上手に試乗してクルマを見極めよう

2018年9月27日

車を試乗している人

クルマを買うときにみなさんはどうしているでしょう。ネットや雑誌で情報を集めて、候補のクルマを決めて、そしてディーラーに出向いて実車を見て……最後はやっぱり試乗をして決めますよね。 中古車ではなかなか難しい試乗ですが、新車の場合は多くの人が試乗というステップを経てクルマの購入を決めていると思います。せっかく試乗するのですから、ただなんとなく乗るのではなくて、ポイントを絞った試乗を行いましょう。

まずは正しいドラポジが取れるクルマかを見極める

クルマを選ぶときに大切にしてもらいたいポイントは、走り出す前にすでに存在しています。まずもっとも大切なのはドライビングポジションです。ドライビングポジションがきちんととれないと、運転操作がきちんと出来ないだけでなく、運転していて疲れやすいという状況になります。

ドライビングポジションはまずシートに深く座ることが大切です。シートに深く座ると身体とシートが密着するので、身体が左右に振られにくくなり、疲れにくくかつ運転操作をきちんとできます。エンジンは始動しない状態でアクセルペダルを床まで踏み込み、右足が少し曲がっている程度にスライドを調整します。リクライニングはステアリングを回したときに、どの位置でも肘が曲がった状態にします。このときに身体がシートから離れては意味がありませんので、注意して下さい。

ちょっと太り気味でお腹が出てくると、リクライニングを寝かし気味にしないとドライビングポジションがキツくなります。このような場合はリクライニングを寝かして、ステアリングのテレスコピック機構を使ってステアリングを近づけます。が……テレスコピック機構が付いていないクルマも数多く存在します。
そこできちんとしたポジションを取らずに運転することになる。これはよくないことです。ステアリングの付け根部分にスペーサーを入れて調整できる車種もありますが、エアバッグとの関連性もあるので注意が必要です。どうしても正しいポジションが取れない場合は、そのクルマはあなたの身体に合わないクルマということになります。

動かせるものはすべて動かす

試乗車をチェック

運転を始めたら、できる限り動かせるものはすべて動かしてみましょう。たとえば、パワーウインドウは開閉してみなければリヤがどこまで開くかわからないですし、オーディオやナビの操作性もチェックしたい部分です。もちろんディーラーの担当者に確認をしてから動かすことが最低限のマナーです。

普段使いをチェックすることがもっとも大切

クルマの性能というと、走る、曲がる、止まるという三大要素が大切ですが、ディーラー試乗車でそうした深い部分をチェックするのはなかなか難しいです。そしてそれよりも大切なのが、普段使いのチェックです。自分の駐車場から幹線道路に出るまでなど、普段の道を走ってみることはとても大切です。できれば駐車場にも入れてみましょう。数値だけではわからないことがたくさんあります。


(諸星陽一)

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