トヨタ純正部品 シートヒータ スイッチ (84751-42072)  

運転席側フロントシートヒーターのスイッチです。 (ちなみに助手席側は別品番で 84751-42082 で、これとは別に…次のパーツレビューで紹介しています。)

メーカーは東海理化。

高温側をオンにする “HI” と低温側をオンにする “LO” があり、シーソーみたいに倒す (押す) ことで片方だけがオン、その状態から他方を1度押すことでいったん中立状態となってオフになるようになっています。

夜間光るイルミの色はクリアブルーに光ります。
インジケーターは HI、LO のどちらもオレンジです。

もし、前期の方で同じようにシートヒーター取付を検討される場合、スイッチのイルミ色がグリーンである必要がありますが、その場合は次の品番のどれかを購入してください。 (ちなみに一番下が最新の品番のはずです。) 流用元は全て初代 プリウス PHV (ZVW35) でコネクターも同じです。

84751-47040
84751-47041
84751-47042

また LO 側インジケーターが緑でもよければ…
84751-58030

手持ちの資料が古いのですが…この品番の設定がある車種は…

・2代目オーリス後期の 120T / HYBRID “G パッケージ” (NRE185H,ZWE186)
・SAI 後期の S 以外でメーカーオプションの快適温熱シート (ファブリック)、または G、G “A パッケージ” にメーカーオプション設定のある本革シートを選んだ場合 (AZK10)
・初代 MIRAI (JPD10)

に設定があります。

対応しているコネクターはトヨタ純正品番：90980-12135。ターミナルは矢崎総業 040型III・91TK(共用)/メス端子 (040III-TF)※ が対応します。

※表記はターミナルを購入した auto-eparts での表記です。

スイッチのピンアサインはスイッチの背面からみて、上段左から

5番 (端子なし)
4番 桃 HI 側接点 (シートヒーターの高温側)
3番 黒 B (シートヒーターの電源) ※ IG 電源
2番 赤 LO 側接点 (シートヒーターの低温側)
1番 (端子なし)

下段左から
10番 白地に黒 E (アース) ※インジケーター用
9番 (端子なし)
8番 白地に黒 ILL- ※イルミ用アース
7番 (端子なし)
6番 黄緑 ILL+

となっています。

電気が流れる順番としては、
LO: 3 → 2
HI: 3 → 4

インジケーターはスイッチが押されると、
3 → 押された方のインジケーター用 LED 回路 → 10
と流れているようです。

つまり、インジケーターはシートヒーターの配線上からの分岐で成り立っていて独立した回路であることから、インジケーターが点灯しているからシートヒーターは壊れていないという証明にはなりませんのでご注意ください。実際シートヒーターのコネクターを外したままでもインジケーターは点灯しました。

今回は運転席側シートヒーターを取り付けるときにオン / オフスイッチとして使用しました。

グレードは違えど、もともと同じオーリスの部品ですから何の違和感もありませんし、スイッチとしてはポン付けです。 (所定の位置に取り付ける場合は受け側の切り込みもスイッチの出っ張りと合わさるので本当にポン付けです。)

コネクターも助手席・運転席で異なるため、接続を間違える心配もありません。

可も無く不可も無くですが、それって大事なんですよね～。純正部品だけに信頼感はピカイチなスイッチです。

価格は消費税込 (10%) の価格です。

(オ-979-TGP245)