乗用車再編のスズキ、Sクロスとエスクード

どぅりんりです(^^)/

　2021年秋ごろからオーダーストップとなっているスズキのコンパクトSUV「エスクード」。2020年にひっそりと姿を消していた「SX4 Sクロス」。
　日本ではハンガリー工場生産の輸入車として販売されていました。輸入車扱いなので輸入制限台数もあり、ヒットしても困る程度の台数しか登録されていなかった両車ですが、完成度の高いパッケージングと軽量化技術、駆動制御技術「ALL GRIP」によって各国で高い評価を得ていました。

　欧州から先行してデビューしていたことや工場がハンガリーであることが起因して環境性能への対応が急がれた同車は、パワートレンの刷新を受けるとともにフルモデルチェンジを受ける運びとなります。ハンガリーでは政府主導の普及事業によって前年比60%を超えるEV拡大率を達成しており、eモビリティ分野への転換が何よりも進んでいる国の一つです。

　2021年11月25日に世界初公開となったSX-4 Sクロスの後継モデル「Sクロス」は1.4リッターターボエンジンにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドモデルとなります。最高出力129PS、最大トルク235N・m。
　日本導入は2022年初頭になると見られており、1年遅れてストロングハイブリッドモデルが追加される見込みです。

　またプラッットフォームを共用するエスクードは2023年に登場予定でこちらもマイルドハイブリッドとストロングハイブリッドを設定。しかし仕向地によってストロングハイブリッドのみやマイルドハイブリッドのみなど仕様を仕分けると見られています。
　しかし新型になる両車はパワートレンやシャーシだけではなく、9インチディスプレイオーディオやデジタルメーターなどの多くが同じなだけに、どういった作り分けがされるのかが注目ポイントです。


※カーメディア掲載の時期エスクード予想イラスト