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コスパは◎、でも良くも悪くも中途半端でちょっとガッカリな車です。 - スイフトスポーツ
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くに@Racing Evolution
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スズキ / スイフトスポーツ
スイフトスポーツ(MT_1.4) (2017年) -
- レビュー日:2021年8月10日
- 乗車人数:5人
- 使用目的:スポーツ走行
おすすめ度: 2
- 満足している点
-
※初めに断っておきます。
正直、持って生まれたポテンシャルはかなり高い車であるのは間違いないですし、そこは否定しません。
まず満足している点で1番大きなポイントは
車の軽さです!!
車重970kgは加速性能とブレーキング時に大きな穏健をもたらしてくれるのは言わずとも知れた事で、加速、減速、旋回、その全てにおいて動きが軽やかなのは◎
次にエンジンの出力特性。
パワーの面で言うとカタログ値で精々140馬力程度と非力さは否めません。
しかしトルク値の方がカタログ値で23.5kgと、2LNAクラスのトルク値を発生させている事から車重の軽さと相まって加速感は目を見張るものがあります!
(あくまでカタログ値なので、実測はこれよりも下回ると思われます。)
純正足も最近の車にしてはシャキッとしている方かとは思うので、総じてスポーツ走行初心者の入門用からベテランまで幅広くカバーしてくれるのではないかと感じます。
コンパクトな割に積載効率も良いので
お買い物使いには持って来いの車です!
(お買い物使い程度ならわざわざガソリン代の高いスイフトスポーツを選択するメリットはゼロかと思いますが…笑)
また総排気量1.4Lな為、税金等ランニングコストも低く、
何をするにしても安上がりなのも高評価なポイントです。 - 不満な点
-
まず、ノーマルのオープンデフではコーナー立ち上がり時に前に進まなくて話にならないので1WAY以上のデフは必須。
私はまだオープンデフで乗っていて
変態なので、なんとかして腕でカバーしようとはしていますが正直、デフがないとかなり苦しいです(^^;;
薔薇の道を行く事覚悟で腕磨きに集中にしたい変態さんはオープンデフでもいいのかな?笑
それから、足についてもノーマルでもシャキッとしてはいますが、それはあくまで最近の車の中ではという話。
ピッチングやロールもかなり大きく、シビック(EK9)の純正足と比較すると明らかに見劣りします。
初心者の方なら扱い勝手は良いのですが、程度の低い段階である程度から上には行けません。
車高調等によるハードな足廻りの強化は必須。
ホイール選びも絶望的に難しいかな。笑
手持ちの17インチ8J +48では内側かなり厳しいです笑
ワイトレで外へ逃しても今度は外側が…笑笑
ブレーキもノーマルブレーキはいわゆる
"カックンブレーキ"
初期制動こそガッツリ効くのですが、
はっきり言って扱い難い。
ブレーキパッドの見直しでかなり改善されるのでパッド交換も必須。
エンジン出力の面でも、トルク値こそ出ていますが
それでもやはり最大出力の低さ、そして回らないエンジンが災い、少しでもストレートが長いとシビック(EK9)のB16Bエンジン、インテグラ(DC2)のB18Cエンジンに高回転域の伸びで置いて行かれ、下手をすればアコード(CF4)のF20Bエンジンの方が速いです。笑
レッドゾーンを待たずして6000回転手前での
失速感もガッカリなポイント。
ただ、これは乗り方を変えてトルクで走るイメージで走れば良いだけの事なので、5000回転を上限にシフトアップすれば鋭く加速して行きます!
また、タイヤもノーマルタイヤならまだ良いのですが
ノーマルのパワーでは215サイズのハイグリを履かせた途端にパワーがグリップに負けて前に出ない…。
ノーマルの140馬力では何をするにしても非力なので諦めて素直にブーストUP以上のパワーUPをしましょう!笑
電子スロットルのアクセルに対して車が遅れて反応するアクセルレスポンスの悪さもまた、残念なポイントの一つ(^^;;
素直にスロットルMAPの書き換えも含めたECUの書き換えも行った方がいいでしょう。
日常使いにおいて、トランクの広さについては
流石はお買い物車のスイフトなのですが、後部座席を倒してもフルフラットにはなりません。笑笑
シート位置もかなり高めで、安っぽい純正シートにホールド性なんてものはまず期待出来ません。
サーキット走行ではフルバケ&ローポジションレール、
ワインディングで楽しむなら責めてセミバケ&ローポジションレールは必須になります。
純正の水冷式オイルクーラーは意外と優秀でノーマル+α程度までなら油温が怖いくらい上がる様な心配はないですが本格的なECU書き換えによるブーストUPを施すなら心細さが否定出来ず、オイルクーラーも必須になるかと思われますし、ノーマルの段階で既に水温が最も簡単に100°Cを超えて、水温補正入りまくりなのも不満な点の一つ。 - 総評
-
スイフトスポーツもZC33Sになって、ターボが付いた事、車重が更に軽くなった事により先代のZC32Sよりも遥かに高い戦闘力を持った車に生まれ変わりました。
(ZC32Sにも乗った事があるのでそれはハッキリ言えます)
持って生まれたポテンシャルの高さとは裏腹に車としての完成度があまりに低く正直、ガッカリな印象です。
ノーマル段階で
車としての完成度の高さでは
HONDAの旧TYPE-R勢に軍配。
実力など悠に及ばず。
恐らく、この時点でライバル車は未だにフィットやヴィッツ(現ヤリス)でワンランク格上の車と渡り合うのは少し厳しいかと…。
ただし、あくまでノーマル段階での比較でかなり厳し目な評価にはしていますが、何度も言う様に潜在的に持っている能力は否定出来ず、事実チューニング次第で大化けします。(なんせ、ほんの少しブーストを上げた程度で変わりましたので…)
人気車種であるが故の拡張性の高さも否定できず、
元VTEC乗り、今も昔もHONDA党の私から見ても元々完成された状態で世に送り出され、チューニングを進めても下手なチューンをすると返って遅くなるシビック(EK9)と比較しても、チューニング次第での伸び代は否定出来ず、正直言って舌を巻きます(^^;;
また軽自動車並みとまでは言えないですが、何をするにしても車体と部品代が安価でコスパもいいのもこの車の魅力の一つではないかと思います。
それなりにお金をかける事によって持って生まれたポテンシャルを引き出せる車なので、お金のある方(恐らく、その様な方はスイフトになんて目も向けないでしょうが笑笑)、長い目でじっくりと楽しみたいと言う方には都合の良い車と感じます。
厳し目の評価と不満な点をズタボロに書いたのは将来的な期待の表れなのかな?
悪い車ではないのは確かです。
- デザイン
- 1
- 走行性能
- 3
- 乗り心地
- 3
- 積載性
- 4
- 燃費
- 4
- 価格
- 5
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