クレーム代替品リビルトディストリビューター検証
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
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2022年12月22日
・クレーム代替品リビルトディストリビューター検証
ちょいと前より悩まされてたディストリビューター周辺からのオイル漏れトラブルで、スプールバルブオイルシール交換し、デスビオイルシールも交換しても直らず、結果デスビ内のオイルシールより漏れてる事が判明し、1年ちょい過ぎてましたがジャパンリビルト様がクレームを“快く快諾”してくださり(笑)、2週間かかりましたが、なんとか年内に代替品が届きました♪♪
ってな訳で、元のオイル漏れ不良のあった怪し気なデスビと見比べてみます。
因みに、この画像見てもらっても分かるように、既に違いがありますよね。。。左側のが今回送られてきた代替品で、右側が元の不良デスビになります。
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まず、初めに見ておきたい違いが、こちらの画像。上側が代替品で下側が元の不良デスビになります。
上側のデスビには品番の刻印があるのに、下側のデスビには刻印がないですよね。コレ、初めのリビルトデスビが届いた時から気になってたのですが、やはり純正をリビルトしたなら、この刻印は残ってるはずだと思うんですよね。なので、今回送られてきたデスビは、おそらく純正をオーバーホールしたモノだろうと思われます。
因みに、いつもはどのパーツもほとんど大阪から届くのに、今回は栃木から届いてましたね。ひょっとしたら、大阪の営業所では手持ちがもう無いのかもしれないですね。
あと、本体アルミ部の風合いが違いますよね。今回送られてきたモノは、いつものジャパンリビルトさん特有??の塗装で仕上げてますね。ミッションなんかも、こんな感じの表面仕上げで送られてきます。そこいくと、元の不良デスビは、アルミ地のまま、逆に綺麗過ぎる??感じの表面ですね。これも、初め届いた際に、ん??ってなった点です。
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こちらは、特に気になる違いはなさそうだったのですが、よぉ〜く観察すると、えっ??って違いが。。。
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それは、こちらですね。カムシャフトに結合されるツメ箇所なのですが、左側が元の不良デスビで、右側のが今回送られてきたデスビになり、右側の方がツメが大きい。。。しかも、少し厚みもちがうような。。。
ここで、ガタがあると、点火時期に悪影響出そうな。。。まぁ、純正コンピューターなんで、そこまでデリケートな制御してないだろうけど。。。けど、ここでガタがあると、カムシャフト側の溝を叩いちゃうんで、カムシャフトの溝も広がっちゃう??
う〜ん。。。考えれば考えるほど、嫌ぁ〜な感じになりますね。。。デスビ本体にトラブルが出るだけならまだしも、最悪はエンジン側にも悪影響出かねない感じですね。。。
逆に1年でトラブル出てくれて助かりましたかね。
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因みに、表面の見た目はこんな感じ。左側が元の不良デスビで、右側が今回送られてきたデスビになります。やはりカムシャフトに結合されるローター部の形状が少し違ってますね。
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こうなってくると、やはり中身が気になって仕方ないんで、キャップ外してみます。
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因みに、キャップもやはり違ってますねぇ〜。エア抜きの形状が全く違ってます。左側が元の不良デスビキャップで、右側が今回送られていたデスビキャップになりますが、元の不良デスビの方は、熱いオイルが内部で漏れて結露し、内部にかなりサビなどの劣化が見られましたが、うまく換気ができてない可能性もありますね。
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あと、今回送られてきたデスビキャップにはTECの刻印があるのに、元の不良デスビのキャップには何にもないですね。元の不良デスビキャップは、見れば見るほどにつくりが微妙です。。。
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んで、こちらはキャップの裏側。左側が元の不良デスビキャップで、右側が今回送られてきたデスビキャップです。ぱっと見はそう変わりませんね。
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ただ、よぉ〜く見ると、やはり違いはあります。これはキャップ内の端子になりますが、上側が元の不良デスビキャップの端子で、下側が今回送られてきたデスビキャップの端子になります。どちらが良いのか?分かりませんが、とにかくちがってますね。
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因みに、その端子の反対側のプラグコードを刺す側の端子部はこんな感じ。左側が元の不良デスビキャップので、右側が今回送られてきたデスビキャップになります。こちらもどっちが良いのか?分かりませんが、形状は違ってます。
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んで、こちらはローターの違いになりますが、左が元の不良デスビで、右側が今回送られてきたデスビになり、ローターの形状も微妙に違ってますね。何やら今回送られてきたデスビの方が強度はありそうな感じ。
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んで、ローター外して内部の確認。左側が元の不良デスビ内部で、右側が今回送られてきたデスビ内部になります。もうね、内部は何もかもが違ってます。。。
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まずはイグニッションコイル。上側が元の不良デスビで下側が今回送られてきたデスビです。下側のコイルにはTECの刻印がありますが、上側には有りませんね。おそらく大陸製の怪しいコイルなんでしょう。固定ビスなんかも元のは1年でサビサビ。。。
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んで、こちらがイグナイターですね。上側が元の不良デスビで、下側が今回送られてきたデスビになります。下側のイグナイターにはきちんとHITACHIの刻印がありますが、上側は無し。もうね、どこみても怪しいしか有りません。。。
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んで、こちらがシリンダー判別センサーだったかな?これと同じモノが、デスビのさらに奥にあり、クランク角センサーとTDCセンサーがあるのですが、そのセンサーも違ってますね。どちらが良いのか?分かりませんが、左側が元の不良デスビで、右側が今回送られてきたデスビのになります。
因みに、一番初めに届いたリビルトデスビに交換した際、発進時に息継ぎを起こしてたのですが、おそらくこれらのセンサーが悪かったんでしょうね。ホント怪しさ満載です。。。
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んで、こちらがエンジン制御の要となるセンサー用のローターになります。こちらは形状的には見た感じそう違いはありませんが、下側の今回送られてきたデスビのには刻印がありますね。おそらく純正品なのでしょう。
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あとは、細かいところで言うと、各センサーのカバー形状か違ってますね。赤丸箇所のキャップで固定するツバの大きさが違ってます。まぁ、これはキャップで固定されて動かなければいいので、さほど問題になるところではないですが、ひょっとすると、元の不良デスビに元のとちがうキャップをつけた際に、何かしらの不具合出る可能性はありますね。
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因みに、元に戻す先際、ローター刺し込み部は、稀に固着して抜けなくなる事がありますので、スレッドコンパウンド塗って焼き付き防止しておきました。
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ってな感じの検証結果となりました。やはりどう考えても、元の不良デスビは大陸製の粗悪品に思えてなりません。。。ジャパンリビルトめ!!(怒)純正リビルトができなくなり丸ごと社外品になるならなるで、前もって知らせてくれてたら、まだ一年保証過ぎて保証効かない件は目をつぶったのですが、さすがに何の通達もなく確信犯的に社外品送りつけてたんで、今回は保証効かせました。結果、純正オーバーホール品が届いたので良かったですが、皆さんリビルトには注意しましょう。
とりあえずジャパンリビルトさんには、今回の症状と前回の発進時の息継ぎ不良合わせて報告し、もし大陸製なんかの社外品になってしまうなら、前もって消費者に通達するべきだとの旨を伝えておきました。
もし、今後ジャパンリビルトさんからCD6用リビルトデスビが出なくなったらお察し下さい。。。(苦笑)
その時は、もう他を探すか?大陸製デスビで賭けに出るか?もしくは、大枚はたいてダイレクトイグニッション化にするか?まぁ、ダイレクトイグニッション化しても、結局たいていは純正デスビ有りきですけどね。
さぁ、今度のデスビはトラブル無くいける事を祈りつつ、また正月休みにでも交換してみますかね。
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