【最新情報】スタッドレスタイヤの性能比較・タイヤはここまで進化している

2020年1月29日

スタッドレスタイヤ

ニュースで日本各地の降雪情報が届き始める中、スタッドレスタイヤ選びについてはいつも頭を悩ませます。各社からさまざまなタイプのスタッドレスタイヤが登場していますが、果たしてどんなスタッドレスタイヤを選べばいいのでしょう? 今回はシチュエーション別のスタッドレスタイヤの選び方を考えていきます。

とにかく氷上グリップ ブラックアイスバーンに強いのはブリザックVRX2

もうずいぶんと前から氷上性能でトップランクと言われるのがブリヂストンのブリザックVRX2です。ブリザックVRX2は、北海道札幌市でのタクシー装着率が72.5%、北海道&北東北主要5都市一般ドライバー装着率46.2%(ともにブリヂストン調べ)というのですから、その性能の高さは折り紙付きといえます。

札幌や北東北の都市部というのは、雪が降るのと同時に昼間は気温が上がり、さらにクルマの通行量も多いために降った雪が解けて、それが夜間に再凍結するということを繰り返します。再凍結した氷盤路面はスタッドレスタイヤによって磨かれて、さらにツルツルになります。そうした路面で高いグリップ性能を誇るのがブリヂストンのブリザックVRX2なのです。

総合性能で高い評価を受ける アイスガードiG60

アイスガードiG60は2017年にデビューしたモデルです。従来モデルに比べて15%も氷上性能をアップした部分が最大の特徴ですが、それだけではなくさまざまな性能を確保し総合性能が高いことで知られます。

「雨のヨコハマ」と称される同社のモデルだけあり、スタッドレスタイヤでは不利といわれているウエットブレーキ性能も高いレベルで確保。さらに通常は2~3年とも言われるスタッドレスタイヤとしてのライフ性能で4年以上を確保。燃費性能も高いということでランニングコストを抑えられるタイヤとして知られています。

車種にあったスタッドレスタイヤを選ぶことも大切

タイヤ痕

ミニバンなどの車高の高いクルマはとくにドライ路面でのタイヤのたわみがハンドリングに影響します。スタッドレスタイヤとしての性能を確保しつつ、そのたわみを抑えた設計がなされているのがトーヨーのウインタートランパスTXです。スタッドレスタイヤはウインター性能だけではなく、ドライでの高性能も大切なタイヤです。

SUV用のスタッドレスタイヤとして高評価を得ているのがブリヂストンのブリザックDM-V3です。ブリザックDM-V3はブリザックシリーズに共通するウインター技術で高い氷上性能、雪上性能を確保しつつSUV専用パターンを用いることで、高い剛性を確保してドライ性能も向上しています。

軽自動車は各種のコストを落とせることが大きな魅力ですが、スタッドレスタイヤについては最上級のものを選ぶことをおすすめします。タイヤは車重が重ければ重いほどグリップ力が増します(グリップは増しますが、車重が重いことによって慣性力が高まり制動距離が伸びがちです)ので、車重が軽めの軽自動車はグリップを稼ぐためにも上級のスタッドレスタイヤを選ぶことが大切です。


(諸星陽一)

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