先日のサーキット走行では、図らずも残り溝の少ないタイヤで迎えることとなりました。
ライダーとして反省すべき点であり、結果として周りの方に迷惑を掛けず済んだこと、もうやらないと誓いました。
しかしながら得たモノもあります。
それは"タイヤへの理解"です。
初めてバイクに乗った時や、峠を走っていた時(ローリング族ではないですw)、昔からタイヤに頼るような乗り方はしてきませんでした。
それは今も変わらずですが、今回のようにMAXグリップが得られないかもしれない状況で走る機会も多くはありません。
そういう不安が頭にある状態で周回します。
では、どうするのか。
"タイヤの気持ちになって走る"
これです\(^o^)/
馬鹿らしいですが嘘ではなくて、今タイヤがグリップしているのか否か見極めないと安定した周回は刻めません。
そのためには、自分の入力に対してどういう変化が起こっているのか、頭で考え体で感じようとします。
入念に3周ほどタイヤを温め、ペースを上げていきました。
(バンバン抜かれましたが、NEWタイヤではないので抑えました)
少ないとはいってもセンターからバンク初期だけで、ミドルバンクから先は普通の残り溝ですし。
優しくペースを上げていくと、いつもはNEWタイヤなので気にしていませんが、タイヤの"接地感"を感じ取ろうとします。
そうするとブレーキングGがフロントタイヤを押し付けていく感触をより感じます。
見えるっ!
ブレーキング初期はブレーキレバーに指を当て、レバーを引き込み、そのまま強めのブレーキングへ。
荷重が掛かっているのを確認しながらバンクに移行、バンク初期だけグリップ感が薄いですが、そこから先は問題ありません。
立ち上がりにおいても、当てスロットルからの捻りを優しく、食いつきを感じれば徐々にスロットル開け、そこからフルスロットルです。
(なるべくバンク中は開け過ぎない)
シケインの切り返しも素早くしなければ大丈夫。
1本目は様子見で終わりましたが、2本目はそこそこに、3本目は結構いいペースで走りましたが、不安感は当初よりも少なく走れました。
肝心なのはその後です。
通常、走行会直後は感覚が研ぎ澄まされていますが、日常に戻るとすぐに感覚が薄れていきます。
しかし今回は、今でも同じ様な感覚が残っています。
通勤車のアドレスV125Sのタイヤであっても以前よりも情報を感じます。
ですので通勤時のコーナーリングも研ぎ澄まされ、いつもより"安全に速く"走れている気がしますw
今848はNEWタイヤですが、交換当日は滑りやすい皮剥き前なのに軽くパラつく雨天でした。
(どうしても早く交換したかったので)
かなり慎重に行くべきところを、既に結構なグリップを感じていたのです。
あれ、やっぱり以前よりも感覚が違う..。
いつまで感覚をキープ出来るかは分かりませんが、ひとつ"安全に速く"走れるようになってますね。
まだGW休みではないですが、ツーリング楽しみです(^^)
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2024/04/30 07:35:33