最終形スピンドル - NX PHEV

マイカー

最終形スピンドル

chri_mido
レクサス / NX PHEV
450h+“バージョンL”_E-Four(CVT_2.5) (2023年)
- レビュー日：2025年3月14日
- 乗車人数：２人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 4

デザイン：4
走行性能：4
乗り心地：4
積載性：4
燃費：4
価格：2

満足している点: エクステリアと走行性能
不満な点: インテリアデザインと最小回転半径の大きさ
総評: 良くまとまった車ですが、価格に見合っているかというとヤヤ微妙かな。

デザイン: 4; エクステリアですが、ボンネットからルーフへ繋がる強めの傾斜のラインとローキャビンにより、SUVらしからぬ流れるような美しいサイドシルエットです。
フロントは最終形スピンドル？として10年分の進化を感じますし、リアとサイドの面構成やエッジの使い方もボリューム感を演出して、大変良くまとまっています。
その一方で、インテリアは真面目にデザインしたのか？とデザイナーに聞きたくなる出来栄え。
装飾が簡易な上、ディスプレイとメーターの位置が低い事により、必然的にダッシュボードのプラが目立って安っぽい(＝視線移動距離も大きくなる)。
ブレーキとアクセルのペダル配置、ゴチャついたメーター内表示の識別しずらさ、ブラインドタッチがしずらい空調タッチSWなど…ドライバーへの操作性を考えてホントに煮詰めてデザインしたのか？と聞きたくなります。
走行性能: 4; 近距離はEVで長距離はHVでドライブ。腰高なSUVを感じさせにくいコーナリングで、体の軸のブレも軽微。クルクル回わせますがレクサスらしく全体的に上品な仕上がり。4名乗車でも余力ある加速能力は国内なら必要十分かと。
乗り心地: 4; 所詮4気筒ですし、Lクラスではないレクサスだからあまり遮音に期待するのも可哀想かな。THSは高速でも積極的にEV走行へと切り替えるので、路面状況が良ければ滑るように走ります。
路面状況が悪いキツめな段差で受けるショックでは、リアのボディ剛性が少し不足してるような感を個人的には受けますが…気にしすぎかもしれません。
積載性: 4; 4名乗車でロングドライブの旅行でも余裕です。
一点残念なのが、ゴルフバック横積みがギリギリなところ。もう3cm広ければ文句なし。
燃費: 4; 近距離はEVで電費4.5km。ロングドライブはHVで約18km。2tオーバー車なら十分かと思います。
価格: 2; ここが最大の悩みどころ。イイ車ですが、エントリークラスのハリアーやZR-V2台分の価値があるかというと、あるような…無いような…
自宅で200V充電できて、日常EVを積極的に楽しみたい方ならアリかと思います。
故障経験: トヨタのPHEV共通のトラブルで、個体差ではなく、おそらくロット単位規模の問題だと思うのですが、25年年次モデル前は諸元表のタンク容量(NXなら55L)が給油できない個体が相当数あるよう。実力40L強しか給油できない。RAV-4から発生し続けて4年以上も経過してるにも関わらず、販売済みの対象車全車を率先して治す気もないよう。大いに不満。
又、フロントのエアインテーク(もどき？)の穴が左右で開口と閉塞状態になりました。原因は今のところ不明。不細工な不具合です。
NXは初トヨタ車だったのですが、このような情け無い不具合は過去他メーカーでは経験なく、よくトヨタは品質が良いなどと巷では言われてますが、不具合への対応や対処をみると、個人的にはホントか？と感じてしまいます。