シトロエン好きでディーゼル好きの人向き - C4 ピカソ

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シトロエン好きでディーゼル好きの人向き

akisiba
シトロエン / C4 ピカソ
シャインブルーHDi_RHD(AT_2.0) (2016年)
- レビュー日：2021年4月12日
- 乗車人数：２人
- 使用目的：レジャー

おすすめ度： 4

デザイン：4
走行性能：4
乗り心地：4
積載性：3
燃費：4
価格：3

満足している点: ４速、時速50キロくらいからのジェントルな乗り心地。高速の登り坂をゴリゴリ上がっていくトルク感。荒れた路面での素晴らしい乗り心地。大好きなシトロエンのディーゼル車に乗っているという満足感。安い軽油でまあまあ良い燃費。
不満な点: ザラザラした振動と乗り心地。今は退職して気になりませんが、働いていた時は疲れたときにこの振動がかなりしんどかったです。ガソリン車に慣れていると精神的に疲れているときには拷問に近いです。8速になった2000ccディーゼルや1600ccディーゼルにも乗りましたが、そちらはかなり振動が改善されていました。エンジン音は半端ないです。特に外から聞く音は大きく宅配便か生協の配達かというくらい。深夜の住宅地での暖気はできません。暗すぎるヘッドライト、軽自動車が後ろについても自分の影がクッキリ前に伸びてガッカリ。ほとんど使えない安全補助装備。前席には全く恩恵のない天井全面ガラス。
総評: シトロエン好きで、ディーゼルがいいなあと思う人向けですね。静かで燃費の良いディーゼルは他にもありますから。好きならOKです。

デザイン: 4; デザインはとても好きです。フロントデザインが初期のカクタスのようにシトロエンマークが独立している方が好きですけど。カクタスさえも同じデザインになってしまいましたね。7人乗りより5人乗りのギュッとしたかたまり感が好きです。内装は「変なの～」ってところがない普通な感じで、もう少し「変なの～」感が欲しかったです。でも野球ができるくらい無駄に広いダッシュボードは凄いです。あ、野球盤でした。バックドアを上げた時の車体本体の角度が好きです。また後ろ姿にマフラーが全く見えないところも好きです。そして３Dリアランプが美しくて最高です。運転している自分が見られないのが残念です。
走行性能: 4; パワー感はさすがディーゼルっていったところ。力不足は感じません。ただ車重が結構あるので、街中での発進時はガソリン車のようなキビキビ感には程遠いです。
乗り心地: 4; シートのフワフワ感は以前乗っていたC3の方が乗り込んだその時から感じました。ピカソは乗り込んだ時には感じませんが、走っている途中に急に「何て乗り心地がいいんだ！」と感じることがあります。荒れた路面のショックの吸収の仕方は最高です。わざと道の凸凹を選んで走ってしまうほどです。日本に石畳の道がないのが残念です。ディーゼルの振動は先に書いた通りです。でも時速50キロを超えれば急にジェントルになりますので、旅行では快適です。「ピカソと何処までも」の気分になれます。
積載性: 3; 室内高も意外とあるので、後部座席を倒せばかなりの荷物が積めます。車内泊も大人二人なら楽勝です。ただし畳んだ後部座席が完全にはフラットにならず、前に向かって傾斜がつくため寝る時にはそちら側を頭にしないといけません。同じ理由で荷物も水平に置けない為、スペースが無駄になることがあります。ここはホンダ・フィットの圧勝です。後部シートの倒し方にクセがありすぎて妻は何度やっても倒せません。
燃費: 4; 街中リッター12キロ前後。高速では平均時速90キロ以上でリッター20キロ。110キロくらいまで上げてもほぼ燃費が変わらない長距離ツーリングエンジンです。燃費を伸ばすには余程トロトロ走らないとだめです。一度大雪の東北道を東京から青森まで700キロ、平均時速70キロで走った時にリッター27キロ出ました。大分県への帰省1000キロは毎回無給油です。
価格: 3; 外車ですから、やっぱりそれなりにかかります。ディーゼルだと余計高いです。維持費もこのディーゼルはオイルもいっぱい使いますし、アドブルーという尿素水も必要ですし、軽油だけではないので油断大敵です。
故障経験: 液晶ディスプレイのブラックアウトは数か月に一度の頻度で発生しますが、エンジンをかけなおせば必ず回復するので心配していません。面倒くさいのでブラックアウトのまま走っていることもあるくらいです。それくらいの神経じゃないとあちこち気になってダメかもしれません。車体前面のセンサーは雨にも反応して雨天時ピーピーうるさいです。気にしない気にしない。