三菱 デリカミニ

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所有者にしか絶対わからない納車1ヶ月後の超本音レビュー。 - デリカミニ

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所有者にしか絶対わからない納車1ヶ月後の超本音レビュー。

おすすめ度: 4

満足している点
1.運転席からの視界が良い

他のハイト系ワゴンと比べると少し目線が高いので見通しが良いですよね。
Nボックスと比べても、そもそもフロントガラスのサイズが圧倒的に広い。



2.エアコン吹出口のレイアウト

これを指摘する人はまずいないと思いますが…これは非常にありがたい。
このレイアウトだと社外カーナビを設置する際、どのサイズでも可能です。
新型Nボックスなんかも比較的同じような理屈で自由度は高めでしたよね。
しかし、この吹出口にスマホホルダーなんかを設置したい人からすると、
確実に鬱陶しいレイアウトになると思います。直下にトレイもあるのでね。

3.ステアリングヒーターが素晴らしい

実を言えば天井のサーキュレーターやハンズフリーのスライドドアよりも
必要性を感じていなかった快適装備の1つがこのステアリングヒーター。
しかし、実際に使ってみたところ…予想をはるかに上回る便利さで驚愕。
まず、スイッチONで15秒もすればポカポカです。恐ろしく早い。速い。
しかもちょっと熱すぎるのでは?というくらい暖かくなります、ハンドル。
さらに、ヒートシーターと違って一部だけでなく、ハンドル全てが熱い。
自分はてっきり真冬に乗車時、凍てついたハンドルを触るのがイヤな人が
運転初期に使うだけのシロモノだと思ってたんですが…どうやら違う。
これは真冬にかじかんだ手を温めるカイロみたいな役割を担ってます(笑

4.フロントガラスへの映り込みが少ない

これは地味に素晴らしいです。Nボックスでは内装が無駄に豪華な分、
それが災いして助手席のパネルの光沢が窓に反射して非常に目障りでした。
デリカミニはフロントガラスに反射する場所にそういった装飾はないので
夜間の街灯などでチラチラしたり内装が反射したりする事も無いようです。

5.リヤガラスの設計が車中泊仕様にとっては嬉しい



物凄く細かい話ですが…写真の通り、リヤガラスの上部が横一直線に
ボディの鉄板が剥き出しになっていてハイマウントストップランプだとか
リヤワイパー、テレビアンテナなどと言った回路等に一切干渉しないので
カーテンなどを設置しやすくて非常にありがたいです。
おまけにリヤガラス両サイドの枠もスッキリ長方形にレイアウトされてて
カーテンを設置すると隙間が全く出来ないので中を覗き込めないんですね。
今までNボックスではカーテンを設置してましたが、磁石の設置が面倒で
どうしてもキレイに設置出来ず、おまけに両側に隙間がどうしても出来て
覗き込めてしまうのがちょっとイヤだったんですよね、細かい話ですが。
不満な点
1.乗り降りが若干しづらい

利点でもある目線の高さは逆に言えば座面が高いので乗り降りは不便に。
身長170cm以上でないと恐らく乗り込む際にスッと腰が入りません。

2.とにかくアラームがうるさい

シートベルト着用忘れからスライドドアの開閉時の警告音まで…
とにかくいちいち音がデカくて喧しいです。百歩譲ってシートベルトは
道交法上義務があるので良いとして、スライドドアはマジ勘弁、です。
深夜や早朝に出かける事の多い身としては本当に気を使って疲れます。

3.リモコン操作しないと施錠・解錠が出来ない

今まで何年も車両から離れたら自動的に施錠してくれる車だったので
リモコンボタンを押さないと施錠も解錠も出来ない仕様に慣れません。
Z4は言うまでもなく、Nボックスでもそれが出来る仕様だったので。
スライドドアのハンズフリー機構を標準装備する前にこっちをしろと。

4.給油口のフタを開けるのが煩わしい

これも同じく…ドイツ車などではほとんど外のフタをプッシュすれば
給油口の扉が開くのに対してデリカミニは運転席でレバーを引かないと
開けられないので地味に面倒臭い。因みにNボックスもそれが不要です。

5.静電式エアコンパネルは調整しても微妙



前回も指摘していたデザイン重視で実用性を無視して奢った操作パネル。
一応感度を下げる設定も可能だが、5段階のうち標準で2となっていて
これ以上感度を鈍くしようにも1つしか下げられないので効果は微妙。
5段階設定可能なら1にしたら反応鈍くてイラっとする程度じゃないと。

6.オールウェザーマットの機能性が中途半端



以前からフロアマットに静粛性向上の理由もあってフロアには必ず
ゴムマットを敷いていますが、今回は最初からディーラーで購入装着。
実際純正品だけあってフィット感は言わずもがな、見た目も良いですが
靴底の小石や砂で車内を汚さないようにしたくてもそれがイマイチです。
画像を見ての通りマットは至ってフラットな上にカバーの面積も微妙…。
ただ、ゴムマットは静粛性に寄与するのでこの上から別のマットでも
敷こうかな、と少し考えています。勿論、このマットはそのままで。

7.デジタルミラーはやっぱり劣悪



これを良いと言う人は普段後方の車両とかまともに注視してないのでは?
普通に後方を確認したり注意を払おうとしたら、とてもじゃないけど
こんな小さいミラーではお世辞にも役に立ちません。解像度も低すぎ。
先日1万円足らずで買える型落ち大型ミラー型ドライブレコーダーを
義父に譲ったNボックスに取り付けましたが雲泥の差で良かったです。
視認性もサイズも画質も画角も解像度も…全てに於いて優れてました。
ドラレコ機能も当然無いので、このデジタルミラーの価値は数千円?
社外品でこれに交換出来るミラーが登場したら即座に交換したいです。
唯一救い?なのはコレがないとアラウンドビューが見られないので、
狭い敷地に駐車したりする際にカメラのボタンが役立ってるだけ。
こんなサイズのミラーなので当然、アラウンドビュー画面は最悪です。

8.恐ろしい程スカスカなリヤハッチ内部



ナンバー灯のLED交換で内張りを外した際の衝撃たるや…驚愕。
軽自動車なんてこんなもんだろうとは頭でわかってはいたものの、
ここまでスッカスカだと失笑も起きません。子猫が4匹は入ります。
そんな子猫たちが入りこまなくて済むようにデッドニングしたい。
音がどうとかどうでもいい、このアホみたいな空間は死んで欲しい。

9.エンジン始動がやたら遅い

これも誰も指摘しないのが不思議なのですが…あからさまに遅い。
他のどの車をエンジン始動させてもここまで遅い車を知りません。
なので普段からのクセで始動ボタンを押した直後にシフトレバーを
Dレンジに入れるとエンストしているので「ハッ」と気づくのです。
要するにスタートボタンを押してエンジンがかかるよりも先に
シフトレバーをDに入れたのでエンジンが始動出来なくなってます。
何もそんな年寄りが高速動作してるでもないんですが…ダメなんです。
スタートボタンを押して2秒以上待ってシフトレバーを動かさないと。
長年の慣れというのは怖い。因みにNボックスやZ4は大丈夫でした。

10.シートヒーターが連続作動しない?

これは先日長距離運転で初めて気がついた事なのですが…
発進した直後からシートヒーターONで運転。その後1~2時間は
確実に座面が暖かくて寧ろ少し熱すぎるかな?と感じていたのが
気づいたら全然熱くも何ともなくなってました。自動オフとかか?
とは言え、パネルのスイッチはONのままでサインも点灯してます。
ショートしてるのか安全装置の類いかよくわかりませんでした。
総評
沢山あるので以下にも付け加えます(汗

11.意外と利かない小回り

こればっかりは4WDで若干大径タイヤになるので仕方がないですが
他の軽自動車と比べると最小回転半径は大きい分、小回りは今ひとつ。
そんな違いわからないレベルだと思ってましたが…わかっちゃいます。

12.センタートレイのカップホルダーが適当すぎる



おまけとは言え、このセンタートレイについているドリンクホルダーは
牛乳パックサイズの枠があるだけで特に何もない、本当におまけ的存在。
それでもあるだけ便利と思いましたが、トレイに対して高さが低すぎて
非常にバランスが悪く、他のホルダーのようにツメすら一切無いので
牛乳パックか350ml缶以外だと倒れてきます。あくまでオマケです。

13.自動追従システムのマイパイロットはただのクルコン

何故これで驚いてる人がいるのか不思議で仕方がないのは、
このシステムが10年以上前から欧州車では当たり前な装備で、
遅れていた国産車に装備されていなかったからではないでしょうかね?
やたらCMで自動運転的なところを強調しているので、さぞかし技術が
もっと特別なもので進化しているのだと思ってましたが…何てことはない
10年前の大衆車VWゴルフについてるACCと全く同じシステムです。
同一車線がウンタラカンタラ…と謳われてますが関係ないですね、全然。
ただ、そんなACCも全車速対応になってきてるのはありがたいです。
勿論、欧州車では10年以上前からそうなっていましたが軽自動車で
全車速対応のACCというのはよくぞ、って感じでしょうね。
因みにこのACC…マイパイロットですが、アクセルとブレーキ加減は
どう見ていても下手くそな初心者ドライバー丸出しの制御となるので
ACC発動中では後続車に「ゲッ!初心者かよ!」と思われる事必至。
そんな自動フットワークなので使うと交通状況次第では燃費が落ちます。

14.リヤワイパー自動稼働は大きなお世話

雨天でフロントワイパーを作動中にシフトレバーをRにすると自動的に
リヤワイパーが動いてしまう問題。これ、Nボックスでもデフォルトで
こういう仕様だったんですが、勝手に動かれても困る!ということで、
初回点検時に整備士にPCからコーディングで動作しないように設定を
し直してもらいました。こういうのは大抵コーディングで解決しますしね。
ただ、コーディングに対応していなかったり、そもそも整備士が知らないと
元も子も無いんですけどね。

15.バッテリーの搭載位置が悪い



アイドリングストップは使うし、ドラレコは駐車監視録画モードなので
バッテリーは初回車検で交換する予定でいますが、載せ替えるだけなので
Nボックスの時と同様に自身で買ってきて交換すれば…と思っていたら
デリカミニのバッテリー搭載位置がやけに奥まっていて面倒臭そうです。
周知の通り軽とは言え昨今のバッテリーは結構大きいしかなり重たいので
なんでこんな場所に配置してんだか疑問です。
バッテリー上がりの時とか非常時にケーブルの取り回しは絶対面倒です。

16.この垂れ下がってるパーツは何でしょう?



スライドドアを開けてふとレールの所を見たら何やら部品が垂れてます。
納車時に既に気づいてましたが勿論、何かしら壊れてるとかではなく…。
ただ、こんなパーツがこんな身近な場所で垂れ下がってて良いものか…?
何かの拍子で引っ掛けて外れても気づかないかもしれないです。
他車種のスライドドアはどうなってるんでしょうかね?
少なくとも以前乗ってたNボックスではこのような部品は見た記憶無いです。


総評として…

どうもこのフロントマスクに化けただけで売れてる印象が強いんですが
キャラ萌え大国日本とは言え、デリ丸の力だけでバカ売れるハズもなく
実際に乗っていると軽自動車特有の安っぽさはそれほど感じないので
最近まで乗っていた高級スポーツカーであるZ4から乗り換えても
残念な気持ちになることはそれほど無いのがまた凄いですね。
逆に高級車でも10年前のモデルと比べたら高級に感じるかも。
やはり好みはあれど最新の快適装備や安全装備の有無はデカいです。
そこらへんは実用性が欠かせない日本の軽自動車ならでは、でしょう。
ただ、それだけだと趣味性や非日常性が感じられず残念なままですが
デリカミニのような車はアウトドアに最適なので趣味性も実は高いです。
そして、多くの人が想像している以上に乗り心地や走行性能は高いです。
市街地をちょっと走った程度では気付けない点にいっぱい気づけました。
敢えて物凄く辛辣に述べてますが、好きこそナンチャラ…ってヤツです。
デザイン
4
これは別に納車前だろうが後だろうがそんな変わるものではないが
未だにあまり多く街中で走ってないせいか、少し人目につきますね。
フロントビューばかり注目されがちですが、リヤビューもなかなか。
特に赤いマッドガードは本当にマッチしてますね、三菱車らしくて。
バンパーもガーニッシュもピアノブラック調で樹脂パーツが少なくて
全く安っぽさがない。しかも全てLED化したので高級感も増してます。
内装も改めて…悪い意味でなく、至ってフツーですね。
多少高級感が増しそうな装飾もしましたが、やりすぎると気色悪いので
言われなきゃヘタすりゃわかんないレベルに、オシャレにしたいです。
走行性能
5
今回高速道路も運転しましたが、納車1週間後と感想は変わらず。
ターボ車なのにターボ車っぽい感じは良くも悪くもないですね。
高速で追い越しの際に踏み込むとさらにグイグイ加速していく
Nボックスのターボとは違ってのんびり加速していく感じです。
但し、現時点でまだ慣らし運転中で深く踏み込んでいないので
そう感じているだけかもしれませんが、恐らく変わらないかと。
ただ、時速100キロまでは思ったほどもたつきも見られず。
逆にこれ以上を求める人は速度超過上等な人くらいでしょう。
乗り心地
5
これは試乗した瞬間に良さを感じていた通り。納車1週間後も同じ。
じゃあ峠道や荒れ道、高速道路ではどうなんだ?という事で運転。
あいにく現在14インチにインチダウン+スタッドレス仕様なので
若干比較は難しいところもあるが、それを踏まえても素晴らしい。
やはり山道や高速を走るとその良さがハッキリと判ってしまいます。
特に山道のカーブでも軽快で、身体が左右に持って行かれる事無く
踏ん張ってくれるのはシートのおかげでもなく、正しく足回りです。
車重があるからだけでなく、その重点が良い事も理由の1つかも。
静粛性も決して良いとは思えませんが、その代わり煩くもならず。
高速道路で加速しても問題なく、風切音も意外と煩くないですね。
また、内装がチープな軽自動車はどうしてもカタカタ音などするが
デリカミニはそういった安っぽい雑音も少ないので精度は高そう。
積載性
3
納車後しばらく「十分」だと思っていたのはカタログ値の寸法から、
外寸も全く同じNボックスと比較してもほとんど大差無いとの認識で。
しかし、実際に詳しく計測してみるとNボックスよりは明らかに狭く、
積載量も1割近く減ることがわかりました。これはちょっと手痛い。
そこで改めてホンダ車のセンタータンクレイアウトの凄さを再認識。
ただ、車中泊したり大量に積載でもしない限りは気付けないレベル。
現時点では天井収納を設けてますが、この時点で少し狭さを感じてます。
燃費
4


燃費については試乗時も納車直後も正直それほど期待もしておらず、
寧ろ4WDターボなので、以前所有していたNボックスと比べたら
同じターボでも4WDな上に車重も100キロ近く重たいのだから
悪くて当然という頭でいたが、実際しばらく乗っていると意外にも
運転の仕方次第でそこそこ頑張れるのがわかりました。
また、Nボックスでは高速道路でもそこそこ燃費が向上してましたが
デリカミニの場合はさすがに高速道路では向上することは全くなく、
時速90キロが限界で、それ以上だと平坦道でも無い限り平均燃費は
下がる一方だったので、高速道路では80キロ台の走行が理想的。
また車重もあるので登り坂でも極端に落ちます、アメ車並みです。
燃費の悪さ云々よりも語るべきは「航続可能距離」です、絶対に。
因みに同じ4WDターボ仕様のNボックスとカタログ値で比べると
航続可能距離は460キロに対してデリカミニは472キロです。
価格
3


未だに「軽なのに200万円以上するの?」等ナンセンス極まりない
発言をしてしまう昭和感丸出しのダサい人を見かけてしまうんですが。
安全装備と快適性をこれだけのサイズの車に全てブチ込んでいたら
高騰するのは当然で、例えばEVが未だにガソリン車よりも高いのも
当たり前の話で、もはやそういう話題を出す時点でナンセンスな話。
それよりも値段に見合っているか否か、という本質で話すべき。
そうは言っても事実、中古車でも300万円以上はザラですけどね(汗
あと、どれだけどんなカタチで使うかによってもそこは変わってきます。
全くオープンにしない人からしたら幌車に1000万円は高いし、
ステータス重視な人からしたら100万円以上する軽は全て高い。
そりゃそうです、軽が300万円したところでステータスは低いので。
自分の場合はベンツのSUVに乗っていた時に、これじゃデカすぎて
運転する楽しみ以上に周囲や車体に対するストレスの方が勝ってしまう
という事があったので軽やそれに近いコンパクトカーが理想的でした。
しかし、チープなのは心までチープになってしまうので、貧乏だけど
貧乏じみた車には乗りたくない、という事もあってのこの車でした。
故障経験
特に問題となる不具合らしい箇所も見られませんが…
納車後に社外品として付けたカーナビが一部不具合があり、
その不具合の原因が車両側にあるのか部品側にあるのか不明で究明中。
また、車両側の安全装備となるセンサーの誤動作らしきものが
2回ほどありました。急停車するとかでなく、誤作動というか誤反応。
明らかに何も無いところで警告表示と音が鳴りましたが…まぁその程度。

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