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クルマレビュー - インプレッサWRX
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スバル / インプレッサWRX
WRX (1994年) -
- レビュー日:2026年2月1日
- 乗車人数:2人
- 使用目的:その他
おすすめ度: 5
- デザイン:5
- 走行性能:5
- 乗り心地:5
- 積載性:3
- 燃費:無
- 価格:5
- 満足している点
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1.(当時の)世界レベルの圧倒的な速さ
2.タイヤを選ばぬ絶対的操縦安定性
3.高車速でも目立たぬ風切り音
4.普段使いできる実用席なパッケージ
5.シャシ勝ちによるコンフォートな乗り心地 - 不満な点
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1.運転するなら一段高い倫理観が必要(速すぎる)
2.変速機の繊細さ(ガラスのミッション)
3.整備性(水平対向の宿命)
4.燃費(踏んでしまう)
5.運転感覚が麻痺してしまう(安定しすぎる) - 総評
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スバルらしさとは何だろうか。最近の人にとっては「アイサイト」かもしれないが、40代以上の世代や車好きにとっては水平対向E/G、シンメトリカルAWDを連想する人が多いはずだ。
終戦後、中島飛行機から富士重工に社名が代わり平和産業に転換した際、彼らはラビットスクーターやモノコック構造のバスボディを作りつつも、当時の厳しい規格の中でも持ち前の技術力で大人が四人乗れて、箱根も超えられる本格的な軽乗用車をヒットさせて普及させるなどして日本の自動車業界に独自の地位を築いた。

国民の所得が右肩上がりで増え続け、大衆クラスの自動車の価格が、自動車普及の目安となる年収の1.4倍に達した昭和41年ごろ、「マイカー」が一気に普及し始めた時代、ダットサン・サニーやカローラ1100に並んで軽自動車のベストセラーであるスバルブランドから「スバル1000」が発売された。
競合が手慣れた直列E/GのFR方式を採用していたのに対してスバル1000は室内が広く採れ、悪路走破性に優れる前輪駆動を採用し、低重心でコンパクトな水平対向E/Gを採用した。
「マイカー」という夢を叶える商品らしく豪華絢爛なクロームメッキで使われた競合を尻目にスバル1000はクリーンなスタイルでまとめた。一方、独自性ある機構を採用することで一クラス上のロングホイールべースや広大なトランクを備え、技術が暮らしを豊かにするポリシーを表現した実用的なセダンを目指した。スバル1000は独特の機構を持ったマニアックな車だったが、一定の支持を集めスバルff-1など名前を変えながら生産が続けられた。

1971年にデビューしたレオーネは大衆車クラスの中核セダンとしての役割を引き継いだ。整備性の改善や流行を取り入れ、1970年代的なエグ味が色濃いのが特徴だ。クリーンと言うよりデコラティブであり富士重工なりに売れる商品を目指した結果だった。1979年のニューレオーネや1984年のオールニューレオーネになると、カローラやサニーではなく、ブルーバードやコロナやカペラなどをターゲットにした位置づけに変化した。このとき、サッシュレスドアやAWD、ツーリングワゴン、水平対向ターボなどスバルらしさに繋がるキーテクノロジーを身に付けていった。

富士重工にとって転機になったのは1989年発売のレガシィである。大いなる伝承物を意味するレガシィはRVブームの中で全くの新商品としてデビューしたこともあって旧来のヒエラルキーに縛られない豊かさを持った車であると認知された。レジャーブームの中にあっては荷物が積めるワゴンボディやキャンプ場やスキー場に気軽に行ける走破性を持った車として日本国民(主語がデカイ)にツーリングワゴン=スバル・レガシィという意識を植え付けることに成功した。元々生真面目なスバルは技術偏重で高コスト体質だった上、北米での失敗もあり経営が苦しかったが、国内市場がレガシィにプレミアムを感じたことによって富士重工は再び息を吹き返した。
レガシィの成功の結果、富士重工は少しだけ困ったことになる。レオーネの置き換えとしてレガシィを企画するも既にレガシィはちょっとしたプレミアムカー的な立ち位置が手に入りそうでジャスティとレガシィの間が空いてしまったが、レオーネをいつまでも併売するわけにもいかない。
1989年、富士重工は「新しい時代性と高品位を感じさせるアーバンセダン」をテーマにレオーネ後継となる企画を開始した。レガシィがヒットしたがゆえに、ミニ・レガシィを作っても需要を食い合うだけだ。企画初期では直4を横置きする案も検討されたというが、最終的には水平対向E/Gを縦に置いた富士重工らしい伝統的な4ドアセダンと、積載性よりもカジュアルさを重視した5ドアスポーツワゴンという姿に落ち着いた。
セダンの想定ユーザー(ペルソナ)は32歳の夫婦で子供2人。小田急沿線のマンションに住む。平日は妻が運転しており、自尊心と良い意味の見栄を心に秘めている―のだそうだ。当時はバブル崩壊で都心のマンションの値崩れが起きたため、価格重視層が一時的に都心回帰する流れがあった一方で小田急沿線のマンションには周辺環境の良さを重視する中堅以上のサラリーマン層が多く住んだとされる。
新型車は富士重工の車であるがゆえに高性能へのこだわりや独自性を持たざるを得ない宿命にあるので、大衆車クラスでありながら普通の車に飽き足らない層をこのペルソナに投影したのだろう。このペルソナでは平日の主たる運転者は妻とされているが、女性ドライバーも重視しているのがインプレッサの特徴だった。走行性能も低速トルクを鍛え、実用領域(具体的に40km/hから80km/hへの加速)を大切にした。
販売店の声として「レオーネは乗ってもらうまでが大変。いくら性能が良くても乗って走らなきゃ分からない。それは結婚してから良さが分かる人みたいなものだ。結婚したくなるような魅力が必要」というものがあった。ターゲットに販売店に来てもらえるスタイリッシュさも求められていたのだ。

こうして1992年に発売されたインプレッサは1.5L/1.6LのFFと1.6L/1.8LのAWDが搭載され、副変速機やエアサスまで選べるという90年代らしいワイドバリエーションの頂点に君臨するのは今回試乗したWRXだ。
WRXはWRCに勝つために2.0L水平対向ターボを4輪で駆動する最強のセダンである。私がそもそもWRXとは・・・・などと講釈を垂れずとも、世界中の人がこの車の素晴らしさを知っているのではないか。
そんな偉大なAWDスポーツモデルなので身構えて乗り込んだ。実際に走ってみると、とにかく安全に速い。扱いやすい小型車枠でありながらスポーツカー顔負けの走りをする4ドアセダンの凄みを感じさせる。上手に言えないがそれはサーキットより峠が似合う。いいおじさんになった今、無邪気にコーナリングとターボの加速を楽しむよりも、速く走れれば走れるほど自制心との戦いになった。

高性能な車は安全である、という方便は分別のある大人にのみ適用されるのであり、20年前の私が乗ればきっと引き際が分からず、何処かに刺さっていただろう。走行性能に関して私が文句をつける余地はほぼ無い。もう少しラフなシフトも受け入れて欲しいと思うこともあるが、高性能車には高度な運転技術が必要なのは当たり前なのだと思い直した。思い出補正というか価値観形成期のモデルだったという面を差し引いても、1994年にこれほどまでの走りを見せる車は稀有だ。
11月に行われたインプレッサWRXの運転体験はトヨタ博物館のJDM展というタイミングにぴったりの試乗となった。WRCで戦えるほどの戦闘力の車を限定生産するならまだしもカタログモデルとして量産し、街中でそれなりに見かけるほど普及していたという事実は日本らしい現象である。高機能・高性能なものを小型化して量産するのは当時の日本のお家芸であったからだ。

260psという現代のスポーツモデルでは物足りない出力でもシートに背中が押しつけられるような加速を見せ、ステアリングさえ切れば安全に曲がってしまう。しまいに自分は運転が上手いと勘違いしてしまいそうになる。WRXの性能は普段使い切れない。90年代の峠マンガのような世界で夜に目を三角にして走らせるような場面でようやくという感じだろう。速い車だからこそミスをしてクラッシュに至れば大怪我で済むんだろうかという疑問が湧く。そういうヒリヒリした恐れをスパイスに次のコーナーに挑むという感じになる。多少のラフな操作やミスは車側がカバーしてくれ、速く走れるが徐々にエスカレートすれば何処かで限界を超えてしまうだろう。だからこそ、この車には自制心が必要なのだ。
現代のスバルらしさは先進安全かも知れないが、20年前のスバルらしさはWRCの結果に裏付けされた高出力AWDによるハイレベルな走りだった。この車はその意味でとてもスバルらしい車だった。オーナーには深く感謝したい。

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マイカー
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BOXERTURBO
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スバル / インプレッサWRX
GDA (2005年) -
- レビュー日:2026年1月29日
- 乗車人数:5人
- 使用目的:スポーツ走行
おすすめ度: 4
- デザイン:無
- 走行性能:無
- 乗り心地:無
- 積載性:無
- 燃費:無
- 価格:無
- 満足している点
- GDBやSG5と共通の部品が多いので直しやすい
- 不満な点
- GDBの廉価版やパチモンと言われる
- 総評
- タイムアタックガチ勢じゃ無ければ十分
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マイカー
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