W204 オイルフィルターハウジング交換 DIY⑤ 漏れたハウジングを分解してみた。

交換した漏れたオイルフィルターハウジングを分解してみた。

どこが原因でオイル漏れが発生したのかを確認し何か対策はないかを見る為である。

オイルフィルターハウジングは3パーツに分解できる。

トルクスビス3本を外すとハウジング、水冷オイルクーラー、パッキンと分解出来る。

パッキン部分のみの交換も出来るようである。
その場合のトルクスビスの締め付けトルクは12Nm

オイル漏れの原因としてパッキン不良、ハウジング自体の変形等があるとの事だがそれらも確認していこうと思う。

ハウジング部分のパッキンの状態。

変形も少なく弾力もまだある。

このパッキンの交換は純正では供給がないらしく中華製の物が出回っているようである。

水冷式オイルクーラーに接する側のパッキンの状態。

組上がり時に見えるパッキンの裏側となる。

こちらは若干のパッキンの変形があり弾力も少なくなっている。
しかしここから漏れたとの形跡は見当たらない。

純正品番が刻印されている。
A271 118 40 280

エンジンブロックに接する側のパッキンの状態。

組上がり時に見える側のパッキン。

弾力はまだあるが変形が著しい。
オイル漏れ痕の形跡もある。

赤線部分のパッキンの変形が著しい。
エンジンブロックの熱の影響と思われる。

このパッキン部分の下部にオイル漏れ痕があるにでこの部分からオイル漏れが発生したと思われる。

純正のオイルフィルターハウジングはMAHLE製

純正品番
A271 180 12 10

ハウジングのエンジンブロック接触側の歪みも計測してみたが歪みはないように思われる。

水冷式オイルクーラーもMAHLE製

純正品番
A271 188 03 01

オイルフィルターハウジング自体に歪みは見れなかったのでパッキン部分のみの交換で大丈夫だったのではないかと思う。

だだこのオイルフィルターハウジング交換はインマニ等まで外さないとアクセス出来ない場所に設置されているので作業量が多い。
パッキン部分のみの交換で再度オイル漏れが発生した場合のリスクを考えるとハウジング交換のほうが良いと感じた。
しばらく持てば良いと思うならパッキンのみの交換もありだと思う。

パッキン部分の対策は液体パッキンを併用すれば案外持つかもしれないと感じた。

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