MV AGUSTA ブルターレ800ドラッグスター

ユーザー評価: 4.71

MV AGUSTA

ブルターレ800ドラッグスター

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一度所有すると乗り換えという単語が無くなる一台 - ブルターレ800ドラッグスター

マイカー

一度所有すると乗り換えという単語が無くなる一台

おすすめ度: 5

満足している点
MVアグスタと聞くと高級バイクメーカーの印象が強いけれども、現状は弱小メーカーの一つ。
ただし尖った面も強く何と言ってもデザインと走行性能。
エンジンを使いまわしと聞くと悪印象もあると思うけれども、逆もありけり。
アグスタは基本のエンジン設計はそのまま各車種に搭載しているので、デチューン等されていれど3気筒ならF3系、4気筒ならF4系のエンジンが搭載されているのでどのバイクに乗ってもイタ車の官能的でSS並のハイスペックエンジンを体感できるということ。
モデルによってはほぼそのまま移植したようなものもあるので本当に過激です。
最近ではドゥカティのV4搭載ネイキッドが出ましたが、国産ネイキッドではそんなスペックのネイキッドなんてなかなか無いのではないでしょうか。

特にデザイン面では所有欲を満たしてくれます。
同じバイクとすれ違ったことがありませんし、悲しきかな道の駅などではオジサンにモテモテです。
不満な点
シートが硬く前後が狭いので長距離は不向き。
ネイキッドスタイルのストリートファイターですがポジションは割と前傾なのでまったり流したり下り道をダラダラ走るのは辛い。
標準でハイスロなので慣れるまでは極低速での扱いはギクシャクして気を使うかも。

国内にも正規代理店やRB等の並行輸入店があるけれども部品供給には不満ありです。
数百円のボルト一本の取り寄せで数ヶ月待ちました。国内在庫があればすぐに届きますのでイタリアの適当さを日本人顧客の感覚に合わせられない代理店の怠慢とも言えます。
総評
走る宝石と言われるMVアグスタのラインナップの中の一台で、数ある市販ストリートファイターの中でも格好良さと綺麗さをハイレベルでまとめ上げたようなデザイン。

エンジンフィーリング等も流石イタリア車と言うべきで官能的。

特筆すべき点も沢山ありますがしかし、総合点ではやっぱり国産バイクが一番。
デザイン
5
「motorcycle Art」まさにこれ。
眺めているだけでも楽しいです。
道の駅やバイク用品店に停めて戻ってきたら自分のバイクの周りに人が集まっててスーパーカーのオーナーになった気分を味わえます。
走行性能
5
まず、フルパワー化前提のバイクだと言うこと。
国内仕様では諸事情で排気系や最高回転数で色々と抑えられていて本領が発揮できません。
ここからやん!って回転数でリミッターをかけられぶった切られています。
因みに正規輸入車両であれば納車時に無料でフルパワー化可能とのことです。

同じ気筒数でも他社3気筒とはエンジンのキャラクターが全く異なります。
典型的な低速ドッカンモリモリではなく、4気筒寄りの3気筒といった感じで、低速ではゴリゴリ、中回転から高回転ではファーーーーン!と軽く吹け上がってくれます。
その咆哮も独特でまさしくブルターレ(獰猛)な野獣のようなエキゾースト。
3気筒にしてはトルクが薄く感じることもありますが、低回転でもノッキングを起こす事がないのは流石でしょうか。
空ぶかしでのレスポンスは凄まじく、過去所有していたCBR1000RR(07逆車)と比較しても普通車とスーパーカーくらいの違いがあります。
「フォーン!フォーン!」ではなく、「ファン!ファン!」といった感じ。
ただし標準でハイスロなので、極低速での取り扱いは慣れが必要かも。
どうしても気になるならパワーモードの設定を自分好みにすると良いでしょう。
反面、ハイスロなので全開時の握り直しが必要無くなるのと、減速時にスロットルを戻しきれずに突っ込みそうになるヒヤリからは開放されました。

車体の剛性感は適度で扱いやすいです。
その反面、リヤサスペンションは標準設定では柔らかく、ストロークの動きが激しいので走りや体重に合わせてプリロードやダンパーの設定をしてあげると良いです。

タイヤは標準で200サイズですが、街乗りではそこまで必要ないと思いますし、切り返し時の重ささえ感じさせられます。
タイヤ交換時は見た目や見栄を気にせず190サイズに落とすと街乗りでのキビキビ感を味わえますのでおすすめです。

因みに、飛ばす人はステアリングダンパーは必須ですよ。
特定条件ですが高速の継ぎ目や轍でハンドルがブリブリと踊って死を感じられます。
乗り心地
3
厚が薄いシートはお尻にダメージを蓄積し、狭いシートはポジションを後ろにずらせないので高速長距離には向きません。
例えるならレーサーのスポンジシート(笑
CBR1000RRに乗っていた頃に他車のシートがソファのように思えていましたが、このバイクに乗るとCBR1000RRでさえソファだと思えます。

ネイキッドスタイルのストリートファイターですが、ハンドルポジションが割と前傾になっていますので街乗りは少々辛いです。

ただし、車両の持ち合わせた加速性能に対してそれらの要素はスリルを感じさせてくれます。
全開加速では伏せて、お尻は後ろに。それをさせてくれない構造なんだから体感での加速感は凄まじいです。

慣れるとどうとでもなりますけど(笑
積載性
1
何も積めません。
小さすぎるリアシートは人間ですら乗るのを嫌がります。
シート下スペースは書類を入れるとシートが閉まりにくくなるレベルです。

リュックもしくはタンクバッグは必須です。
燃費
2
800ccとしては悪い燃費。
13km/l程度で、例を挙げるとスズキの隼が平均18km/lです。
CBR1000RRですら17Km/l。

その上ネイキッドモデルなのに燃料計をケチって警告灯しか付いていないのでツーリングではSS気分。
マスツーでは仲間の迷惑にならないように早めの給油をしましょう。
価格
2
一時買いやすい価格で出して、最近また値上げしているアグスタですが、当時は走る宝石を手に入れやすい非常に買いやすい価格でした。

中古でも流通数が少ないのとブランドから外車としては中古でも高値で取引されていますので、欲しい方は早めに購入を検討した方がいいかも。
故障経験
バッテリーあがりのトラブルこそありましたが、意外なことに購入から致命的な故障は経験していません。洗車時に気付くと外装等のボルトが無くなっている事がありますが外車オーナーならあるある範疇。

ただし、他のアグスタオーナーさんのお話を聞くとトラブルや警告灯はめっちゃあるあるだそうで、個体にもよるのかもしれません。

だとしても、意外と壊れません。

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