デポジット除去 タービュランス2回+GRインジェクタクリーナで驚きの結果
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
最近のトヨタエンジンはどこまで持つのか
18万キロメートル走行の個体について考察してみました。(ポート噴射+直噴のD-4Sの場合です)
写真左が圧縮抜けが発生し、オイル上がりしていたカムリのエンジンピストンです(クラウンと同程度の走行マイレージです)
解説ではピストンリングにデポジットが固着していたそうです。
右が新品の220クラウン、凄い進化をしているのがわかります。
トップリングの上下にニレジスト鋳鉄、グラファイトコーティング、さらにDLCコーティングが施され、さらにピストントップにはショットピーニング加工(肌がブツブツしている場所です)
昔では考えられない豪華仕様_(レーシングエンジンですね)
2
圧縮抜けが発生し、オイル上がりしていたカムリのエンジンシリンダ
このUSA在住ユーザーはメーカー指定のオイル管理マイレージとして16,000kmで交換していたそうですが、それでも不具合が発生したみたいです
日本のディーラーでは、最近は5000kmでの交換を推奨しているみたいです。
ここまでが前置き、なぜこのような比較を記事にしているか、それはオイル管理とデポジット除去が如何に重要かを判断するためです
3
1年に1回のペースで燃料添加剤+呉エンジンコンディショナー洗浄してますが
昨年、1年経過後でのバルブ状況がこれです
バルブ噛みが発生しそう・・・・
4
これはタービュランス2回施工後の状況
溶けてます
5
タービュランス2回施工後のピストントップの状況です
デポジットが溶けてはいますが、実はこの時点で判断してはダメみたいです。その理由は後半で説明します
尚、ここまでの画像はYoutubeに沢山ありますが、溶けてますが、取れない!なんてコメントが多数だと思います
6
これは約10万キロ走行時に撮影したピストントップです。
この粒々デポジットが成長し、異常燃焼やピストンリングの固着を引き起こしたりするみたいです。
実はエンジン内部デポジットはプラグ劣化状況やイングニッションコイルの状況にも左右されてくるのが実験の結果がわかりました。
※診断機ではノッキングカウント回数は0
この段階で、新車時に組み付けてある純正デンソープラグは電極摩耗(電極周りに湯玉が付いていた、ありえん)が発生してましたのでNGKに交換してます
7
タービュランス2回施工後にGRインジェクタクリーナを投入し300km走行後です
8
同じく、タービュランス2回施工後にGRインジェクタクリーナを投入し300km走行後のヘッドです
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デポジットが取れないので、呉エンジンコンディショナーで我慢できず洗浄した後です
まだ取れません
この時点では、やっぱり駄目かと諦めてました
10
GRインジェクタクリーナ投入後に700km走行後
まだ取れません
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GRインジェクタクリーナを入れた燃料を使い切ったあとの状況です
やっぱり効かない・・・・・
実は、ここに落とし穴
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これが施工終了後に燃料補給1回目を使い切った状態
あれ?
取れて来ている
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GRインジェクタクリーナ使い切り後に予防保全としてイングニッションコイルを交換し燃料補給2回後の状況です
デポジットは消えました(((´∀`))
この状態でDに持ち込み圧縮圧力を計測してもらったら、限界0.84Mpaに対して1.1Mpaでした(新車と同じだそうで。一安心)
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シリンダヘッドです
綺麗さっぱりしてしまいました。
【結論】
・燃料添加剤入れて暫らく走行しないと効果を判断出来ない。
・タービュランス2回施工では経験的に、ここまで綺麗にはならない
・GRインジェクタクリーナは、投入後2回燃料補給し、その後に観察しないと効果が判断出来ないが、絶大な効果はあるものと判断できる(タービュランス2回施工とGRインジェクタクリーナでの複合効果?)
・タービュランス投入後にハイオク入れると(レギュラー仕様に)、どうも不燃ガスが悪さをして煤だらけになるのが確認された
・タービュランスで取れない水溶性デポジットはGRインジェクタクリーナで除去できる
【ここまでの工程】
・タービュランス2回施工
→完全にはデポジットを除去出来ない
・その後呉エンジンコンディショナー洗浄
→完全にデポジが除去出来なかったが、気温が低くて反応を促進出来なかったことも考えられる
・さらにGRインジェクタクリーナ投入
→効果はすぐには判断出来ないため燃料補給2回後に観察する必要あり
・イグニッションコイル交換
GRインジェクタクリーナ投入完了後に交換実施
※10万キロでの交換が必要とは言われている。
※イグニッションコイル交換が良い結果を出したと思われる
・燃料2回補給後に効果を確認出来る
燃料添加剤施工1回目にファイバースコープで確認すると徐々に効果が出始めているのが確認されたため、もしかしたらと燃料補給2回目(使い切った後)で観察すると素晴らしい結果が確認された
【まとめ ポート噴射+直噴のD-4Sに限ります】
・1年に1回程度でタービュランス2回施工し、GRインジェクタクリーナで綺麗になる。
・プラグとイグニッションコイルは10万キロで交換が必要(純正デンソープラグは10万キロはもたないことが判明。プラグはNGKが良い結果が出る)。勿論、目視確認での判断は必要
・エンジンオイルは5000km毎での交換が必須
以上のメンテナンスで前段のようなオイル上がりや圧縮抜けが回避できると思われる
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おまけ
インテーク内のデポジットは完全に除去されていました
16
おまけ
コンプレッション計測結果
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おまけ
レギュラー仕様にタービュランス2回施工してから、ハイオク入れると
真っ黒くろすけ
レギュラー仕様はレギュラーでって言う情報
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カンガーさんからプラグ電極向きの質問があったので調査結果
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NGKは最悪な0度で流れ阻害方向に向いている。
ただし燃費は変わらないし体感できるトルク感の違いはなかった
このことがDENSOプラグ電極摩耗に関係しているかは不明
でも、DENSOプラグのほうが電極摩耗が激しいのは確かである(電極径も影響している)
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