2024年04月25日
さて、カメラのキ〇ムラに頼んでいたデジカメを引き取ってきました。
もちろん中古ですが、そりゃあ日進月歩で進化するデジタルの世界、
最新型に興味深々な部分は、実は少しはあるんですよ。
しかし、腐る(カメラの場合はカビが生えます)ほどある
レンズ資産を活かすため、買えるメーカーは基本的にミノルタ由来のソニーか
ニコンに限定されるのが我が家の実情。
ニコンはご多聞にもれず、欲しい機種はいつの時代もそこそこ高く、
とりあえず次に回すとして、まずはソニーからです。
最近はミラーのない一眼カメラが流行しているようですね。
レンズを通った光はその性質上、上下反転していますので、
写真となる画像のピントや構図を確認するため、
光をミラーではね上げ、反射を繰り返すことで、上下、左右を反転させ、
逆像を正像とするレフレックス構造は、一つの技術の到達点ですが、
画像を直接電子データで見ることができるデジタル技術は、
それを過去のものとしてしまう、技術のブレークスルーといえるでしょう。
撮影のために便利なこの構造も、写真にとっては邪魔ものですから、
反射鏡を跳ね上げるスペースも必要とします。
レンズの後端とピント位置であるフイルム、撮像素子の距離、
これをフランジバックといいますが、これがメーカーごとに違うのと、
それそれ独自の技術を活かすため、あえて互換性を持たせていないのが
これまでのカメラの特徴です。
しかし、このミラーがないミラーレス機は、設計上のフランジバックを克服できる
アダプターさえあれば、それこそどのメーカのものでも取り付けることはでき、
制約はあるものの数十年前のオールドレンズを
現代のデジタル世界で使うことも可能としています。
ソニーもいまの新型はミラーレス機で、いろいろなメーカーのレンズを
使えるようですが、しかし、それはまた今度の話で、
それこそカビの生えそうなミノルタのレンズをまだまだ通用するぞ、
と現代に蘇らせるのが今回の狙いです。
さて、初めてのデジタル一眼に選んだ機種はソニーα900。
デジカメならではのライブビューも使えず、
高いくせに修理可能期間もとうの昔に過ぎ去った、
ある意味孤高のデジタル一眼レフです。
これを選んだ理由は、フィルムと同サイズの撮像素子を積んだ
フルサイズフォーマット機で、ミノルタ時代のレンズが全て使えるということ。
思いのほかきれいなボディでしたが、充電器とバッテリーしか付いておらず、
同梱されているはずのケーブル類すらない中古品ですが、
ケーブル類は他のソニー機から流用できそうですし、本体が元気であれば
何とかなるとして、付属品の悪さは無視します。
取説はソニーからダウンロードできるかな、と思いつつ、
アマ〇ンで発売当時のムック本をゲットしており、
とりあえず撮影可能になる設定方法ぐらいは理解しました。
使い方ガイドとしてのこういうムック本は、取説よりも分かりやすいのでね。
実はバックアップ用にソニーの普及機を同時にもう1台手に入れたのですが、
なんでカメラいじりが好きなのか、これをいじっていて気づきました。
こちらのα550、デジカメらしく撮像素子はAPS-Cという
フルサイズ機の2/3ぐらいの大きさのモデルです。
これまたミノルタレンズが使えることを理由に性能面から選んだモデルです。
背面にライブビュー液晶が付いており、操作方法は今ひとつわかりませんが、
なんとなくで動かしながらファインダーを覗くと、
なんか遠くの方にちっこい絵が見えている。
これじゃあピント合わせなんてできないじゃん。
そりゃそうですね、オートフォーカスですし、ライブビュー見りゃいいんだから、
ファインダーなんてなくてもいいんですよ。
確かに、デジカメが出回り始めた当初、
これからのカメラって従来の形である必要ないよね、
レンズにボディくっ付いたものになるんちゃうかー、
なんて言ってたのをふと思い出しました。
実際、そういう形の高性能デジカメもあるし、第一、スマホがそうですから。
しかしね、ぼやけた画像がファインダーですーっとピントが合っていく、
見ている間に被写体が結像していって「絵」ができる、
これが楽しいんですよ。
この画像が恐ろしくきれいに見えるのが、当時から世界一といわれていた
ミノルタの「アキュートマット」です。
こればかりはキヤノンもニコンもかなわない。
アキュートマットスクリーンを積んでいるのはミノルタの高級機、
ソニーのα900、それと北欧のハッセルブラッドくらいだったでしょうか。
もうこれが使いたいからα900をリスク承知で買ったんです。
フイルムカメラが好きで、できればさわらないようにしていたデジカメですが、
こうもフイルム代や現像代が高価になると、やはり使わなくなってきました。
直してもらえるうちに、と調子の悪いニコンF4を4台、
一気に修理してもらったことにより、フイルム機については、
ニコン、ミノルタ、コンタックス、その他のオールドカメラで、
モノクロメインで撮っていくことになりそうですが、
いざ手にしたデジカメも、これはこれでお手軽に面白そうではないですか!
第一、ちょっと前のデジカメは家電製品の常で、
性能は悪くないのに寝落ちが激しい。
よし、次はニコン買ってきますかねー。
Posted at 2024/04/25 17:51:28 | |
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