【クルマの歴史】メルセデス・ベンツ Cクラス

2020年7月22日

ベンツ Cクラス 歴史

メルセデス・ベンツのFR系モデルでもっともコンパクトなモデルとなるのがCクラスです。2014年~2019年までは全輸入車の中で3位、メルセデス・ベンツブランドのなかでは1位の販売台数を誇る人気モデルであるCクラスの誕生から現在までをひもときます。

190シリーズから始まるCクラスの歴史

メルセデス・ベンツは1980年代中盤まで現在のEクラスにあたるミドルレンジがもっとも小さいモデルでした。そこに登場したのが1985年から日本に導入された190シリーズです。基本的なモデルは2リットルのガソリン4気筒エンジンをフロントに搭載、リヤホイールを駆動するFR方式を採用します。サスペンションはフロントがストラット、リヤがマルチリンクの4輪独立懸架を採用しました。ボディサイズは日本の5ナンバー枠に収まるものでした。その後、エンジンの排気量をアップしたモデルやディーゼルエンジン、レース用ホモロゲーションモデルなどが追加されています。


190シリーズは1993年でその使命を終え、Cクラスとして生まれ変わります。190シリーズの型式名がW201、Cクラスの型式名がW202であることからも、Cクラスが190の正式な後継モデルであることがわかります。初代のCクラスは全幅が1720mmとなり、190時代の5ナンバーボディとは決別します。ボディはセダンのほか、ワゴン(S202)も用意されます。初代Cクラスには1.8リットル直列4気筒から5.4リットルのV8まで豊富なエンジンラインアップが用意されました。サスペンションはフロントがダブルウィッシュボーンとなり、リヤはマルチリンクのままでした。

クーペと4WDが追加された2代目Cクラス

2000年にフルモデルチェンジされ2代目(W203)となったCクラスは、ワゴン(S203)に加えて、クーペ(C203)もラインアップされました。搭載されたエンジンは1.8リットル直列4気筒から5.4リットルのV型8気筒です。フロントサスペションはダブルウィッシュボーンからストラットに戻ります。駆動方式は基本がFRですが、4マチックと呼ばれる4WD方式が加わりました。このモデルでCクラスはその構成を確立したといえます。

アバンギャルド仕様の登場と安全性向上

Cクラス②

メルセデス・ベンツの普遍的なデザインアイコンであったのがクーペグリルと言われるもので、グリル中央に大型のスリーポインテッドスターを配置し、セダンなどと差別化するものでした。その法則が2007年に導入された3代目Cクラス(W204、S204)で崩れます。3代目Cクラスではアバンギャルドという仕様が設定され、いわゆるクーペグリルが装備されるのです。


3代目Cクラスもセダン、ワゴンに加えてクーペ(C204)が設定されました。こちらはクーペですから、グリル中央にスリーポインテッドスターが配置されます。3代目に搭載されたエンジンは1.8リットル直4~3リットルV6までで、V8は廃止となりました。またこの3代目からレーダーセーフティパッケージが登場し、安全性を向上させています。


現行モデルとなる4代目は2014年に登場。セダン(W205)、ワゴン(S205)、クーペ(C205)に加えて、カブリオレ(A205)も設定されました。エンジンはダウンサイジング化が進み1.6リットル直4からの設定となりましたが、4リットルのV8ツインターボも復活しています。

諸星陽一
  • 諸星陽一
  • 日本自動車ジャーナリスト協会(外部リンク)
  • 自動車ジャーナリストとして専門誌やライフ誌での執筆活動をはじめ、安全運転のインストラクターも務める。1992年~99年まで富士スピードウェイにてRX-7のレースに参戦。セルフメンテナンス記事も得意分野。福祉車両の数少ない専門家の一人でもある。

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