ひろっぱのブログ一覧

ニュースでは、まだ、色々と言われているようですが、実際のヤンゴンでは以前の生活に戻りつつあります。昼間は一部の地域を除いては安全な状態になっています。また、都市間の移動も一部の地域を除いては問題ない状況になってきました。色々とこの3ヶ月間はありましたが、なんとか今の状況に戻ってくれたことにホッとしています。


ということで、今の時期からというとミャンマーではマンゴーの最盛期に入って参ります。当社事務所の敷地内にはマンゴーの大きな木が5本ほどありまして、当社にあるマンゴーの種類では、かなりの数のマンゴーの実がボトボトと落ちてくるんです。自然って凄いですね。自分で間引きするんですよ。


爪のついた特製の籠を棒の先に付けてのマンゴーの収穫。（笑）


脚立を使っての木の下の方のマンゴーの収穫。


日本では、結構、値が張るマンゴーですが、こちらでは1個15円～。熟して黄色くなった奴でも1個40円ぐらいでしょうか。（笑）　完熟で最高級でも300円ぐらい？日本では1万円とかすのもあるよ！というと、めちゃ、ミャンマー人は驚きますが。。。大笑


大型バケツ3杯分ぐらいとってみたものの、1/10ぐらいとれたのか？っていうぐらい豊作。昨年は大豊作だったので今年は裏年なんで少ないはずなんですが。。。（笑）

明日もマンゴー狩り大会。獲ったマンゴーはスタッフ全員に強制的にお持ち帰りです。（笑）
売るもよし、近所に配るもよし。好きにしろ！って感じですかね。爆

あ、ちなみに、ミャンマーではこの緑の時から食べます。酸っぱいです。固いです。

まあ、自分たちが食べる分はちゃんと完熟マンゴーになってから収穫します。まあ、それでも数個しか食べませんが。。。もうすぐカバーをかけないといけませんね。鳥さん達も狙ってますから。（笑）

昨日夕方、この辺りではあまり見かけないボロボロの服、ボロボロの自転車を やせ細った15歳ぐらいの少年が事務所の横の道でゴソゴソとなにやらしてた。見てみると自転車が壊れて修理している様だ。でも、なかなか治らない。そりゃ、棒っ切れじゃ無理だよと見るに見かねて修理してあげた。


修理しながら「たみんさーびーびーらー（ご飯食べたか？）」と聞くと「今日は何も食べていない」と言う。そこで、スーパーで貰った大きなビニール袋一杯にマンゴーを入れて彼にプレゼントした。「これ食べろ。そして余ったマンゴーは売ってお金を稼ぎなさい。」と話した。そしたら、庭に落ちている小さなマンゴーをもっと貰えないか？と言って来るではないか。すると、「それを自分が食べて、貰ったやつは売りたい」という。彼は目の前の大きい木になっているのではなく、落ちている小さくて汚れたマンゴーの実を貰えないかと言った時、こんな子達を何とかしてあげたいけど何もできない自分の無力さを嘆くとともに自分の出来る範囲でも何いものかと考えさせられた。

「マンゴーはまだ沢山あるから、また、くればいい！これはあなたが食べる分だ」と大きめのマンゴーをさらに3個ほど千切って渡した。彼は「チェ―ズンテマレー（有難う）」そう言うと笑顔を残して自転車にまたがり颯爽と去って行った。その後ろ姿にこの国の国民の逞しさを感じ、思わず頑張れよ！とつぶやいている自分が居た。

彼らは乞食では無い。大人が若者を乞食にしてはいけない。まあ、私の考えが彼にどれだけ伝わったか解らないが、「乞食になるな！仕事して頑張って夢を掴むんだ！」と。もしかしたら、彼を通して自分自身に言っていたのかもしれない。

そして、こうも思う。

今のような状況が続くと、この様な人たちがどんどん増えていく。「このような人たちをどう援助したらいいのか？こんな話も有っていいんじゃないか」と。彼らにとっては、どっちが勝つか負けるかではなく、今日から先をどうやって生きて行くかが一番大切な事なのだから。わずかばかりの仕事もできず生活できないで苦しんでいる彼らが本当の被害者なのだ。抗議活動を支援する言葉で溢れかえっているが、こんな彼のような人も沢山いることを忘れないでほしい。

早く、今回のこの国での抗争が平和的におさまり、国民全員の笑顔が戻ってくれることを切に願うばかりだ。


※ 後日談　彼がまたやって来た。「マンゴー持って行くか？」と聞いたら、「今日はいらない！」という。すると、先日のマンゴーを買って貰って全部で10000ks（現在は約800円ぐらい）ぐらいになり、それで米を買って母親にプレゼントしたそうだ。満面の笑みを浮かべて売れたと自慢しに来たと言う。「どうみても10000ksは高すぎるだろ。良い人に買って貰ったね？」というと「うん！」と自慢げな顔をしてた。その笑顔を見た時、必ずこの国は大丈夫だ。まだまだこの国は立ち直ることが出来ると私の中で希望から確信に変わった。そして、その後、ヤンゴンを出て親と田舎の方に行くとの事。頑張れよ！と言った時、おじちゃんもね！と言われたときは、思わず涙が出そうになった。「年取ったら涙もろくなるもんだ。」と独り言。

気になる日本人の安易な支援。

最近、クラウドファンディングというのでボランティア支援というのをよく見かけるが、よくよく調べて行って頂きたいと思います。

特に今のM国の国民に対して、実行するのは正当なルートでは実行はできません。

実際、M軍が政権を現在押さえている訳ですから、国民側の過激な人たちに支援となると反逆罪となり、関わっただけで3年の懲役、主催グループは10年以上の懲役、首謀者は30年の懲役、死刑という法律がかなり昔からあります。私は昨年の新型コロナロックダウンからロックダウンに伴い食事もままならなくなった貧困層に対し食料を供給している団体へ現在まで協力していましたが、その許可も止まっている状況です。これは、過激な人たちに支援とならないようにということで特に目を光らせているということで、今までの私たちの実績があっても、皆を止めるのであなたのとこだけOKとは言えないというものです。なんとか渡す方法は軍の人が同行して貰えれば出来るかもしれないという状況です。要は全てチェックするということなんです。ですので、仕事をしない運動をされている方に支援や運動している人に対しては今の政権では反逆罪として捕まります。こっそりやれば解らないだろうと思ってこのシステムを利用すると言う事は当然軍側も見られています。まあ、SNSでこれだけ皆さんがシェアとかしますから見つける方も簡単です。今、どちらが政権を持っていますか？というのを冷静に考えると解ると思います。国民が認めている認めていないとかは関係ないんです。クーデターですから。

今、最近このシステムでM国でよく耳にするのが支援詐欺です。
日本の人々は良かれと思って寄付してますが、悪い日本人と悪い現地の人と協力して出来ないのを解って居ながらやっている人が居ます。お金が欲しいだけです。お気を付けください。怪しいのだらけです。私から見れば。これは大丈夫だろうなと思えるのが少ないのが本音です。

仮に日本側は真面目にやっていたとしても、その資金が過激な人たちの武器を買う資金になったり、酷い場合はM側の実行する予定だった人たちが山分けして終わり！というのも実際に耳にしています。写真はどうとでもとれます。エビデンスなんて簡単に偽造できるという事です。

皆様の温かい心で支援と思って渡したお金が国民の武器と変わり軍との戦闘で多大な死傷者がでます。結果的にその死傷者を助長する支援をしていることになります。米を買って渡してもそれを売却して資金とする為、同じ意味になります。

現在、銀行送金は全てチェックされています。こっそりやれば解らないだろうと思っているほど甘くないってことです。（このブログの書き方がおかしいのはそういう事でもあります。）

実際問題として国民支援のクラウドファンディングは現在の所、軍の許可がないと出来ないということです。違法行為で持ち込む方法がありますが、もともとこういう事をしなければならないお金であると言う事になります。

私がどうしてこれを書いたかというと、日本に実習生などで来ている若い子達がなけなしのお金で寄付をした挙句、騙された！日本人は嘘つき！詐欺師！と言われるのが目に見えているからです。

ですので、よくよく調査して頂きご協力して頂きますようお願い致します。

本来だとこの国では水祭りという1年で最大のイベントがスタートしていたハズ。昨年の新型コロナによる自粛で開催できず、本年も。。。( ﾉД`)ｼｸｼｸ…

ただ、すこしづつ落ち着いてきたように見える。
仕事をしない運動で銀行等の業務停止、公共機関の業務停止状態が続いていたが、仕事しない運動をしている人を解雇し、新たな人員もそろい始めた為、業務再開するところが少しづつ出て来た。

水祭り後から、営業を再開するディーラーもちらほら出てくると思われる。

経済がストップしている今のような状態を続けることは決してこの国の未来につながるものではないと思うのだが。。。

※ 書き方がおかしくて申し訳ありません。出来るだけ色んな検閲に引っかからないように書いてます。解る人だけ解って頂ければよいかと。