カルガモなんて飽きるほど見てるのに、この目で見るよりテレビで見ることが多いカルガモのシーンがあります。
それは、親鴨が小鴨を引き連れて隊列を組んで移動するシーン。
よく、皇居のお堀のカルガモが移動する時に、道路の車両を停めて渡らせるシーンがテレビのニュースになったりしますよね。先日は、ニューヨークだったかな、移動中の小鴨が側溝に落ちてしまったのを警察官が救い出したところをニュースで見ました。
そんなシーンを初めてこの目で見ることができました。
昨日、サンコウチョウの巣の近くでサンコウチョウが現れるのを待っていると、松尾池のお仲間の方から、「上の池で、今日にもカルガモがヒナを連れて池を出るよ。」と教えてもらいました。
上の池ってのは、サンコウチョウがよく飛び込む、流れを堰き止めた小さな池です。
なかなかサンコウチョウが現れてくれないので、離れてる間に来るんじゃないかと不安ではありましたが、池に行ってみることに。これが正解でした。
池のほぼ中央にある石に生えた草むらの中が一家のねぐら。私がここに着いた時にはお母さんは眠っていました。起こしたのは私たちかも知れませんが、既に池を出ようと何度か試みていたらしいので、一つのタイミングだったかも。ヒナ達はお母さんの下に隠れていますが、早く外に出たくて仕方ない様子。
カルガモ艦隊。ヒナは全部で9羽。
ヒナのアップ。ポケットに入れて持って帰りたいくらいかわいい。
ヒナは好奇心旺盛で(単に食べ物を探してるだけ?)、苔むした石に必死に登ろうとします。
数人のカメラマンが見守る中、一家は池をほぼ1周。カメラマンの一人が、「あの花の方に行ってくれると、手前に花を入れて前ボケにしていい絵になるんだがな。」なんて言ってると、それが分かっていたかのように、その方向へ。
そして、いよいよ一家は池の外へ。
お母さんの頼もしい後ろ姿。この時点ではちゃんと9羽揃ってますね。現場をご存知の方なら分かるかもしれませんが、キャンプ場の横の砂利道です。
小さな池では9羽のヒナの餌は賄えないことは明白ですが、一番近い広めの川でも、ヒナを連れて歩いていくにはかなり遠い。見送る誰もが前途多難を思いました。
そして一家はブッシュに消えていきました。
ここで、私はサンコウチョウの巣に戻り、昨日のブログの写真を撮ったわけです。
で、メスだけだったけどサンコウチョウも撮れたし・・・と駐車場に向かう道中、なんとまだあの親子が通路の上にいました。
しかもヒナは2羽だけ!
でも近くで他のヒナの鳴き声が聞こえます。見ていた人の話によると、小川を渡るときに数羽のヒナが流されてしまったとのこと。水量は少なく、下流側でヒナが親を探して鳴いているようでした。
やがて、親子は再び合流。またブッシュの中に消えていきました。はたしてまだちゃんと9羽いたのかな?
いいもの見れました。
ブログ一覧 |
野鳥 | 日記
Posted at
2018/05/27 22:10:19