
今日は、卒業検定を受けてきました。
本日、卒業検定を受けた人は、全部で20人ぐらいいました。
男女比は、6:4 で女性が多いかなという感じでした。
最初に1時間くらいかけて、検定の内容と検定コースの説明がありました。
卒業検定は、路上の部と所内の部の2本立てで、最初は路上の運転、所内に戻ってきたら、右方向変換・左方向変換・縦列駐車のうち、どれかひとつを行います。
私の課題は、左方向変換(左バックで方向変換)でした。
路上と所内合計で 100 点満点中 70 点以上で合格です。
路上のコースは、実際の検定時に助手席に乗った検定員から指示があるので、憶える必要はないのですが、前もって説明があると気が楽です。
家の近所なので、勝手知ったる道ですから、説明の間に頭の中でコースを5週くらいして、制限速度や信号のない横断歩道の箇所などを確認できました。
説明が終わった後は、ロビーで呼び出されるのを待ちます。
私は、茶髪の若いおにーちゃん(以下O君)と2人で1グループでした。
検定コースのスタート地点までは、検定員の運転で行きます。
スタート地点までの道中も、検定についての説明がありましたが、ここでの説明は検定の内容というよりは、『「みきわめ」でやったとおりの運転をすれば落ちることはない』というように、受験者をリラックスさせるような話が中心でした。
検定コースのスタート地点に着いたら、運転を交代します。
O君が先の運転なので、私は運転席の後ろに座って検定を見守ります。
O君、なかなか上手いですし、運転が丁寧で安心して見ていられました。
小さいミスはありましたが、問題なく合格でしょう。
次いで私の番、O君とは違うコースを走ります。
まずは、シートの位置合わせ、それからエンジンを始動し、わざと少し時間をかけてサイドミラーとバックミラーを合わせてから検定開始です。
スタート地点のある広めの一方通行から、左折して 50km/h 制限の幹線道路(目黒通り)に入ります。
幹線道路を少し行った所で左折、角にコンビニがあるのですが、コンビニの前にはトラックが止まっていて、トラックを右に避けたらすぐに元の車線に戻って左折です。
ここからは、住宅街の中を通ります。
信号のない横断歩道がいくつかある 40km/h 道路を行った後は右折し 30km/h 道路に入ります。
この通りは下り坂になっていて、注意していないと制限速度を簡単に超えてしまいます、そしてその坂を下りきったところに信号のない横断歩道があり、緑道と交差するので、歩行者にも注意が必要です。
緑道との交差点を過ぎて、坂道を少し登ったところの交差点で左折、40km/h 道路(駒八通り)に入ります。
この通りには小学校があって、学校の前には信号のない交差点とバス停があるのですが、今は夏休みなので児童はいません。
通りはT字路の信号に突き当たるので、そこを左折します。
左折した通りも 40km/h 道路(駒沢通り)です、この道は広い 40km/h 道路なので、路上駐車があってもそれほど気を遣う必要がありません。
駒沢通りをしばらく進んだところで、検定員から「この辺りで停車してください」と指示があり、ガードレールに寄せて車を停めます。
これは、駐停車禁止場所の理解度チェックです、交差点や横断歩道の前後 5m 以内やバス停から半径 10m 以内は、駐停車禁止場所です、車庫の前は駐車禁止ですが停車は OK なのです。
停車したら、ニュートラルにしてサイドブレーキを引いてハザードを点灯して、「停車完了です」と検定員に告げます。
再び、発進の指示がありますので、指示に従って発進します。
この時、無造作に発進したりすると減点になるので、きちんと発信の手順を踏まなければいけません。
発進した後は、さらに駒沢通りを進み、左折して同じくらいの広さの 40km/h 道路(用賀中町通り)に入ります。
ここでは、信号のない横断歩道の所でケータイで話をしているおばちゃんがいました。
渡りそうな感じではなかったので、停止はしないで徐行していると、反対側から歩行者が歩いてきました。
これはラッキーです、横断歩道で歩行者が渡ろうとしていたら止まれば良いのですから、渡るのかどうかわからない歩行者よりずっと楽です。
次の信号を左に曲がって、同じくらいの広さの 40km/h 道路(上野毛通り)に入ります。
2つ目の信号を右折しようとして、直進車が切れるのを待っていたら、タクシーがパッシングをして右折させてくれました。
手を上げて挨拶をして、右折します。
右折して 50m 位走ったところが、検定コースのゴール地点。
左に合図を出して、止まったところでハザード、ニュートラルにして、サイドブレーキを引いて、エンジンを止めて、ギアをバックに入れたら後方確認をして車から降ります。
これで路上検定終了、まず問題ないでしょう。
ここで、運転を検定員と交代して、教習所に戻ります。
検定中は、道案内以外は話すことが禁止されている検定員ですが、帰り道は饒舌でした。
2人とも、ここまでは問題なく来ているということでしょう。
所内に戻って、検定員がちょっと事務所に戻っている間に、2人で密談です。
O:「実は方向変換苦手なんですよ」
私:「左後輪が入れば、あとは何とかなるもんです」
「焦らないでゆっくりやれば問題ありませんよ」
O:「わかりました(笑顔)」
方向変換の検定は、方向変換路に入ったところから、向きを変えて出て行くところまでが採点対象です。
1回の切り返しは減点にならないので、とりあえず入れた後に、出る時を考えて切り返せば良いと考えれば楽です。
検定員が帰ってきて、O君の方向変換が始まりました。
苦手と言うだけあって、後退そのものよりも、寄せに苦労していましたが、問題なく完了しました。
次いで私の番です。
方向変換は慣れています、まず左のサイドミラーを下に向けて、右前をチラチラと見ながら、左後ろを合わせたら車体を真っ直ぐにしてバック。
あとは、出やすいように切り返して左側に寄せて、サイドミラーを元に戻してから、右ウインカーを出して出て行きます。
まぁ、問題はないでしょう。
こうして検定は終了、検定待合室で結果を待ちます。
まず、O君が呼ばれました、少しして出てきたO君は、親指を立てて合格者待合の教室に歩いて行きました。
次いで、私が呼ばれました。
検:「どうでしたか?」
私:「疲れますね(笑)」
検:「合格ですが、残念ながら 100 点ではありません」
「コンビニ前で左折の時にトラックが止まっていましたよね」
「あそこは、いちど車線変更するので、右にウインカーを出さないと・・・」
「ここで -5 点、95 点でした」
私:「あそこはどうしようかと迷ったんですけどね(笑)」
検:「でもその他は、歩行者もよく見えてちゃんと止まったし、問題なしです」
私:「ありがとうございます」
こうして、卒業検定を無事に通過しました。
あとは、試験場で学科試験を通過すれば、免許再取得プロジェクト完結です。
終章に続く・・・