2020年型カローラG-X ガソリン車1800cc
ネットでもマスコミでもトヨタの力作と非常に評価が高いが・・・
3日間わずか40㎞しか走ってません。
①操舵感
やはりというか、国産車、特にトヨタ車の一番残念な点。一言でいえばカート的操舵感。ほとんど私のKと変わらんやん。タイヤがまっすぐ前を向いているのか少しどちらかに向いているのか、ハンドルを持っていてもわからない。ゴルフ場のカート、遊園地のゴーカート、倉庫のフォークリフト、ひょっとしてトラクター、みんなセンターが感じられず、タイヤがどこを向いているかわからない。動き出して少し走ったところでようやくタイヤの向きが車の進行方向からわかる。そしてハンドルを回すと急にスパッと曲がる。切れがいい、ともいえるが。街中を低速で走る分にはまだしも、高速道路では怖くて相当気を使うだろう。ちゃんと道の真ん中に車体が乗っているか、白線と車体の動きを絶えず確認しながら走るのは疲れるだろう。ドイツ車だとこのあたりの情報がハンドルから伝わってくるのでハンドルを持っているだけでまっすぐ走れるし、カーブに差し掛かれば白線の位置を気にかけなくても手の感覚だけで回り具合がわかるのだが。
②乗り心地、静粛性、エンジンパワー
大きな車なので振動は少ない、と言いたいところだが細かな凹凸をよく拾う印象。エンジン音やエンジンの振動は十分に抑えられている。でも昔乗ってたベンツC240(4気筒)には及ばない。それにしてもロードノイズがとても気になる。このロードノイズ、多くの人が指摘しているがやはりそんな感じ。タイヤはENASAVE、表面ゴムは柔らかくほとんど新品だった。
何の変哲もないエンジンでパンチはないがパワーとしては十分。燃費を考えないのならハイブリッドは不要。とにかく通常の使用ならなんらパワー不足を感じることはない(私の使い方なら)
③シート
沈み込むようなポジションはファミリーカーとしてはいただけない。すわり心地は不思議。おしりあるいは体がふわりと浮く感じ。ふわふわで落ち着かないとかしっくりこないのではなくて、体への当たりが均等というかマイルドというか。悪いとかいいとかの判断の範疇外。
④CVT
これはとてもよい。エンジンとタイヤが直結したようで、ほとんどフリクションロスが感じられない。これならATは要らない。特にマニュアルモードは、スムーズ、スピーディなシフトチェンジ感が味わえる。VWのDSGマニュアルモードに勝るとも劣らない。
⑤カーナビ/オーディオ(純正)
純正ナビは地図の3D表示ができないようだ。減点。オーディオの音は意外とよい。低音がよく出ており音の輪郭も悪くない。
(まとめ)慣れていないせいもあるが、でかくて扱いにくい。eyeポイントが低いのが一因かも。でも室内は狭苦しい。いたるところにコストダウンがみられる。間欠ワイパーの間欠度が調整できない、アイストの省略(これは逆に長所)、内装が簡素というかしょぼいというか。そして樹脂多用。
アリオン、プレミオは対象者がはっきりしていたが、後継となるこのクルマはいったいどんな人が乗るべきなのだろう。
新車は税込みで200万を切る。これはバーゲンプライスに近い。かつてワールドベストセラーカーの座を争っていたゴルフとの比較だが、取得から売却まどのトータルコストは予期せぬ修理費なども含めて、ゴルフの最廉価車と比較しても4割以下に収まるのではないか?コスト重視なら圧倒的にカローラ、その他はゴルフ、だと私は思う。
まだ言いたいことはたくさんあるが今回はこのあたりで。
Posted at 2021/01/29 20:34:14 | |
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