よかったのですが・・・
私と娘のシューズ!
娘の希望でハイキングシューズの黒い紐がピンク色に変わっています(^-^
大きいのは長女のザックですが今回も借りて登ります。
ストックは使わないと思いますが、ツェルトの柱という意味で持っていきます。
もちろん娘はかわいいリュックにピンクの熊さんが付いています。(笑)
やっと娘との登山の日がやってきました。
でも今日は朝からパラパラしていてあまり天気がよくありません(::
それでもネットで調べて雨は降らない様子なので、予定の2時間遅れで9時ごろ家を出発しました。
いつもの峠まで来ましたが、娘が突然腹痛を訴えます(@@
え~ここまで楽しみにしていたのに、登れなくなりそうです(::
娘がトイレでがんばっている間、私はバイクなど眺めています。
カワサキZZR1400GTRニンジャ
これよさそう(^-^ )(のんきな父親です)
展望台に降りてきて今日の天気を確かめます。
諏訪湖方面
八ヶ岳方面
山々も見えて晴れてはいませんが景色も少しは見れそうです。
今日登る予定の北横岳もしっかり見えますね。
今年は「雨雲を呼ぶ男」を卒業したので(勝手に思っている)雨は大丈夫でしょう!
さすがに娘は元気がありません(::
「登山止めて帰ろうか?」
と問いかけると
「大丈夫!行こうよ!」とうれしい返事が返ってきました(^-^
ここからの八ヶ岳の眺め大好きです。
雲も秋らしくなってきましたね。
これから登ろうとする、ピラタスロープウェイもしっかり確認できました。
ちょっと雲が多そうですが大丈夫そうですね。
あの北横岳目指して出発~!
くねくね道で娘が酔わないか心配です。
乗鞍の話をしたらバスに酔うのでバスでないほうがいいと言われたのを思い出します。
ここからもくねくねなのでゆっくり上がります。
既に11時
三連休もあって天気が悪いのに思った以上に観光客がいました。
S-2000のTRGでもあったのでしょうか?
今頃は皆で坪庭回っているのだろうか?
予定より30分以上遅れていますが、そんなに時間がかかる登山でもないので大丈夫です。
それに日も差してきて暖かくなってきました。
娘は私がつけたピンクの紐の白い帽子をかぶり、
スキーでよく来ているので場所を知っているのか先に歩いていきました。
丁度今出発したらしく20分ほど待たされそうです。
今回は
割引券があったので通常大人往復1800円にところ1620円、子供は900円のところ810円で済みました。
10分後に臨時便が出たので乗り込み、一気に2237mまで上がっていきます。(標高差460m)
ちょうど中間地点ですれ違います。
段々上がってくるとなんか雲が発生します(::
縞枯れ現象が見られてきました。
さすが100人定員だとゴンドラも大きいですね(@@
ゴンドラ駅から降りてすぐのところにこんな標識があるので、娘を撮ります。
こんなスカートをはいた山ガール見たことないですよね(^-^
ここまで来ると気温も17℃と一気に寒くなってきました。
先ず上着を一枚はおり、少しおなかがすいたので、登る前にコンビニで買ったお結びを一個ずつ食べました。
それに観光客のほとんどはこの坪庭を一周して、満足して帰って行きます。
娘は車に乗って気持ち悪くなったのでちょっと心配ですね。
それでもミニスカの姉さんが気に入ったのか、先に歩いて行ってしまいます。(それは私か(自爆)
お~ここを上がっていくのですね。
上がったところの展望が期待できます。
観光客用に坪庭の道は木道で歩きやすくなっています。
この階段を見てハイヒールの方はUターンしていきました。
坪庭は基本一通なのですが、守らない方が多かったですね。(標識が特にあるわけでもないので)
階段の途中で振り返って駅の方を見ています。
7月ぐらいは高山植物も映えて華やかなようですが、今は何も咲いていませんでした。それに紅葉のなく今が一番さみしい時期でしょうか。
登るにつれて、晴れてきて段々あたたかくなってきました。
さすが八ヶ岳、上の方は岩がごつごつ、整備されていなければ
蓼科山の頂上のように歩きにくそうですね。
すると間もなく登山道の標識が現れます。
娘は60分の案内で少し笑顔を見せました。
でもたった60分で登れてしまうのですね。
60分程度なら天気の心配もなさそうですね。
山々には縞枯れ現象がはっきり見えてきました。
研究者がいろいろ調べているのですがなぜこんな状態に、縞々に木が枯れるかわかっていないそうです。
それにこの縞々100年ごとに場所が入れ替わっていくのだそうです。
皆さんは
どんな理由でこんな現象が起きると思われますか?
やっぱ将棋倒しなのでしょうか?
娘は元気なのか平坦なので快調に進んでいきます。
それでも私が写真を撮って遅れるとちゃんと待っていてくれました。
坪庭が終わり林の中に入ってきました。
やっと登山道らしく、石も多くなり歩きにくくなってきました。
娘は石の上を楽しむかのようにスキップしながら進んでいきます。
ここで急な斜面が私たちを襲いました。
そして急にピッチが遅くなるとともに、他の登山者にどんどん抜かれていきます。
どうやら娘はまだ調子がまるいようです(::
休もうか?と声をかけると、娘は暑いと言って上着を脱ぎ、とうとう座りこんで気持ち悪いと言い出しました(@@
5分ほど休んで、水分補給させます。
坪庭、駅を振り返ったところ。
結構上がってきたのがわかります。
坪庭と違って、登山道と書いてあるだけのことはあり、すれ違う人は皆登山の格好をしていました。
それに私たちのように子供連れが多いのが印象に残りました。
娘は大丈夫と言って歩き出しました。
でも5分ほど歩いてまたしゃがみこんでしまいました。
昼前の腹痛とどうやら車に酔ってしまい、無理して登ってきたようです。
「引き返そうか?」と声をかけると
「大丈夫、ちょっと休めば大丈夫」と私を気遣ってくれています。
この時は少し休んで帰ろうと思っていました。
段々天気を悪くなってきたし、ここで雨でも降られたら泣きっ面に蜂になりそうですね。
ん~今年は「雨雲を呼ぶ男」卒業したはずなのに~(勝手の思っている私)
娘の後ろに映っているお父さんは小さい子を背負って降りてきました。
それを見た娘は急に「行くよ!パパ!」と言って歩き出しました。
娘が先頭だと歩くピッチが速すぎると思い、ここから私が先頭でゆっくり歩きだします。
石が多く歩きにくいですが、それなりに整備され浮き石もなく安心して登って行けます。
三つ岳への分岐まで来ました。
ここまでくればもう急斜面は終わりなので大丈夫でしょう。
体調が悪いのに娘もがんばりました。
ここの大きな石に登ると三ツ岳が見えます。
本当に岩の集まりの山なんですね。
ここから50分ほどなので頂上の人も確認できました。
縦走組でしょうか、大きなザックをしょった団体さんが下りてきました。
かなり年配の方々でしたが、山ガールっぽい恰好をして男性もおしゃれな感じでした。
5分前に着たカッパを脱ぐぞ~なんて言っています。
もしかして上は雨が降っているのでしょうか?
また娘が座り込んでしまいました(::
もうすぐ山小屋があるからと言って娘を励まします。
その時撮った写真ですが、まだまだ紅葉はこれからですね。
そして北横岳ヒュッテが見えてきました。
標準タイム50分を90分もかかり上がってきました。
娘リクエストで昼食にカップラーメンを用意してきましたが、まだ気持ち悪いので食べたくないようです。
ここで10分ほど休んで娘の回復を待ちます。
右に映っている家族は5歳ぐらいの娘さんと8歳ぐらいの息子さんを連れて家族で登ってきたようです。
さすがお子さんを連れてくるだけあって、登りなれた服装で、奥さんは山ガールっぽくオシャレでした。
山小屋から出てきた人を見てびっくり(@@
お母さんが一歳ぐらいの子供を背負い、3歳ぐらいのお子さんをお父さんが背負っているではありませんか。
スキーもそうですが、今は子供が大きくなるまで待つのではなく、一緒に連れてきてしまうのですね!
まあ60分で着く北横岳ならではでしょうか。
北横岳の入り口を覗きます。
球形で中に入ると一人200円取られるそうですが、寒い時はここで温まりたいですね。
丁度温度計があるので見てみると14℃ちょっと寒いですが登山にはちょうどいい気温ですよね。(風、雨がない条件ですが)
ここまで来ると売っているものも高くなっちゃいますね。
でもこれって何が置いてあるかわかりやすい。
ヒュッテから右に降りると七つ池があります。
帰りにこちらも寄って行こうと思っています。(5分ほどで行けます)
娘も笑顔が戻ってきたので、10分ほどで到着する頂上へ向かいます。
ここから急に荒れた感jの道になっているようです。
ここで薄めですが、薄いピンクの手袋を娘にはめさせます。
農作業用の薄い手袋ですが、まだ暑いと思って薄めを用意してきました。
ちょっと急な斜面だったので、娘がまた座り込んでしまいました。
(振り返って撮っています)
すると先ほどのお母さん、頂上へ行って帰ってきたのか、一人で降りてきました。
転んだりしませんように(祈)
それでも何とか娘もがんばって北横岳の前岳(2471.6m)に到着し
笑顔とピースでカメラに向かってくれました。
雲も多くなり遠くの展望がありません(::
それでも雨が降らないだけ助かっている感じです。
ここからビーナスラインが見れるのでしょうね(残念)
縞枯れ現象をマジかで見られました。
本当にどうしてこんなに枯れてしまうのでしょうね。
下には幼木が生え始めている感じでした。
あちらが本当の北横岳ですよね。
すぐなのであちらに行ってカップラーメンを食べようと思います。
目標物が目の前にあるのか、カップラーメンに力が出たのか、娘はすたこら頂上に向かいます。
このあたりは風が強かったですが、一年中風が強そうですね。
娘はもう頂上に登り早く来いと手招きしていました。
お~誰もいない頂上です!
娘と二人で独占ですね(^-^
二人で三角点にタッチ(^-^
すると娘が「さんかくてんって?」と聞いてきます。
測量して・・・
点の記って言って・・・娘にはわからないだろうし・・・「山の高さを正確に測る石だよ」と説明すると。
「石が?」と不思議がっています。
私の国語力では説明がうまくできませんでした。
そしてこのシーンです!
娘は下から上がってくる霧を見て手を広げます。
「わーい!雲に触れた~!」
と大喜びしています。
下山後、「天気が悪かったけどどうだった?」と感想を聞いてみると
「楽しかったよ~だって初めて雲に触ったんだよ!」
具合が悪くてしんどい思いをさせてしまったと思っていましたが、このシーンが撮れて本当に良かったと思う一枚です(^-^
上がってきた人にツーショット撮ってもらいました(^-^
昨年登った蓼科山の頂上にも人が確認できました。
頂上には家族連れが訪れていました。
あっという間に雲で蓼科山が隠れちゃいました。
風が強いので風のないところまで移動してやっと昼食にします。
今回は娘のリクエストでカップラーメンを用意しました。
そのために用意した携帯コンロとチタン鍋、またすぐにお湯が用意できるようにお湯も用意しました。
携帯コンロのバーナーはこんなに小さいのです。
小さすぎて着火機能がないのでライターでつけなければならないのが難点でしょうか。
組み立てて小さいボンベをつけたところ。
ボンベも鍋に入るように一回り小さいので手で持てる大きさです。
お湯からだとすぐに沸きました。
このカップラーメンは一個につき約250ccいるので足りない分はミネラルウォーターを沸かします。
夢にまで見た頂上で娘とカップラーメン(^-^
食べていると先ほどの家族が到着しました。
天気が悪く展望も良くありませんが、あちらの家族も楽しそうにはしゃいでいました。
お母さんはジャンバーを着て寒さ対策もばっちりですね。
というのも今の気温は11℃とかなり寒く、頂上なのでそれなりに風も強いからです。
目の前の蓼科山は完全に雲の中です(::
前方の前岳でさえ見えなくなってきたので降りる用意をします。
最後に頂上で記念撮影をして降りはじめました。
カップラーメンのせいか、同じ道を帰るだけと言ったら娘は元気に歩きだしました。
山の向こうは真っ白ですね(::
天気も悪いし寒いので休まずどんどん降りて行きます。
娘は走るようにして降りて行きます。
見失うほどではありませんが山小屋の前で待っていてくれました。
先ほど14℃あったのが12.5℃と天候に合わせどんどん気温が下がって行きます。
先ほど分岐点が示してあった七つ池の方に降りてきました。
静かな池でした。
池の周りにもみじが生えていたので紅葉の時は奇麗なんでしょうね。
水の池は赤くなっていました。娘がどうしてと聞くので、たぶん鉄分が多くて・・・赤サビみたいなものが沈殿・・・赤錆びの池だよというと何とか納得していました。
登山道が地図上にはあったので、昔はこのあたりも一周できたのでしょうが今はふたつの池しか見れないようになっていました。
大きな石
北横岳ヒュッテに戻り娘は便所に行きました。
有料で100円を入れるようになっていて、帰ってくるなり「すごかった~拭いた紙を入れるとこがありそれがすごくて(::」と言っていました。
下りはスイスイ降りて行きます。
それでも階段は慎重ですね。
娘のスピードについていけなくなってきました(::
なんとか雨は降らずに降りられそうです。
走りながらだと危ないぞ~
お~い走るな~待ってくれ~
縞枯れを目の前に見ることができます。
本当に不思議な現象ですね。
あれ?もうあんなところを歩いている(@@
望遠で何とか姿は確認できるのでそのまま追いかけていきます。
坪庭まで降りてきました。
娘の姿が見えないのでちょっと心配です。
分岐点のところで待っていてくれました。
一方通行なので右回りで坪庭を回って行きます。
あと15分で着くのですね(^-^
人気がなくなってきた坪庭をすたすたと進んでいきます。
雨は大丈夫そうですが霧が凄くなってきました。
第三休憩所まで来ました。
あれ?ここでも残り15分ですか?
すると、縞枯山荘まで5分とあるので駅とは反対ですが行ってみることにします。(3時ごろ)
縞枯山荘が見えてきました。
ここまで木道が整備されていて歩きやすかったです。
ちょっとした湿原になっているのですね。
冬はここで
歩くスキーが体験できるみたいですよ。
今年の冬は
ここまで来て歩くのもいいですよね(^-^
暖かいお茶でもと思いましたが、もう閉店になっていました(::
誰もいない木道を引き返します。
ここで私がふらつき始めました。
なんかまっすぐ木道を歩けないのです(::
今朝調子悪かったので下りで娘のスピードについていこうとしてちょっと無理をしてしまいました。
それでもゆっくり歩いて駅まで来ました。
そういえば後ろ姿の写真を撮ってもらうのを忘れていたので、娘にデジイチを渡し撮ってもらうことに。
山頂の方が臨場感あってよかったかな(^-^
娘は笑いながら「その足は何の意味があるの?」と言ってきます。
私は「裕次郎みたいにかっこよくさ!」と答えると流されました(笑)
到着した時は混んでいてできなかったキツツキをして
駅舎に入ります。
ロープウェイを待つ間売店で暖かいココアで体を温めます。
間もなく案内があり乗車口に行くとそれでもこれだけの人が乗るみたいです。(3時40分)
最終は16:40分みたいですよ!
まあ乗れなくても一時間かけて歩いて降りれますよ。
午前中は若い女性でしたが、スーツを着た乗務員さんが待っていてくれました。
どうも寒いと思ったら上の駅は11.5℃
寒いはずです。
中間地点ですれ違います。
やんしーさんは頂上から確認できた蓼科湖もやっとここで確認できました。
我が家のエスティマちゃんと待っていてくれますね。
降りてくると(標高差460m)気温は14.5℃まで上がりました。
帰りは国道152号線沿いのジェラード店で約束のアイスを食べます(ピッコ)
今回娘と一緒に歩いたコースです。
通常なら3時間程度で歩けるので、ご家族で紅葉の八ヶ岳いかがでしょうか?