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アウトバック、納車後1カ月まだ経たないと思いますが、2,000km弱ほど走りました。

車体はやや大きいので取り回しに気を遣わないと言ったら言い過ぎですが、全長が長めのためにパーキングスペースからはみ出ないように気遣う以外は、最小回転半径も小さく、実際の大きさよりはずっと扱いやすいです。

永年シトロエンやハイドロに拘ってきたのですが、このアウトバックの乗り心地はまさに目から鱗で、ハイドロのようなフラットさはあまりないものの、もはや今売っているどのシトロエンやDS車よりも乗り心地がいいのではないでしょうか。

その上、AWDの利点でもあるのでしょうが、高速道路でも若干の腰高感はあるものの、制限速度の1.5倍ぐらいであれば高速コーナーでも全く不安感はありません。

何よりも、こんなに運転が楽な車は、私の50年弱の車歴で初めてといっても過言ではありません。

ドアが閉まる音は重厚で（レイバックとの大きな違い）、室内に一度入れば静粛性はとても高く、アクセルを無理に踏み込まない限りHarman/Kardonのオーディオを楽しめます。

先日来、欠点として挙げた、レーンキープアシストの左寄り過ぎる設定と、それに抗する際の反力の強すぎさは、左右の車やトンネル内の壁など条件によりキャンセルすればいい話なので、慣れればまあ、それほど気にはならなくなりつつあります。

そもそも、車を快適に操作できる操縦性と、最終的に自動運転を目指す設定では、目的が全く違いすぎて、改めて、それらの折衷案など求める方がおかしい、ということに今更ながら気づかされつつあります。
若いころのような鋭敏な知覚や運動神経に衰えがでてきた際に、危険を早めに察知し知らせてくれたり、意識を失ったりした際に安全方向に誘導してくれるだけで十分有難いと思います。高齢社会の日本では特に大事でしょうね。

ということで、室内のタッチパネルや音声認識の発展途上による煩わしさ、ウィンカーレバーが常に自動で元の位置に戻る変な設定の不便さ（これはぜひやめてほしい）、もはや古臭い大きなATレバー、360度ビューがないなどの小さな欠点はあるものの、全体的には今まで乗ってきた車の中で最も満足度が高い車での1台です。

最後に、あえてあまり触れていない（水平対向エンジンでは触れてはいけない？）燃費ですが、市街地で8-9km/L、高速で11-12km/L、ACCをずっと使って13km/L台が限度ですね。レギュラーとはいえ、上記の長所よりも燃費を特に気にされる方には向いていないと思います。

取り急ぎ、期待以上の車だったので、感想まで。

ギブリを山坂道に連れ出したくて、おそらく30年ぶりぐらいに嵐山高雄パークウェイを走ってきました。

平日はほとんどバイクの独壇場で、車は数台しか見かけることなく、ゆっくりと堪能できました。

京都市内を一望できます。ちょっとこの写真ではわかりにくいですが、広沢の池、比叡山だけではなく、右のほうには京都タワーも見えています。

保津峡では、トロッコ電車が通るタイミングを図って写真が撮れれば最高なのでしょうね。保津川下りを楽しむボートも見えました。

嵐山側の出口近くには、景色を楽しみながら落ち着ける喫茶店があり、蟹クリームパスタをおいしくいただきました。

このパークウェイはタイトコーナーも多く、スピードはあまり出せません。
ギブリのような大排気量で車重も重い車よりは、ロードスターのような、小排気量軽量な車の方が楽しめそうですね。

とは言っても、京都で走りと景色を楽しめるドライブコースは多くないので、時間を見てまた来てみたいと思います。