スタッドレスタイヤはどうやって自宅に保管する?

2019年4月12日

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ひと雨ごとに気温が上がり、いよいよ春本番となってきました。よほど深い雪が降った地域でない限り、そろそろスタッドレスタイヤからサマータイヤに交換する季節です。冬の間頑張ってくれたスタッドレスタイヤはどのように保管すればいいのでしょうか? そのコツとノウハウを紹介します。

まずは装着状態でできることから

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スタッドレスタイヤをサマータイヤに交換するときに使えるノウハウは、その逆のパターン、つまりサマータイヤからスタッドレスタイヤに交換してサマータイヤを保管するときにも使えます。どちらも同じタイヤですので、サマータイヤだから……スタッドレスタイヤだからという区分けはないと思っていただいて構いません。

まずはクルマに装着されている状態でできることから行いましょう。それはタイヤ空気圧の調整です。もちろんタイヤを外した状態でもタイヤ空気圧の調整は可能ですが、装着された状態でガソリンスタンドに行って空気圧調整をしてしまったほうが一般的には楽と言えます。空気圧は規定通りで問題ありません。しまっておくだけだから、ちょっと高めにしておきたいという気持ちもあるかもしれませんが、そんな心配は無用。規定通りの空気圧で大丈夫です。その後、タイヤ装着状態で洗えるレベルまでは洗っておいたほうがいいでしょう。

タイヤを外したら念入りにチェック

タイヤを外したら、タイヤの外観をしっかりとチェックしましょう。トレッドの中に石や異物が詰まっていたら、マイナスドライバーなどを使って取り除きましょう。とくに気を付けたいのがサイドウォールのキズやひび割れです。サイドウォールに細かいひび割れが発生していたらそのタイヤはもう寿命です。次の季節には使うのをやめましょう。同様にキズもバーストの原因になりやすいので注意が必要です。トレッドに釘などが刺さっていた場合は、その部分をマーキングしてから抜きます(そうしないとどこに刺さっていたかわからなくなります)。抜いた部分に石けん水などを塗れば空気が漏れているかどうかが分かります。空気が漏れている場合はタイヤショップに持ち込んで、修理の相談をしましょう。

ワックスは塗る? 縦置き? 横置き?

タイヤをクリーニングした後にタイヤワックスを塗りたくなる気持ちはわかりますが、タイヤワックスは使わないことが原則です。タイヤワックスはタイヤをキレイに見せる効果がある一方で、タイヤを劣化させる可能性があるものも数多く市場に出回っています。走行中ならばワックス成分が徐々に無くなりますが、保管時はずっと付着した状態となるので影響が大きくなります。保管時は特にタイヤワックスは使わないようにしましょう。

タイヤはホイールに装着状態で保管するのが基本です。できれば、タイヤラックなどを使って縦置き(クルマに装着されている方向)で保管することがおすすめです。どうしても横置きにしなければならないときは、一番下とタイヤとタイヤの間に段ボールなどを挟んでおくこと、サイドデザインの転写現象を抑えることができます。段ボールは印刷のないものがいいでしょう。段ボールに印刷があるとその印刷がタイヤに転写されてしまうことがあります。

しまう場所は日差しの当たらない場所が基本です。マンションのベランダなどの場合はカバーを掛けておくのがいいです。温度が上がらない場所がおすすめですが、ゴムはオゾンによる劣化もあるのであまり風当たりがいい場所でない方がいいとも言われています。


(諸星陽一)

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