タコメータｰリング接着

このメーターガラス下の奥に白い３～４ｍｍ位の切片は、リングとメーター本体との接着剤です。

以下、（　　　）内はのらねこ９６４さん、すすむ＠９６４さんからのアドバイスを受けた後の2011.01.08時の修正点です。
＜　　　＞内は2011.01.10時点で再度修正した部分です。

（接着剤と書きましたが、正しくはメーター本体のフランジ部分です）
＜破断面を全周みてみると薄くなっていたりして厚みが不均一ですので、やはり接着していたものです＞

リングを外してみると、メーター本体の樹脂側とリングとの間の接着剤が剥れたり、途中で断裂しています。

（接着剤の剥れと書いてありますが、正しくはフランジの欠けです）
＜フランジの欠けではなく、やはり接着剤の剥れです＞

古い接着剤の材質を知るために燃焼テストをしてみると、暗黄色の炎で黒煙を上げて燃えます。下からのライター炎を遠ざけると消火、臭いはほのかに甘酢っぽいので、酢酸ビニル系と判断。

（接着剤と書いてありますが、正しくはメーター本体の材質です）
＜接着剤の材質です＞

酢酸ビニル系ならいろいろな接着剤で接着できますが、透明で弾力性が有って屋外にも使えるということで、写真の接着剤を選定。

（後で修理時に外すことを考えると粘着材の使用が妥当です）

後は、ﾀｺﾒｰﾀｰを外して、リングに付着している古い接着剤を剥して接着です。
古い接着剤は、ちょっと太目の針で引き起こしてやると、スカッと剥がれてしまいました。リングに黒色の塗装をしているので相性が悪かったのかも？
（スカッと剥れたと書いてありますが、正しくはフランジの欠片ですので、塗装とかの問題ではありません。但しフランジが
欠けた理由は分りません）

＜やはりスカッと剥れた。フランジの欠片ではなく接着剤です。塗装との相性の問題です＞

接着剤を接着する両面に塗布して2分ほど放置後、押し当てて貼付けます。
（接着するときは、後での修理を考えて全周を接着せず数点を接着する）

はみ出した接着剤を拭取るのは、いつも使っているキャンプ用のホワイトガソリンです。これは安くて塗装を犯さないので油脂拭取りなどにも便利です。

貼付け直後に、ホワイトガソリンをキッチンペーパーに付けて拭取っておきます。

その後、接着部が浮き上がらないように、接着部に力がかかるように重しを乗せて10時間ほど放置してからダッシュボードに組付けます。

（接着剤ではなく、粘着材で固定しておく方がベターです）