220 クラウン Miniconによる性能比較
| 目的 |
修理・故障・メンテナンス |
| 作業 |
DIY |
| 難易度 |
 初級 |
| 作業時間 |
30分以内 |
1
動画はyoutubeにあるものを参考として載せてます
この動画を見てガッカリしてる諸氏いるかもしれませんね(;^ω^)
実際は違う視点での分析が必要なのですがねぇ
前回の記事で紹介したミニコンですが
体感加速が良くなるのか？それともフラシーボか？
論より証拠という訳でテストしてみました。
尚、スロコンは原理上タイムや加速は変わりませんが、こいつは空燃比を変えるので期待できます
スロコンはアクセルを踏んだ思い込みをさせる商品なので、結果的には0-100km、0-400到達時間は同じタイムになります
2
結果発表(^^)/
ノーマルモード＞スポーツモード＞エコ
この順に加速と0-100の性能が変化します
特にミニコンは車両がノーマルモードで尚且つミニコンの設定が１の場合に加速が良くなってるのが分かると思います。
youtubeのべた踏みチャンネルでは0-100が芳しくありませんが、意外と違う結果で驚いてます。メーター読みだと誤差がありますが、メーターで0-100計測した場合は７秒後半くらいにはなるのではないでしょうか。２トン越えのボディで、この結果は立派です
尚、Ｄレンジ、べた踏み、エアコンオフ、TRCとVSCもオフにしてます。TRCオンにすると１秒は落ちます
加速感も体感できるほどですので
0-100も１秒近く違います
面白いのが、発進コンマ数秒はモーターによる発進と制御が入り加速のカーブが、かなり緩やかになってしまいます。
誤差もありますが簡易馬力計算をすると
重量（車両重量＋残燃料＋乗員＋α）÷到達時間＝馬力となります
ミニコン 257馬力
ノーマル純正 226馬力
257-226=31馬力アップ相当
※CVTとECUの制御が複雑に絡みますので単純ではありませんが
【備考】
スポーツモードは疑似変速を行うためにタイムロスが発生するので0-100計測は不利になります
3
こちらが速度曲線です
出だしが、マイルドになってます
まあ、ハイブリッドはローンチ出来ないのと（Nに入れてアクセル踏んだり、ブレーキ踏みながらアクセル踏んでもキャンセルされます）、アイドル回転数からのスタートとなるため仕方ないっちゃー仕方ないので
面白いのが、ミニコンで４回計測してもほぼ同じ結果、対して完全ノーマルに戻して計測すると、走るたびに遅くなっていく？？？
ノーマルに戻す前のミニコンの空燃比を修正しながら補正・学習していくんでしょうか？
これが早いときと遅いときがあるノーマル車両の問題ではないでしょうか
4
使ったアプリは
PrefExpertです
デザインや使い勝手は素晴らしいです
尚、変化を調べるために全て同じ条件で計測するようにしてますのでGPS計測だろうと加速度計計測だろうと関係ありません
タイムはあくまでも参考に
5
変速比やCDA、重さ等から馬力を算出するのですが、電気式CVTのため馬力は間違った値となります
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馬力の簡易計算をしたものです
※エンジン回転数から算出したものではありません
尚、電気式CVTなのでモーターとエンジンの美味しいところを使ってる合成となり、こんな感じになってしまいます。
ノーマルモード＋設定１は純正よりかなり特性が良くなってるのが分かります
7
8
面白いのがこれ！
youtubeのべた踏みチャンネルでカムリのコメントは
「はえー」ってコメント多数
点線の〇部を見ると分かりますが、カムリはリニアに加速
クラウンはゆっくり加速に入ります
クラウンは出だしをスムーズに制御してるのが分かります
特に
カムリはブレーキ踏んでてもアクセル開けるもしくは、ニュートラルでアクセル開けてもエンジンが回る仕様
対してクラウンはこの操作はキャンセルします
よって0-100の加速テストで違いがでるのでしょう
ところが！！
加速が始まればノーマルモード＋Miniconの速度曲線はほぼ同じ
あれれれ(;^ω^)
と思ったら
同じエンジン＋THSⅡシステムですので
ただし、80km以上になと馬力と重量が影響しますので若干開いてきます
※カムリは定員５名分くらい車重が軽いです
【結論】
2.5HV AWD220クラウンのノーマルモード＋MiniconはFFカムリ並みの加速に変化させることは可能となるみたいです
フラシーボな商品ではなく、安価で美味しいパーツと言えるのではないでしょうか
※AWDでの比較なのでFRクラウンではさらに面白い結果になるかもしれません（車重が軽いので）
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