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2024年05月12日 イイね!

借りた金を返すのは当然だと思っているのだが…違うの?

 奨学金ネタって、定期的に繰り返されるよね。自治体や学校独自の給付式奨学金は別として、貸与式の奨学金が目の敵にされる風潮には納得しがたいものを感じている一人が私だ。「奨学金という名の借金じゃないか」「若者に借金を背負わせるのか」「マイナスからのスタートは可哀想だ」などなど、金も出さないくせに奨学金受給者(それも払えなくなった人)に寄り添った振りをする人が多くて辟易している。

 私自身、旧日本育英会から奨学金を借りて大学で学んだ。時代が…とか景気が…とか言われることもあるが、借りた金については一切の滞りなくきちんと完済した。何なら利息も付けて。利息なしの奨学金もあったが、そちらは両親の所得額で引っかかってしまったのだ。自営業家庭で、色々経費で誤魔化して無利息の貸与を受けたヤツを見てイラッとしたのを覚えているし、教員になって返済免除になったとドヤるヤツを見て、こんなヤツから教わることは何もないなと思ったのも忘れられない。

 文科省が訳の分からないことを言い出した。大学院を出て教員になった人は奨学金を返済しなくてよいことにするのだそうだ。前述のように、一昔前は学部卒生であっても教員になれば返済免除(ただし無利子貸与の奨学金に限る)だった。まあ、当時は『教育を受けるために借りた奨学金を、教育を提供する職に就くことでお金ではない形で返済する。』という意味合いがあったのかもしれない。しかし、今回の措置は明らかにそうではない。大学院で『専修免許状』を取得した人を効率よく確保したいという下心丸見え、且つ姑息な手段であると言えよう。「奨学金を返さなくていいのなら、なってやってもいい。」程度の気持ちで教職を志すような輩に、大切な子どもや孫の教育を任せたいと思えるだろうか。千葉県でも奨学金肩代わりを謳って教員を募集し、大きな反響を得ているらしい。夢や理想で腹は膨れないのは分かるが、それにしても浅ましく思えてしまうのは私が狭量だからだろうか…? 教員志望の学生が減っているのは、『奨学金が返せないから』でも『試験日程が一般企業より遅いから』でもないでしょ? 文科省や教委の役人達だって、本当は分かっているはずなんだけどねw

 閑話休題。無料で学びたいのであれば、それなりの力量を備え、冒頭で触れたような自治体・学校独自の奨学金給付を受ければいい。そこに届かないのであれば、気の毒だし、申し訳ないのだけれど諦めるしかないだろう。人生の選択肢は、ほぼ『頑張る』か『諦める』の二択なのだから。

 でも、こういう企業の取組は評価したい。『肩代わり』『免除』のように度の過ぎた甘やかしをするのではなく、しっかりと働かせつつ、返済の手助けをするっていうのはとてもいいことだと思う。何だかんだ言っても、借りたものを返すっていうのは当たり前のことだと思うから。昔の標語「飲んだら乗るな。乗るなら飲むな。」ではないが、「借りたら返せ。返せぬなら借りるな。」である。
Posted at 2024/05/12 10:36:31 | コメント(0) | トラックバック(0) | 爺放談 | その他

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「待望の品到着! 明日からは和の心で出勤w」
何シテル?   05/27 18:12
新潟で白のスポバに乗っています。車ネタを中心に、日々の徒然を綴っていきます。
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