【事前に確認】車検に通るタイヤ・ホイールの条件とは?

2020年3月6日

タイヤホイール交換

クルマのパーツのなかでも比較的交換がしやすく、見た目も運転フィールも大きく変わるのがタイヤ&ホイールです。クルマのパーツのなかで路面と接しているのはタイヤだけですので、走りには大きな変化が現れます。また、ホイールのサイズやデザインを変更すれば、エクステリアの雰囲気はガラリと変わります。しかし、やり方を間違えると車検に通らないこともあるので注意が必要です。

サイズの変更は自由だが、規制もある

昔は、タイヤサイズは同一車種に設定のあるサイズにしか変更はできませんでした。

しかし、今は基本的にはボディからはみ出さなければ装着は可能ですし、ちょっとした手続きをすればかなり異なるサイズのタイヤでも装着が可能です。

そうしたなかで、あまり手間を掛けずに変更が可能なタイヤ&ホイールに限った話をします。



まずサイズですが、基本的にはボディからはみ出さず、サスペションが動いたときにフェンダーなどと干渉しなければ問題ありません。

フェンダーへの干渉を避けるためにフェンダーの折り返し部分をさらに折り曲げることもあります。

フェンダーから出てはいけないのはフェンダーの中心から前30度、後ろ50度の部分です。

ただしこの部分についてもタイヤのリムガードやラベリングなどが10mm未満ではみ出すのはOKとされています。

サイズがOKでもロードインデックスが低いとダメ

ロードインデックスというのはタイヤがどこまでの荷重に耐えれるかを表したもので、荷重指数とも言われます。

たとえば、195/65R15 91Hの場合、91がロードインデックスになり、91ならば615kgが負荷能力となります。

この数値が指定よりも低いと、車検は通りません。

基本的にサイズを大きくするとロードインデックスも高くなるのですが、扁平率をダウンする(つまりインチアップする)とロードインデックスが下がることがあるので注意が必要です。

アルミホイールには厳格な規格が存在する

ホイール

アルミホイールを装着する場合は、「JWL」という刻印のあるものを使用しなければなりません。

商用車の場合は「JWL-T」という表示になります。商用車に「JWL」表示のアルミホイールを装着した場合も車検は通りません。



JWLとは「乗用車用軽合金製ディスクホイールの技術基準」が定める基準を満たしていることを証明するもので「Japan Light Alloy Wheel」の略となります。

自動車メーカーが純正で用意するホイール以外の場合、このマークが付いていないと車検には通りません。



非常に困った問題が、「JWL」マークを刻印した偽物のホイールが存在することです。

このホイールは車検は通ってしまうのですが、安全性が確保されていません。

ネットやショップで、やたらと安いものは一度疑って見る必要があるかも知れません。

もちろん、本物を安く売っていることもあるのですが、私達ができるのは、疑うという自己防衛しかないのです。


(諸星陽一)

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