「フェラーリの欠陥に呆れて、ランボルギーニは自分でスポーツカーを作った」←釣られた奴息してる?w
(乗り物速報、2016年2月24日)
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まんまと釣られたぜ……orz

ランボルギーニの成り立ちで有名なのは、
「トラック、トラクター、ボイラー、エアコンなどの事業で財を成した
フェルッチオ・ランボルギーニが、フェラーリを買いにいったところ、セールスマンから『田舎の農家ごときにうちの高級車は売れないよ』と軽くあしらわれた。
それに腹を立てたフェルッチオが、一念発起してスーパーカー企業を立ち上げた。それが
アウトモービリ・フェルッチオ=ランボルギーニ」
というものでしょうか。
僕も昔はそれを信じていました。

それ以前からスーパーカーの代名詞であったフェラーリに対して、ランボルギーニは何から何まで対照的です。
F1などのモータースポーツ活動(スクーデリア・フェラーリ)が主な事業であり、スーパーカー製造販売はそのための資金集めだったフェラーリに対して、市販車に拘るランボルギーニ。
貴族が出自のフェラーリと、農家が出自のランボルギーニ。
馬という貴族文化を象徴するエンブレムに対して、それに立ち向かう庶民の象徴としての牛。
伝統に彩られたフェラーリに対して、新進気鋭のランボルギーニ。
後から知ったのですが、日本人がそうであるように、同じイタリア人でも地域によって県民性が異なり、ミラーノ県民とピエモンテ州民は伝統的に仲が悪いとか。
それらが混ざり合い、「計算高く傲慢な大人社会の権力にたった一人で歯向かう、正義感溢れる真っ直ぐな熱血少年」という少年漫画の王道そのものの構図となり、幼心をくすぐられました。

それが時を経て、上記の伝説はソース不明の創作だったことを知りました。
「当時のフェラーリはクラッチに構造的な欠陥を抱えており、フェルッチオもまた度重なるクラッチの故障に悩まされていた。
或る日、自前のガレージで修理しようと分解したところ、それが自社(
ランボルギーニ・トラットリーチ)のトラクター用のそれと全く同じ部品だった」
という話を知ります。
その後日談として
「同じサプライヤーから調達しているにも拘わらず、単にフェラーリの認定ステッカー一枚が貼られているだけで10倍もの値段になることに納得が行かず、そんなことなら最初から自分が自動車メーカーを興せば良いと思い立った」
或いは
「改善策をエンツォ・フェラーリに直談判しようとしたが、受付で文字通りの門前払いを食らい、激怒してフェラーリを負かすことのできるスーパーカーを造ろうとすべく、会社を立ち上げた」
はたまた
「クラッチの件でスーパーカーは美味しい商売になるのだとヒントを得て、市販車事業に参入した」
という、実業家らしい説も。
現在ウィキペディアに載っているのも、この三つ目の説ですね。
どちらにせよ、ここでも、反逆児のイメージがまだまだ根強いです。

なのに、それらの伝説もまた、全て捏造だったとは…。
しかも、他ならぬフェルッチオ自身によるものだったなんて…。
確かに、レクサスでさえブランド戦略では伝統ある欧州車メーカーに太刀打ちできず、最短でもあと10年は掛かると、豊田章男CEO自身が認めています。
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豊田社長「ブランドに必要な歴史とストーリーがレクサスにはない」独3強に比肩するにはさらに10年を覚悟
(ゆめ痛 -NEWS ALERT-、2014年8月16日)
だからこそランボルギーニは、敢えてそれを逆手に取って、伝統あるブランドであるフェラーリと逆のことをすることで、注目を浴びようとしたのでしょう。
革新、過激、過剰、先鋭、反骨。
そしてそれはランボルギーニに限らず、伝統の浅い新興企業が取る手法としてはオーソドックスなものだとも。
裏を返せば、それ程までにフェラーリは偉大な存在だという証左でもあるのでしょう。

フェルッチオの目論見は、見事に成功しました。
登場から瞬く間に、イタリアのみならず世界中で、フェラーリと共にスーパーカーの二台巨頭として扱われた。
市販車事業でも成功したフェルッチオは、エンツォとも友好関係に。
終いには、没後23年経った今でも、彼の法螺話がこうして広く信じられているのですから。
僕もまんまと騙されていましたw
肝心の商品は欠陥だらけで、会社としては零細企業で、買収先を転々とされたり、外資に乗っ取られたり、倒産したり、国営化されたり、労務闘争や石油危機や排ガス規制に翻弄されたりと、企業としては紆余曲折。
しかし経営戦略という面では、成功した実業家らしい、見事な
ブランディング能力です。
その場その場の勢いに任せているように見えて、実はそれは全て計算で演じていただけ。
実際には、入念なリサーチと根回しと下準備に基づいていたのですね。
経営者の鑑です。

…俺はこれから、何を信じたら良いんだぁぁぁぁぁぁぁぁ・゚・(ノД`)・゚・
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スーパーカー | クルマ
Posted at
2016/03/04 23:57:45