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イイね!
2018年03月31日

20年前の今日

20年前の今日  これまで何台かのクルマに乗り継いできたけれど、納車したときというのは鮮明に覚えている。
ただ、何月何日に納車したかまでは、さすがに覚えていないもの。

 しかし、なぜか自分にとって5台目のクルマ、そして人生初の輸入車となったアルファロメオ145のときだけは3月31日に納車したと覚えている。

 前年の12月に契約し、雪が融けた3月31日にめでたくアルファオーナーとなった。
それが1998年のことだから、ちょうど20年前ということになる。

 当時、私は就職して初めての異動となり、翌日の4月1日からは新しい職場に行かなければならなかった。
それまでの職場にある荷物をまとめなくてはならず、
少しだけ走って、大急ぎで荷造り(といっても段ボールに詰めるだけだが)をした。
ようやくその作業が終わったころにはすっかり陽が暮れており、
しかも雪まで降ってきていた。
納車したての145は夏タイヤ、初めてABSの作動を経験しながら恐る恐る自宅まで帰った。

 しかし驚いたのは145の積載量だった。
リアシートを倒せば驚くほどの荷物が詰める。
段ボールに詰めた荷物を見て、クルマに入るかな?と思ったが、全然余裕!
その走りに期待して購入した145だったけれど、
思わぬところで嬉しい誤算といった印象だった。

 145は良いクルマだった。
当時も雑誌などで「イタリア車は壊れる」とよく言われていた。
でも私の145はこれといったトラブルもなく、いつも元気に走ってくれた。
 
 それだけではない。
145は私の人生に多くのプラスをもたらしてくれた。
詳細を書けば私の半生記みたいになってしまうので割愛するが、
このクルマに乗っていなかったら、
今の自分はなかったと断言できる。

 雑誌の取材も数多く受けた。
その都度、貴重な経験をさせてもらった。
大阪オートメッセに出展していただいたことも、忘れられない思い出だ。



こちらは取材を受けた際、自分で獲った1枚。
クルマ1台撮影するのに、プロがどんな取り方をするのか間近で見るのはいつも楽しみだった。

 そのうちサーキットを走るようにもなった。
最初は年に1回ペースだったが、3年目くらいから急に「もっと走りたい」と思うようになり、
家内が実家に残していた145をサーキット専用車に仕立てた。
しかし2007年の開幕直前、練習走行でその145を大破させてしまい、
そのパーツはそっくりそのまま使えるということで
モデファイ145はサーキット145に生まれ変わった。



 今は無き白老カーランドでの走行風景。
ヘッドライトはゴルフⅢ用を加工流用。
白老というコースには、145は割と相性はよかった気がする。



 話は前後してしまうが、本格的にサーキットを走りたいと思うきっかけになったのが
仙台ハイランドで開催された「王様杯」。
このときすでにウイランズのハーネスを入れるなどしていたが、
札幌に戻って来てレカロのSP-Gを衝動買いするほどだった。

 そして、98年に新車で買った145は
07年からサーキット専用車として3シーズンを走った。
しかし4年目のシーズンを迎えた2010年4月、原因不明のエンジン不調に陥った。
元々プラットフォームの老朽化がひどく、工場からも「今シーズンが最後ですよ」と言われていた。
姿カタチはキレイなままだったが、廃車という決断をした。
新車から12年、走行距離約15万キロだった。

 145は新車で買って廃車にするまで乗った初めてのクルマだった。
恐らくもう新車を買うことはないであろうことを考えると、
そういう乗り方をするクルマにはもう出会わないだろう。
ただ、20年経った今思うことは、この当時のアルファロメオというのが、
なんとも言いようのないほど自分の「肌に合っている」感じがしてならない。
だからGTVに乗っても156に乗っても、まるで違和感を感じない。
タイプもエンジンも違うけれど、なんとも言えないフィット感みたいなものを感じる。

 好きなクルマで好きなように走る。
この実にシンプルなスタイルこそ、クルマ趣味の醍醐味なんじゃないだろうか。
しかしみんながみんな、それを実行できるわけじゃない。
そういう意味で、自分は実に幸せなクルマ生活を送っていると思う。

 もちろんその中で、多くの方々に助けていただいている。
その人たちがいなかったら、こんなに長くアルファロメオに乗っていられなかったと思う。

 みなさん、これからもよろしくお願いします!
ブログ一覧 | アルファロメオ145 | 日記
Posted at 2018/03/31 18:19:34

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この記事へのコメント

2018年3月31日 20:23
出たな、怒涛のF周り!
小梅で初めて見た時が忘れられないわ。
流れるサイドマーカーとか(笑)
コメントへの返答
2018年3月31日 20:36
F周りは渾身の作!私の最高傑作です!クルマ専門のカメラマン氏から「こりゃ近代彫刻のレベル」と言われたのは勲章です(^^)
小海・・・懐かしいです!私は監督さんご自身のインパクトが忘れられません(^^)

サイドマーカーは・・・あれ?私のは流れませんでしたが・・・???
2018年3月31日 22:31
こんばんわ。
145時代にHataさんからノーマルのサスペンションをお譲り戴いたのですが、当時の私は色々大変な時期でして、器の小さい私はHataさんに愛想の無い応対をしてしまった事を今でも反省しています。
私も145を新車から147000キロ走り、廃車にしました。
ユーノスロードスターから145に乗換え、通勤・出張も145で向かい、145時代に結婚、倒産、最就職前にメンテナンス仕切れ無いが為の不動で廃車に至りました。私も忘れられないクルマです。今でも「また、いつかは145」を夢見ています。

コメントへの返答
2018年3月31日 22:50
毎度さまです(^^)
そうでしたか・・・すみません、私はそのことを覚えてなくて・・・(^^;
ですからそんな、反省などとんでもないですよ。それより、私と同じく新車から廃車という方が身近にいらしたのにビックリです。思えばそういう人ってけっこういるんですよね。それだけ145というクルマは魅力あるということなんでしょうね。
長く乗ってると人生の一部になってきますよね・・・。どこかの中古車サイトで読んだことがあるのですが「155は比較的程度のよい個体があるが、145はヨレヨレになるまで乗る人が多いので、かえって出物が少ない」とのことでした。
145って「愛されキャラ」なんですかね?
私はチョットでイイからまた運転してみたいです。
2018年3月31日 22:32
20年前・・・少なくともサーキット走行はしてなかった
ですねww

まだ、117クーペに乗ってた頃ですね(^_^;)
割と弄った仕様だったので地味にCR-Xよりお金かかった
思い出がありますww
コメントへの返答
2018年3月31日 22:52
私もちょびっと走っただけですから(^^;

117クーペとはまたツウな選択ですね~!
高校からの友人も117に乗ってまして・・・けっこう色々ありましたね・・・。
でもあのジウジアーロのデザインは素晴らしいですよ!
2018年3月31日 22:42
20年前はEXiVが新車でほぼノーマルだった頃ですね。
サーキットも走ろうなんて微塵も思ってなかったです。
自分もこの20年はEXiVと共にあったな~と感慨深いですね。

コメントへの返答
2018年3月31日 22:55
みなさん20年前となると、色々と思い出があるようですね~。
私もサーキットを全開で走るgood-eyeさんを見て「自分には無理だな」と思った覚えがあります。
でも人間変われば変わるもんです(^^)

これからもEXIVと共にあるのですよ、きっと。
2018年4月1日 0:10
af impで見てました。Hataさんと知り合う前から!
コメントへの返答
2018年4月1日 8:20
それは嬉しいです(^^)当時はまだそれほどネットが発達してなくて、雑誌の情報が頼りという時代でしたね。
2018年4月1日 3:19
こんばんは。
私も小海で拝見した実車の印象が強烈に残っています。
外装ももちろんですが、メーター周りとか、こんなことしてしまう方が居るんだ! と。
今こうして画像を拝見しても、相変わらずカッコよ過ぎです。
コメントへの返答
2018年4月1日 8:23
いらっしゃいませ!
小海で多くの14系ユーザーにお披露目したのもイイ思い出です。
メーター周りも私の渾身の作ですね。あのメーターはレースでも有効なモノでした。
ありがとうございます!
また入れたいな~STACKのメーター(^^)
2018年4月1日 5:09
私も20年前ほどに初めて買った外車が145でした。「納車整備が終わっていないけど少し乗っていいよ」と言われ、初めて運転した時のことを今でも覚えています。145って運転席からボンネットの裏側が少し見えるんですよね。変なところに感心していました。その後ホンダに浮気しましたが、今また中古の145に乗り始めて4年が経ちました。
コメントへの返答
2018年4月1日 8:28
私もソレ、ちょっと関心しちゃいました・・・というかウォッシャーノズルを外に出さない「美学」みたいなものを感じました。これはGTVも156も同様で、そのあたりのイタリアンデザインに感服した次第です。
145はred145さんのように「復帰組」が割と多い車種だと思います。やっぱり145は魅力タップリなクルマなんですよね。
2018年4月1日 6:33
この背景はHSPかな…なんて思ったら当たってましたw
ずっと倶知安一本で、ほぼ浮気もせずHSPを閉鎖の年まで、いや閉鎖のなる原因のレースにも出てたんですよね、昼に帰ったので後で知ったんですけどね・・・

北海道のサーキットは十勝だけになってしまいましたが、必死にHSPだけ攻めていて本当に良かったと今でも思います。良い経験になるコースでした。復活?なんて噂話は何回か聞きましたが、結局はただの噂でしかないんですよね。

なんかまたHSP走りたくなってきました走れないけどw
コメントへの返答
2018年4月1日 8:33
TOP画像はご指摘のようにHSPです。私が初めて走ったサーキットがHSPでした。
あのレース、ジャイアン号さん走ってたんですね・・・。私は翌日、十勝のレースに行く途中ジークの社長さんからお聞きした記憶があります。

HSPは自身の技量を上げるのにイイサーキットだったと思います。一方で札幌から近く、イベントもしやすいという他にはないメリットがありましたね。私も復活を願っている一人です。
クルマにもドライバーにも厳しいコースでしたが、どうにか復活できないものなんですかね~。
2018年4月3日 9:04
衝撃のHata号。小海での衝撃は忘れられません。
その後のモディファイの師匠としていつまでも追いかける存在でした。
頂いたライトカバーは最後まで愛用させてもらいましたよ。

私も何故か145と206だけは納車日覚えています。
145は7月2日。そして何故かBMWも同じ7月2日に。
結納代わりだった206は入籍と同じ2月2日に。
これも何かの縁なのでしょうかね。
コメントへの返答
2018年4月3日 18:20
小林幸子号と美川憲一号でしたね(^^)
ドアミラーも作りましたね~!今でも記録画像は保存してますよ(^^)
同じように好きでモデファイしているひろき号には共感できるものがありましたよ。

何か周辺の出来事とシンクロすると、日付まで覚えているのでしょうね。でもひろきさんの場合、覚えているすべてが2日というのは奇遇ですね~。
2018年4月3日 18:25
私もaf impで拝見させていただき、地元でこんなステキなモディファイする人がいる事に親近感が湧き輸入車の世界に足を踏み入れた者です(^_^)
実家に、そのaf imp保管してます(^_^)
永久保存版ですね!
コメントへの返答
2018年4月3日 18:36
そんなふうに思ってくれた方がいたなんて、嬉しい限りです。今では輸入車というハードルは無いに等しいですが、20年前はさすがに躊躇するところがありましたよね。
af-impは保管されていますか!ありがとうございます!
私も永久保存版で2冊持ってます(^^)
2018年4月18日 19:22
Hataさんの「145史」ダイジェスト、とくと拝見させて頂きましたが、さすが濃いですね!!

不精してBLOGにアップしてないですけど(汗)、昨年、今年と145でイベント参戦していますが、キビキビした動きで楽しく走ってくれており、その魅力は健在です。

正直言って、モアパワーな車両に惹かれる気持ちもあるのですが、いざ走ると「もう少しの間は145で頑張ってみようかなぁ。」などと考え直してみたり・・・。

そんなこんなで、私の145との付き合いも12年になり、156TSとの使い分け(?)にも悩む日々は相変わらずですが(汗)、ある意味、それすらも楽しむ心境の昨今です(笑)

「好きなクルマで好きなように走る。」・・・。Hataさんが以前から述べておられることですが、私も、この言葉を胸に、引き続き悩みつつ(苦笑)も、コツコツ走りたいと考えています。

ところで、以前譲って頂いたLSDですが、145ではなく、悩んだ末に、なぜか(?)156TSに装着しております。Hataさんの「145愛&魂」が注入されたLSDは、ヌヴォラビアンコ156TSに受け継がれております(^^)v
コメントへの返答
2018年4月18日 19:44
クルマ人生の3分の1くらいは145と一緒だったので、必然的に濃いものになっちゃいますね~。

おお~っ!リターンライダーさんの145はお元気そうですね!イベント参加なら、ぜひブログアップして下さい(^^)145って絶対的な速さがないのに、どうしてこんなにも魅力的なんでしょうね・・・?実用性からレーシングな走りまでカバーする、ホントにワイドレンジなクルマなんですよね。

確かに2台持つと、それはそれで悩み多き日々かも知れませんが、似て非なる145と156というのは、ある意味最高の贅沢ですよ。
経年劣化でどうしても手放さなくてはならない日は必ず来るわけですから、今しばらくは145と156のクルマ生活というのもイイんじゃないでしょうか?

私が見てきた中での話ですが、アルファオーナーって二つに分かれると思っています。ひとつは手放してまったく違うタイプ(ドイツ車や国産車)に乗り換える人。もうひとつは手放して他のクルマに乗ったけれどやっぱりアルファに戻る人。リターンライダーさんは後者のほうだと思うんですけどね~。

LSDは元気に活躍しているようですね!よかったよかった!あれはWPCプレート仕様ですから、普段乗りにもイイと思います。冬道を走るとLSDが欲しくなっちゃいます(^^;
2018年4月22日 1:11
もう20年になるんですね。
Hataさんと出会ってからもそれに近い年数で・・・
北区のオートバックスで店員さんに、これと同じ型のクルマで凄いモディファイしてるヒトが居るよと、教えられたのを思い出します。
この間に私も、研修医時代から、第一子出産、引っ越し、就職、転職、引っ越し、第二子出産、家を建てたりといろいろありました。とくに子供達が生まれた前後はいろいろと辛い時期だったり145は自分の人生そのもの(?)みたいなものです。Hataさんから頂いた運転席は、未だに使ってますよ~
コメントへの返答
2018年4月22日 2:16
そうなんですよ。
北区のオートバックス?当時は北のほうに住んでいましたからね~。思えば「ファクトリーお猿」があったから、145に乗り続けられたかも知れません。お猿さんに感謝です。
20年という時間は、人ひとりの人生を大きく変えるのに充分な時間なのかも知れませんね。誰しも20年という年月を振り返ったとき、必ず人生の転機だった時期があると思いますね。そういうとき、そばにあったクルマはやはり忘れられないですね。
おお~っ!あの運転席!まだ使ってるのですか!?そりゃスゴイ!でもそろそろクッションが老朽化していませんかね。

プロフィール

「@ぼうんのう さん、バッテリーとエアコンまでやれば、走り出してすぐに効果を体感できますよ(^^)」
何シテル?   06/04 11:05
アルファ156 2.5V6で走ってます。 家内用にGTV3.0V6。
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