お天気も良かったので、
前々から計画していたことを実行に移しました。
「サクラ」「バラ」「バイカモ」「朝の湖」「星空の海」5枚だっと思います。
それらの写真を届けたい人がいたのです。
きょう会えないのならば明日も、明日もダメならば明後日に―
今週いっぱい通い詰めるつもりでいたのです。
予感はあったのですが、今日彼女に会うことが出来、
2階、ちょうど写真展の会場でもあった2階のフロアのいちばん奥のプランターのところに
彼女の姿を見つけました。
『Kさん!』と名を呼ぶと、すぐに私だと気づき、
『どうしたんですか?』と、少し驚いた様子でした。
『いや、Kさんに逢うつもりで来たんですよ!写真をお渡ししたくって…!』と、ワタシ。
持参した5枚の写真を、その場で見てもらい、
『あのフレームに合わせたサイズになっていますから、差し替えてもらえたら・・・・』そういって、
手渡すことが出来たのです・・・
喜んでもらえたようです・・・けれど?
彼女の作業を邪魔しないように、すぐにいとましたんですけれどね。
こうして、恋が始まる―
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てな、訳ないでしょうよ、ったく―。
”K”さん、彼女との出会いは、おととしの夏にまで遡ります。
最初は、あいさつを交わす程度でした。
少し長く会話を交わすようになれたのは、3回目くらいからでしょうかね。
彼女は、三人のお子さんのいる、ワーキング・ママさん。
医療センターに勤務しているのではなくて、
センター内のグリーン・プラントと言ったらいいのでしょうか、
リースなのでしょうか、センター内の各所に置かれている
観葉植物の保守を請け負っている会社のパートさんのようです。
パート勤務は、週に3日間くらいのようです。
その医療センターだけではなくて、
ほかの企業などもきっと担当しているのではないのかなって思います。
明るい感じの良い、とてもステキな女性ですよ。
植物に対しての知識も豊かなようですしね。
いつぞやは「やはり、暖かくなってくると、水分の吸収が活発になってきていて・・・」、
みたいなことを教えてくれたりもしました。
ワタシが写真展に関係しているということを知ってくれていたので、
先々月の写真展開催中にも、顔を合わせたときには、
「観ている方が、写真写しても大丈夫ですかね?なんて聞かれたり、欲しいという方が
いましたよ!」なんてことを話してくれたりもしました。
写真展も最終日に近付いた2月20日頃のことです。
彼女から
「私今度、来るのは来週の水曜日なんですが展示は火曜日で終わっちゃうんですよね・・・
今日、帰る前にちょっと観させていただきますね!」と、そんなふうに言ってもらえたのです。
そんなふとした会話があって、何だか急にスイッチが入ってしまったのでしょう。
つまり、彼女のことが急に気になってしまい、ちょうど持参していた写真とフレームのセットを、
彼女に渡したいと思ったのです。
写真を展示していたフロアでの作業を終えていて、彼女は姿を消しました。
もう、帰ってしまったのかなとも思ったのですが、何か心残りな想いがあり、
彼女の姿を探してみました。
いい加減諦めていたときに、吹き抜けから一階のロビーに目をやると、
大きなプランターのそばで、観葉植物にお水を与えている彼女がいたのです。
大慌てで階段を下りて、小走りに彼女のところまで行き、
「もしよろしければ、コレ写真なんですけれど受け取ってもらえますか?!」。
ちょっと驚いた表情を見せていましたが、
素直に喜んでもらえたようです。
私の方も、うれしい想いでした。
それが、もう、先々月のことになるのです。
大学病院の医療センターで写真展を開かせてもらいましたが、
月の後半には、連日会場に詰めさせてもらっていましたが、
回帰の終盤近くになり、彼女と話す機会がありました。
そのときプレゼントしたのが↓の写真です。
木製の2Lのフレームもそこそこ高級感のあるものでしたから、見映えは悪いくないかと・・・・
2Lサイズの写真立てに鳥海山の麓の滝。
「元滝伏流水」というのですが、そこの写真をセットしてプレゼントしたんです。
正直に白状してしまうと、医療センターの職員の女性と、
もうひとり、来場してもらえると以前から言ってくれていた、
SNSでしか交流のなかった女性なのですが、もしかしたらフレームを持参したその日に
来場してもらえるかも知れないと思っていて、
そのふたりにプレゼントしようと考えていたフレームと写真だったんですね。
2Lのまったく同じフレームは、十数年前にD/C品が安くカメラ店の店頭に並べられていたので、
15点くらいを、一括購入したものなんです。
高級感はあるのではないかと―。
今回の3人の女性へプレゼントしたので、もう家には一枚も残っていません。
友達や、知人に贈った訳ですが、現役で飾ってもらえているモノがどれくらい残っているのか・・・?
Kさんに贈った中に、この↑写真も。 ちょうど時節にはビッタシかと―
フレームの処分については、身辺整理の一環・・・・ということです。
まだまだ、整理がつかないのでアタマが痛いです。
ミニマリスト?
なかなか、ハードルが高くて・・・・・・
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それにしても、やさしさを感じさせるひとは
ひとを惹きつける、目には見えない引力を持っているようですね―
”やさしくなりたい! やさしくなれない・・・・”