CL1ミッションオーバーホール vol.58(カウンターシャフト各部計測とLSDプレロード調整)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
vol.57からの続き。
さて、カウンターシャフトが完成したんで、念の為再度クリアランスの測定をしておきます。
まずは、1速ギヤとスラストシムのクリアランス測定から。
結果は、0.14mm。
標準値が0.06mm〜0.23mm
限度値が0.23mm
分解前が0.09mm
わずかに広がっちゃいましたね。。。う〜ん、今回ハブ、ギヤ、ディスタンスカラー再使用だし、ベアリング、スラストシム新品だしクリアランス広がる要素あまり無いハズなんだけどなぁ。。。まぁ、標準値の真ん中くらいだから、まっいいかぁ。
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んで、お次は2速ギヤと3速ギヤとのクリアランスですね。
結果は、0.10mm
標準値が0.01〜0.15mm
限度値が0.18mm
分解前が0.11mm
こちらは、ずいぶんといい感じになりましたね。逆に狭いくらいなんだろか??まぁ、こちらも標準値内なんで、いいでしょう。
ってな訳で、カウンターシャフトOKです。
では、次の工程へ進めますかね。
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お次は、デフサイドベアリングを交換しようと思うのですが、ミッション分解前にスラストシム選定の為の測定をしてなかったんで、とりあえず現状でのベアリングのクリアランスを計測する為に、元のベアリングのままで、LSDだけ入れて、再度ミッションケース組み付けました。
・・・と、ここまでが半年前までの作業ですね。このあと、友人のCF4解体作業が始まり、ミッションOH作業ができなくなってしまい、そのまま半年放置状態でした。。。っで、やっとこさCF4解体作業も完了したんで、ミッションOH作業再開です。腰痛も酷いし、右手はばね指、左手はテニス肘で身体ボロボロなんで、プライベートでクルマあまり触りたくないんだけど。。。まぁでも、このままだと年内に組み上がらないんで、頑張ります。。。
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っで、デフサイドベアリングのクリアランス測定は、一般的にはベアリングとケースとの間にシクネスゲージを刺しこんで、そのクリアランスを0〜0.1mmとされていて、だいたい0.5mm前後を狙ってくようですが、T2W4の場合、どうもうまくシクネスゲージーを刺し込めなかったんで、LSDの回転トルクでの計測にて調整していきます。
ってな訳で、そのLSDの回りはじめのトルク数値を測る為、目盛りが小さい、このプレート型トルクレンチが必要になり、会社には持ち合わせてなかったんで、マイトルクレンチ買いました♪♪
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っで、そのクリアランス測定方法は、こちらのサービスマニュアルですね。CL1-T2W4用のサービスマニュアルを持ち合わせて無いんで、これは黒ヘッドなんかのM2A4のオープンデフ用になりますが、まぁ同じでしょう。多分。。。
計測は、写真のように、専用工具とプレート型トルクレンチを使って測るのですが、デフに当てがう専用工具を持ち合わせてませんので、何かしら使えそうなモノ探します。
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っで、見つけたのが、サイドブレーキ機構を内蔵したリアキャリパーのピストンを縮める専用工具の頭が使えそうだったんで、そいつを使って計測してみます。
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こんな感じですね。先程のリアキャリパーSSTのアダプターをデフサイドの切り欠きに当てがって、レンチの1/4を3/8に変換するソケットアダプター付けて、プレート型トルクレンチをセットします。
っで、ベアリングを正回転させて落ち着かせて、トルクレンチをじわじわ回していき、正回転と逆回転の回り始めのトルクを計測します。ただ、回す度に結構数値が違ってきますので、何度か回してだいたいの平均値で見てみます。
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っで、その平均的な数値は、だいたい1.1N・mくらいですね。サービスマニュアルの数値は、1.4N・m〜2.5N・mとなってますので、少しクリアランスが広がってきてる感じですかね。まぁ、15万キロ程使ってるミッションなんで、こんなもんかな??
なので、元のクリアランスも一応限度値は越えてますが、大きくは外れてませんので、新しくベアリング組む際のシム厚は、元のシム厚で新品取って、とりあえず組んで計測してみます。
vol.59に続く。
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