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2023年01月11日

'64 Type1 YANASE "Rasty64"

本年1発目(厳密に言うとギリギリ年末には完成していましたが…)の完成品は、久々の空冷です。


'64 Type1 YANASE "Rasty64"



手前味噌ではありますが、昨年12月にシビックを売却し、念願の空冷・Type1に乗り換えておりました。

今回は『納車時の姿を手元に残しておきたい』という思いで、早速模型で愛車再現をしてみました。



今回の改修ポイントは、RHD化と'66→'64への年次改良箇所の再現です。
以前製作したバーンドアほどではないですが、今回もマニアックな年次改良の世界をお届けできればと思います。(詳しくないので間違ってましたらご指摘お願いします…笑)



ベースキットはタミヤの'66 Type1です。
ボンネット、エンジンフードが別パーツで合いが悪いのが難点ですが、それ以外は素晴らしいキットだと思います。

ボディカラーはクレオスのグレーFS36118(米空軍機制空迷彩色)にイエローを混ぜて再現しました。
光の関係でグレー味が強いですが、実物はもう少し黄色味が強いです。


年次改良ポイントとしては、各ウインドウのサイズが変更になっています。

リアウインドウは'66が所謂ミディアムスクエアと呼ばれる形状なのに対し、'64までは上20mm、左右10mmずつ狭いスモールスクエアと呼ばれる形状になります。
合わせてサイドウインドウも一回り小さくなります。
窓枠にプラ板を貼り重ねてパテで整えることで、一回り小さい形状を再現しています。
本来であればフロントウインドウも若干小さくなるのですが、模型換算で0.2~3mmであることから今回はスルーしました。

ウインドウ関連で行くと、三角窓も'64までは垂直となるようです。
エバーグリーンのプラ棒でピラーを再構築しました。




写真では見にくいですが、フロントバンパーはナンバーステーを自作しました。
ハセガワのフィニッシュシートを使い分け、ゴム部分はつや消し黒フィニッシュ、金属部はミラーフィニッシュを重ねて貼ることで再現しています。

ヘッドライトバイザーとポルシェスタイルのホーングリルはHIGHLIGHT MODELのエッチングパーツを使用しています。



テール周りでいくと、デッキリッドロックがT字になっているのは-'64まで、それ以降は小さいノブのような形状になります。
ジャンクパーツから近い形状のノブを見つけ、装着しました。

ライセンスランプの形状は'64-'66が共通なので、そのままにしています。


リアバンパーはメッキが剥がれて素地が錆びている状態を再現しました。



リアフェンダーも同じく、塗装が剥がれて素地が錆びている状態を再現しました。

こちらは素地部分につや消しメタリックを貼り付け後、筆塗りでウェザリングを施しています。


キットでは省略されているダブルバンパーのステー、テールランプ-台座のメッキリング、台座-ボディのゴムシールなどもオーナー目線で気付いてしまったので追加しておきました。
この辺りの情報量が増えたことで実車の雰囲気がよく出たと思います。



ホイール、タイヤはフジミの356純正です。

AACのステンレスストーンガードはハセガワのミラーフィニッシュを重ねて貼りました。
スミ入れの要領でウェザリングを施すことで、重ねた境界の陰影が出てリアルな雰囲気になりました。


フロントはタイヤを少しハイトの薄い物に置き換えました。

トーションビームを加工してナロード化しています。
実車は2インチ短縮&ロワードスピンドルなのでもう少しはみ出していて車高も高いのですが、模型的には低い方がカッコ良いのでオーバー気味に下げてしまいました(笑)


アンテナは基部をプラ板、棒の部分を洋白線で製作しました。
アンテナトッパーはin-n-outのドリンク形状の物をプラ棒で製作し、取り付けました。

ドアミラーはRHD化に伴い左右反転し、ステーは真鍮線に置き換えました。


以前製作した'66(LHD)との比較です。

ドアミラー、ワイパーが反転しているのが分かると思います。
フェンダーマーカーは実車に準拠し、'64ではなく'63までの一回り細いタイプを製作しました。
タミヤのキットに付属のものはレンズ一体のメッキパーツなので、レンズ部はクリアレジンに置き換えました。


リア回りの比較です。

リアウインドウ下側の角からボディプレスラインまでの距離が違うのが分かりやすいと思います。
デッキリッドロックの形状違いもこの写真だと分かりやすいですね。
年次改良とは関係ありませんが、こうして比較するとテールやライセンスランプのゴムモール再現はかなり効果的ですね。タミヤに限らず、ビートル製作の場合は必須工程かもしれません。


三角窓の角度の違いも、この写真だと分かりやすいでしょうか。

こうしてみると、現代の車では考えられないほど大規模なマイナーチェンジを繰り返している車ですね。


折角なのでRHDに改修した内装も紹介します。

当初は『ハセガワのビートルにRHDダッシュが入ってるのでダッシュだけ流用するか、、』と思っていたのですが、幅やステアリングの位置など色々辻褄が合わず、泣く泣くキット付属のダッシュを切り刻んで反転しています。
…とはいえ、単純な形状なのでそれほど大変ではありませんでしたが。
ダッシュボードのモール、メーターリングは真鍮線とプラ棒でそれぞれ再構築しています。
RHD化に合わせ、シフトレバー、サイドブレーキ、ペダル類、グラブハンドルも取り付け位置を反転しています。


また、ダッシュ下のパーセルシェルフは真鍮線で自作し、その上にシガーソケット、後付けタコメーターをセットしました。フードオープナーレバー、キルスイッチも装着しています。

シフトレバーはEMPI製を再現し、シートには2点式のベルトも装着しています。



エンジンは6V→12V仕様に変更すべく、キット付属のジェネレーターからボルテッジレギュレターを切除して装着しました。
また、デスビに付いているオイルプレッシャースイッチも切除し、フューエルポンプは実車に合わせて形状を変更しました。
この辺りはエンジン形式がキットと実車で異なる為?でしょうか。
よく分かっていませんが…(;^ω^)

ファンベルトは切り取り、薄いベルトを張り直しました。
最後に、実車同様の配色でプラグコードを引いて完成です。



'64、'66、'74のスリーショットです。
改めて見ると、10年でもはや別物のような進化を遂げていることが分かりますね。

ビートルの世界も奥が深いです。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2023/01/11 15:21:36

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この記事へのコメント

2023年1月14日 0:01
ついに1/1の世界にいらしたんですね!
今回はご自身の愛車を再現との事で、毎度のことながら素晴らしいゴットハンドをお持ちで羨ましい限りです。 そしてプラモデルの審査員はもちろん、そのモデルを作ったことがある熱心なエンスーでも言わないと気付かない、本来全くやる意味のない自己満足のマニアックな年式違いによる変更、今回も堪能させていただきました。
タミヤの'66との事なのでホーンリングが付いているはずですが、’64に合わせて取っ払っているところやダッシュのノブはガラスに映るとの理由で'66は白から黒になっているところを白に戻しているところなどさすがです。
ご自身の車に合わせたからだと思いますが、柳瀬物右HならYANASEステッカーや無鉛ガソリンステッカー、シングルナンバーにするともっと雰囲気が出るかと思いました。
今後とも1/1の世界でもよろしくお願いします。
コメントへの返答
2023年1月14日 14:35
はい、ついに念願の低年式Type1を購入しました!

説明を省いたステアリングのホーンリングまで気付いて頂いてありがとうございます!
ダッシュハンドルの色が違う理由は知りませんでした。勉強になります、ありがとうございます。

いずれは実車でも当時物ステッカーを取り入れて、模型にも反映させたいと思います!
今後は空冷オーナーとして引き続き宜しくお願いします!

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