マツダ MAZDA3 ファストバック

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20S系MTにはない走りの愉しさがあり! - MAZDA3 ファストバック

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20S系MTにはない走りの愉しさがあり!

おすすめ度: 4

満足している点
・内装の質感とデザインセンスが良い。特に100周年モデルは白のデコレーションパネル、赤シートのコントラストに加え、程よいアクセントになったメッキ加飾とインパネデザインとが相まって非常にハイセンスなデザインが魅力でこのあたりは一部のレクサス車を超えてると思います。高い部材を使っていないのに質感を高く見せる技術がスゴイ。

・クルマが横に揺すられる動きがほとんどないからか、長時間の運転でも腰まわりの痛みが殆ど無いのが美点。

・今更ながらやはりドライビングポジションが秀逸。ブレーキングでは両足でしっかり踏ん張りながらも咄嗟のペダルの踏み替えにも対応できるような絶妙な足の開き具合と角度の付け方になっている。このポジションはOEM車以外の現行の全てラインナップに共通の作りなので特にボトムのマツダ2に乗ると車格が2段ほど高いクルマを運転するかのような、特に右足の足元空間の広さを感じるのが魅力。
不満な点
・車重に対してパワーが足りていない。良く言えばゆったり、ドッシリ、悪く言えばモッサリした動き。先代からの乗り換え直後はその静粛性の高さと相まってドイツ車のような重厚感ある動きに驚いたのですが乗り慣れて来た今感じるのはアクセルの付きの鈍さ。自分が期待する加速に対してクルマ側が一歩遅れて反応する、モッサリとした感じがあるのが先代に対して劣ってしまってるところだと感じる。この辺りは先代比で約70kg増の車重の影響か?

・全体に足が硬くゴツゴツする。凹凸路を走ってるとリアがハウリングするかのようにピッチングが大きくなっていくような現象が気になる。横に揺すられる動きを抑えこんでいる分を縦振動に全振りしたような動きで長時間の走行では腰ではなく、首が凄く凝ってくるのでネックピローが欲しくなる。

・アップデートによりレーダークルーズなどのADAS系の制御が初期より改善。フィーリングはBM型後期の制御にちょっと近くなった。
ただ、まだいまいちなところがあってクルコン稼働、前車との車間を長めに設定して走っている時に横から車が割り込んだ際にはやや強めの減速をして車間を調整するという制御が入るのがいただけない。これだと後続車両が困惑すると思う。

・MTのシフトインジケーターの精度が低い。どういう条件で起こる現象なのか、説明が難しいのですが、特に4速が適正なシフトなはずの登坂路でインジケーターはなぜか『4→5』、更に『4→6』と示したまま固定され、暫くしてようやく『4』に変わるという現象。この、『4』に変わる時間が、どう考えてもおかしいくらいに長いです。実際に6速に変えると今度は『6→4』と表示される始末…。BM型では同じシチュエーションになってもGやアクセルの踏み込み量などから?割と早い段階で適正のギア数に切り替わっていました。さまざまな路面でもかなり信頼性が高かった機能なのですがBP型(15s系だけか?)は登坂路での精度が今ひとつです。

・先代から相変わらずダメなのがキーレスオートロック機能が効いたり、効かなかったり問題。
総評
2020年9月末に自車が納車された直後、同年11月の商品改良の際に20S系にMT仕様が追加されました。
先代だと15S+MTが走りと燃費のバランスの絶妙な組み合わせ、現行だと車重増なので20S+MTがあれば、個人的に大本命だと思っていただけに、このタイミングで追加になろうとは…個人的にかなりショックでした。

そんなこんなで20SのMT仕様、試乗車がありながらもやはり乗って良かったら…と思うと二の足を踏んでいたのですがこの際、思い切って乗ってみたら…個人的には意外と互角かな?な感じでした。

動力性能は当然20Sが上。でも走らせて愉しいのは15Sの方。20Sは回転の上がり方がほぼ直線的にキレイに回っていくクールな感じ。一方の15Sは2500回転付近でトルクの山が一回あり、更に4000回転付近でもう一回山があるという、面白いトルクカーブでその山が来るたびにエンジン音や勇ましい排気音が大きめに聞こえるのでコレを目安にシフトチェンジしていく走り方が愉しい。20Sだと回転数によるエンジン音や排気音の変化が掴みにくく、遮音性の高さと相まってシフトチェンジのタイミングが分かりにくい感じがしました。

という訳で、MTでシフトチェンジを積極的に楽しみたいという方には相変わらず15S系のMTがオススメ(スピードは出ませんが…)。
…とはいえ、現在はラインナップから15S系のMT仕様が消えてしまったのは悲しすぎる…!
デザイン
4
外装デザインは好みがかなり分かれると思うので良い悪いの評価はできませんが、陰影の出にくい白カラーの、特にノーマル仕様だと前後面、側面ともシンプルすぎるきらいがあります(コレがある意味で強烈な個性になってるともいえるけど)。シグネチャースタイル仕様にすると存在感が出てバランス良く感じます。特にリアスポは付ける、付けないで特に側面と斜め後ろからの印象がガラリと変わります。
走行性能
3
直進安定性が意外と良くない(シフトチェンジ時のトルク抜けのせい?)。リアが跳ね上がるのが災いしてかフロント側も安定しない。ナビやミラーに少し目をやっているだけで気づいたら車線を割りかかってるということが結構ある。
左前方のタイヤの位置が分かりづらく、左カーブの際のライントレースが結構難しい。
乗り心地
3
良路での乗り心地は静粛性と相まって極上、しかしひとたび路面が荒れるとロードノイズや路面の起伏によるピッチングが大きくなるのがダメ。ただ、荒れた路面での下からのザラザラした感触を上手く取り除いているのは○。
積載性
3
リアウィンドウが45度程に傾斜していて、最後端部の高さが低くなってるので嵩のある荷物を乗せようとするとウィンドウ内側に干渉してしまいやすい。荷室はCX-3とぱっと見の容積の大きさが変わらないのでは?と感じるほど、先代比でひと回り分視覚的な狭さを感じる。内張りのフェルトは質感良好。
燃費
3
先代の同グレード比で60kg程重くなってるからか思ったほど伸びない。満タン給油法では先代だと17〜18km/l台をコンスタントに出していたが現行だと17km/l台なら良い方で15〜16km/l台で推移。酷暑だともっと下がる可能性が…。高速主体でも20km/l出せるかすら怪しい。
価格
3
飛び級グレードなので同エンジン同士のグレード比較ができないが…20Sの100周年モデルとの価格差がそれほどないから…20Sのが安すぎるのか??
故障経験
最初の車検の当日という絶妙?なタイミングでドアミラーの開閉不良が起こりました。この症例は先代のBMアクセラにもあったのでもはや持病か?
原因の一つとされるのが洗車時に全自動洗車機ではなくガンタイプの手動の高圧洗浄機を使った際の強い水圧がパネル間の隙間を通って内側のメカ部を腐食させてしまうようですが…。

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