チェーンを快適に使うには? 今年の冬を快適に過ごす【チェーン編】

2019年1月31日

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クルマの冬支度についてすでに「準備編」を書いたのですが、そこに書き切れなかったことがたくさんあります。冬に起こりうるトラブル対策として、冬用のカー用品を用意しておくと役に立つ場合があります。今回はそんな小物類や準備に関するものをご紹介しましょう。

金属チェーンはいろいろ大変

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タイヤチェーンの携帯が増えそうな予感のする今年の冬ですが、チェーンを装着するときに持っていたいのがチェーン装着時に使う作業用の上着です。すごくなれている人なら別ですが、たいていの人はチェーンを取り付けるときに上着をドロドロにしてしまいます。スーツなんか着ていたらもう悲惨、まあスーツのときはJAFやガソリンスタンドに依頼したほうが懸命かも知れませんが、自分で作業するなら作業用の上着は必須です。

おすすめは上下セパレートのカッパです。上からすっぽり着られます。いわゆる「ラーメン合羽」と呼ばれる袖がしっかりしたものがいいです。ビニール合羽のように袖がゆるゆるだと作業がとてもしづらくなりますし、服の袖が出てしまえば服が汚れます。ズボンも合羽なら迷わずに膝を地面につけます。できればレジャーシートもあるといいでしょう。100円ショップのものでサイズ的にも十分です。膝をつき圧力がかかるとそこから浸水しやすいからです。

素手で作業するのは辛いので手袋があるといいのですが、軍手だと水が染みてきます。かといって炊事用のゴム手袋は作業がしにくいものですし強度もありません。これはすごく悩ましい部分です。強度的、そして防水的にふさわしいのはゴミ回収用などですが、細かい作業には向きません。非金属チェーンならこれでいけるでしょうが、一般的な金属チェーンは手順の終盤が細かくなります。巻き付けてから軍手に付け替えるのが理想です。また、チェーンを外したときにざっくり入れておけるバケツなどがあると便利です。

金属チェーンは小物も大切

非金属チェーンはサイズがピッタリしているものがほとんどで、パシッと固定してしまえば、それでほとんど問題がありません。しかし、金属チェーンの場合は長さを調整して装着した際にチェーンの端が余ってしまうことがあります。これをそのままで走るとフェンダーを傷つけたり、最悪ブレーキラインを断裂することにもなりかねません。金属チェーンを装着した際は、あまった部分を固定する針金とそれを作業するための道具が必要です。装着時にはペンチやプライヤーが便利ですが取り外し時はニッパーがあったほうがいいでしょう。

チェーン装着のビフォー&アフター

チェーンを買ってそのままクルマに積みっぱなしという方も多いことでしょう。またはガソリンスタンドやカー用品で購入しそこで脱着をお願いしている方がいると思います。つまり、自分で装着した事がないというパターンです。これはまずいです。寒いなかではじめてのチェーンを装着するのはかなり困難。それがもしも夜だったりしたら、不可能に近い状況となることもあります。チェーンを購入したらまず天気のいい昼間に予行演習をすることが大切です。そして、装着のコツを覚えておきましょう。できれば、毎冬のシーズンイン前にやってもいいくらいです。

タイヤチェーンを使ったあとはメンテナンスが必要です。まずは流水で洗って泥や汚れを落としましょう。その後、乾かしたら金属部分には注油しておきましょう。非金属チェーンといっても金属を使っている部分があることがほとんどです。ロックするための可動部分などはスプレー式潤滑剤などを吹きかけておくといいでしょう。金属チェーンはどうするか?すべてが金属ですから、すべてを油に浸けてしまうのが一番です。次に使うときは油まみれなのですが、そうしておかないと真っ赤に錆びたチェーンを使うことになってしまいます。


(諸星陽一)

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