ADDZEST APA4200のオーバーホール(その2・電源基板編)

必要な工具:はんだごて、はんだ吸い取り線、ニッパ、ラジオペンチ
必要な資材:はんだ、IPA
所要時間(この工程のみ):2時間程度

前回からの続きです。
分解したらケミコンの交換に進みます。
電源側は手を付けられるのはケミコンくらいと思います。あと、頑張るなら基板間のジャンパー線を太くしたり、太いパターンにジャンパー線を追加してもいいかもしれません。

まだまだここは序の口です。さくさくやりましょう。
なお、ここでは作業のTipsや小ネタなどを主に掲載し、好みの問題が大きい素子選びについては特に触れません。
なお、すべては自己責任でお願いします。
千葉方面の某女史によれば、ちょっとヘマるとすぐ煙出るそうです

この部分の制限高さは45mmです。この範囲内でお好みの素子をどうぞ。
径は18mmくらいまでなら大丈夫。
制限の中でできるだけおっきいのをいきましょう。立ち上がりのために裏からチップタイプのフィルムコン(PMLCAPとか)をパラってみるのもいいかもしれません

外した電源側ケミコン。地球マーク時代の三洋電機製とか、懐かしすぎて泣けます。

選んだ素子によって隣と干渉してしまう場合はこんな風に足を折って逃がします。電源基板はまだ隙間も多いですが、増幅側の基板をやるときには多用することになります
(やるときはくれぐれもショートさせないようご注意ください。特に隣のジャンパー線など)

この辺の小さいケミコンは隙間もいっぱいありますので、特別なことは必要ないでしょう。方向だけ間違えないように注意

これにて電源基板は完成…ということにしときましょう💦
電源は一次側にニッケミKZN(電源平滑用ケミコンの最上位品。低ESR、高リップル品)の10000μF16Vを2発、二次側は同じくニッケミKZNの4700μF35Vを4発使いました。
その他はニチコンのMUSE KZでまとめています。全体に贅沢な構成にしてみました。
あと、入力そばのダイオードは仕様がよくわからないのでそのままにしました。できればこれも低VfなSBDにしたいところですが怖いので手を出さないことにします