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いまだホンダを代表するグローバルモデル、シビックの歴史
2021年6月28日

かつてはホンダを代表するベーシックモデルであったシビック。一時期、日本での販売が途絶えることもありましたが、アメリカはもちろん、欧州でも販売されるグローバルモデルがシビックです。アメリカで不可能と言われた排ガス規制をクリアした初代やスポーツモデルが人気を博した3代目以降など、さまざまなモデルが存在したシビックの歴史を振り返ります。
CVCCの登場と先進的雰囲気にあふれた2代目
軽トラックで四輪車製造に参入したホンダでしたが、最初のうちはその販売にはかなりの苦労を伴いました。スポーツシリーズに続いて、セダンの1300を世に送り出しますが、販売は思うように軌道に乗りません。そうしたなかで投入されたのがシビックです。
初代シビックは1972年に登場します。当初のモデルは1.2リットルエンジンを積む2ドアで、ハッチバックではなくリヤウインドウの下にトランクリッドが備えられたパッケージングでした。当時アメリカではマスキー法と言われる排ガス規制が施行されようとしていました。この規制は非常に厳しいもので、クリア不可能と言われたのですが、ホンダはCVCCという希薄燃焼システムを開発しこれを1973年に搭載しクリアするに至ります。マスキー法は最終的には廃案となっています。また、初代シビックにはツインキャブを搭載したRSというスポーツモデルも設定され、あこがれの的となりました。初代モデルは1979年までの7年間に渡って製造されます。

2代目が登場するのは1979年です。2代目からはホンダ自らがニックネームを付けます。2代目シビックは「スーパーシビック」と呼ばれました。北米での販売も大きく意識された2代目は、集中ターゲットメーターやリクライニング機構付きリヤシート、テールゲートオープナーなど装備も充実した仕様となりましたが、販売は振るいませんでした。2代目モデルは1983年で終了します。
DOHCエンジンを搭載したSiグレードの登場で一気にスポーツ性を向上

3代目となる「ワンダーシビック」は、1983年に登場します。1984年にはシビックにおいてシリーズ初となるDOHCエンジン(ZC)が搭載されます。ホンダは最初の4輪車であるT360というトラックにDOHCエンジンを搭載するなどスポーツイメージの強いメーカーですが、このシビックSiはじつに14年ぶりとなるDOHCエンジンの搭載でした。バブル景気に当たる時代に売られたモデルだけにスポーツイメージ戦略は成功し高人気となりました。

続く4代目「グランドシビック」は1987年に登場します。グランドシビックにもDOHCエンジンを搭載するSiグレードが設定されましたが、1989年には可変バルブタイミング&リフトシステム(VTEC)を備えるDOHCのB16型エンジンを搭載するSiRが登場し、そのスポーツ性をさらに高めます。
タイプRの登場と日本での販売停止 そして再販開始

5代目の「スポーツシビック」はバブル終焉の年である1991年に登場します。ZCエンジン搭載はなくなり、スポーツ系はB16エンジン搭載のSiRもしくはSiR IIとなります。

6代目「ミラクルシビック」は1995年にデビューします。6代目最大のトピックスはタイプRの追加です。タイプRは1.6リットル自然吸気で185馬力という高性能を発揮するエンジンを搭載しました。

2000年に登場した7代目は「スマートシビック」の愛称です。このモデルにもタイプRが設定されました。ただしタイプRは日本製造ではなく、イギリスの現地法人で製造されたモデルです。以降タイプRはイギリス製造となります。7代目ベース・タイプRのエンジンは2リットルにスケールアップされ最高出力は215馬力となりました。

2005年に登場した8代目以降は愛称が付きません。8代目の最大の特徴はボディが3ナンバー化されたこと、ハイブリッドが追加されたことです。8代目ベースのタイプRは2007年に登場、エンジンは2リットルで225馬力となりました。

9代目は2011年に発表されますが、日本では未導入となっています。ただし、2015年に登場したタイプRのみが750台限定で販売されました。9代目ベースのタイプRのエンジンは2リットルターボとなり最高出力は310馬力にまで向上されました。

現行となる10代目は2015年に発表。日本には2017年から導入されました。セダンは埼玉県の寄居工場、ハッチバックはイギリス工場生産となります。タイプRもイギリス生産で2リットルターボ320馬力のエンジンを積みます。ただ、ホンダは2021年にはイギリス工場の閉鎖を発表していて、今後ハッチバック系がどこの工場で生産されるのかは発表されていません。
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