プロ箱
現在の
総走行距離55500キロくらい。
エアコンフィルタを交換・・・もとい、装着した。
プロ箱はフロント回りが基本的にヴィッツ系と同じなのだが、Fグレードにはエアコンフィルタすら装着されていない。そこまでコスト削るか・・・と呆れるが、ちゃんとアップグレードできるように対処されている辺りはさすがだ。
ブロアーモーター上のスペースにエアコンフィルタの装着スロットがあるのだが、フィルタレス仕様ではそこがプラスチック板で覆われている。アップグレードでフィルタを装着する場合は、そのプラ板を切り開けばOK.切り開く部分は溝が掘ってあって、切れ味の良いカッターナイフなら簡単に開通できる。
新規購入したトレイ(600円くらい)にフィルタを装着して、
↓のように差し込めばOK
フィルタの位置はグローブボックス(プロ箱はボックスではなく「棚」だが)の裏。
プラスネジ数本とプラスチックのクリップ2個で留まっている棚を外せばすぐに出てくる。要領を把握しているなら交換は容易だ。一度慣れてしまえば20分もあれば出来るだろう。
・・・なのだが、ここで失敗。
プラスチックのクリップは、フィリップス(プラスネジ)で半回転だけねじ込んで固定するタイプだった。ルノーもBMWもインテリアにはこのようタイプのクリップは使われておらず(僕の触った範囲では)、てっきりマイナスドライバーでこじって外すものだとばかり思っていた。クリップを1つ破壊してから気づいた・・・orz
まあ、これには言い訳もあって、僕の目は両目とも人口レンズ化されていて焦点距離は固定、普段使っているメガネでは手元がはっきり見えない。薄暗いとなおさら。「インテリアのクリップはこんなもの」という先入観と併さってイージーミスをしてしまった。固定状態のままネジ頭が脱落したプラクリップを外すのには難儀した。これも言い訳になっちゃうけれど、やっぱ車いす生活者には前かがみで作業を続けるのはきつい。つい作業がぞんざいになってしまうね。
でもまあ、何だかんだ言っても作業は完遂できたので良かった。
今回装着したエアフィルタはボッシュ製の花粉を捕集してくれるタイプ。ハクライで送料込み2480円はやっぱBMWのそれよりも安いね。
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そういえば、興味深いところを少々。
車の基本性能以外の部分のコストを削りに削っているプロ箱だが、面白いところに拘りを感じる。
↓の画像で引き出しているトレイ(画像中央、黄色いラベルが付いてる板)は耐荷重10キロ(!)
10キロって・・・何載せるんだ・・?オーバースペックである(笑)
さらに、トレイの下にある小物入れには鍵が付いている。車のキーと同じ鍵なのかな?(使ったことない)おそらく、不特定多数が乗ることを前提に、貴重品を保管するスペースを確保したんだろうな。グローブボックスは省いても、トレイや貴重品入れは確保する。なるほど「プロ」箱らしい仕様だ。
そういえばフィルタ交換でとりはずしたパーツの再装着も異常なくらいに簡単だった。「こんなかんじかな?」と仮装着しようと思ったら、パコっとすぐに正しい位置に収まった。生産性は非常に高そうだ。こういうところはネジがかくれんぼしているルノーや、無駄に凝った構造のE46とは大きく違うところ。生産ラインを秒単位で管理してるんやろうな。それに対応する設計の拘りを感じた。
仏独日と渡り歩くといろんな考えの違いを感じられて面白い。
※なお、プロ箱のエアコンフィルタ交換については先に書いておられる方がおられるので検索したほうが早いかも。ヴィッツの交換でも同じような情報を得られるはず。
作業の解説はデンソーのHPに画像付きで紹介されている。画像は小さいが、これでも十分わかると思う。
http://www.denso.co.jp/cgi-bin/CAF/soundList.cgi?maker=01toyota#Line06
付け加えるならば、
・プラクリップはプラスドライバーで緩めてから外す。
・プラ板を切り開くときはカッターナイフは新しい刃を使う。
というところか。
Posted at 2016/02/14 22:25:23 | |
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