ステアリング異音に関する考察

(前回の続き)
前回、ステアリングの異音が「ステアリングギアボックスからの異音」であることを究明したのですが、そこでふとした疑問が。

「みんカラユーザーさんでは、保証期間(5年10万km)内での交換が多かったのに、自分の場合は何故遅れてしまったのか？」

そう思った理由は、次の3点から。

1.
そもそも、ステアリングギアボックスからの異音自体10万km越えてから聞こえ始めましたし、その時は所有から5年越えた後。
また、交換は異音がしてからでないとできない。

2.
ZC#2スイフトのステアリングギアボックスは、2型辺りを境に小変更がされているという話を聞いたことがあります。
…しかし、スズキはその点を公表していないし、「サービスキャンペーン」といった類の案内も来ていない。

3.
かといって、異音がしない状態で「対策品」への交換となると、「クレーム対応」ないしは「リコール」にも発展しそうな事案になりかねない。

父親とステアリングギアボックスからの異音に関することと、車屋さんでの原因究明調査の件を話していた時に、異音発生が遅れた原因についての話題になりました。

会話の結果、異音発生が遅れた原因として、
・据え切りを行わないようにしていた
・タイヤのグリップレベル
…の2点が挙げられました。

1.据え切りを行わないようにしていた
自分の場合、ステアリングを切る時は極力据え切りを行わないようにしていました(止むを得ない場合を除く)。
止むを得ない場合を除き、「タイヤが転がってから」ステアリングを切るように心がけていました。

また、フルロックのストッパーに勢いよく当てないようにしていたのも原因の1つとして挙げられるのかもしれません。

2.タイヤのグリップレベル
今までのアオのタイヤ遍歴は、以下の通り。
夏タイヤ
BRIDGESTONE TRUNZA ER300(185/55R16)
(純正タイヤ)
↓
DUNLOP SP SPORT FAST RESPONSE(175/55R15)
(トヨタ アクア純正タイヤ)
↓
MICHELIN ENERGY SAVER +(185/55R16)

冬タイヤ
MICHELIN X-ICE X-ICE XI3(175/55R15)

…グリップレベルとしては、「エコタイヤ相当」ないしは「純正タイヤ相当」と考えられるもの(多少の差はあると考えられますが…)。

無闇にハイグリップタイヤを履かなかったことがステアリングギアボックスの負担を減らしていたかと。

…以上の2点が関係した結果、ステアリングギアボックスの負担が軽く済んで、10万kmを越えてから異音が鳴り始めたと考えられます。

仮にハイグリップラジアルを履いていた場合、早いタイミングで異音が生じていたと予想されます。

…といっても、普通はあまりステアリングギアボックスを換える機会はありませんので、意識をすることは無いと思います。
(ましてや、2型から対策品が投入されているなんて…。)

しかし、運転の仕方ではステアリングにも負担の掛かり方が違う、という「当たり前すぎて、話題に挙がらない」ことを改めて思い知らされる機会となりました。

…据え切りはステアリングの負担的にマズいですよ…;^^)
(パワステではない状況を考えればわかること、と言いたいのですが、今の方には伝わるかどうか…。)