2011年06月04日
57:自動車雑誌のクルマ評価記事の意義について考える:第6回
<クルマ評価記事の意義とは>
今まで5回に渡っての考察をまとめると以下のようになります。
1)クルマ評価記事の意義は、まずはバイヤーズガイドであり、さらには(購入を前提としない)高度に優れた工業製品の紹介である。
2)バイヤーズガイドとしては、主に、「どのクルマを選ぶか」に関わる良質な情報の提供と、「どうクルマを使うか」の新たな提案、という二つの役割がある。
3)対象となるのは主にクルマ好きの一般庶民である。
4)評価方法は、その目的と対象(読者)に合ったものが採用されるべきである(望ましい)。
このような意義付けを踏まえて、自動車雑誌のクルマ評価記事を見てみた場合、本当に適切な手法でクルマの評価が行われ、適切な表現で読者に発信されていると言えるのでしょうか?特に4)については、常に問われ続けなければならない点ではないかと考えます。
敢えて、ひとつだけ指摘するならば、例えば記事として取り上げる際に、想定するクルマの使用目的が不明確であり、それによりクルマの選択が不適切であるといった初歩的なミスがないかのチェックはもちろんですが、バイヤーズガイドとしてのクルマ評価と高額車の紹介記事を同一の目線で行って優劣を論じる、あるいはそういった視点の混乱を社会論や階層論にまで持ち込む、ひいては裕福層(のライフスタイル)に対する過度の賛美、あるいは階層論の積極的肯定といった、ある意味「品のない記事」を載せている、一見知的かつ高尚にみえる一部雑誌については、やはり評価記事の本質的価値は何であるかについて見直してみては如何と思わずにはいられません(というか、そんな雑誌は買わなきゃいいだけですけどね、一庶民にとしては..笑)。
と言うわけで一連の論考はひとまずこれにて終わりにしたいと思います。お付き合いいただきありがとうございます。
またしてもこのような駄文の数々をアップして皆さんのお時間をあるいは無駄にしてしまったかもしれませんが、何卒ご容赦ください。
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Posted at
2011/06/04 17:29:31
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