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イイね!
2015年04月22日

新しい風に当たって

もともと別れるのは嫌いです。
嫌い、というより辛い。
未だにさまざまな別れに生じた辛さを忘れられない人間です。

それは、人との間のことだけでなく、ものとの間にも生じます。
もちろん車にも。

最初に乗った車は、ミラターボでした。免許を取ってすぐに乗りました(実際は免許の方が先だったんだけど)

エアコンがありませんでした。当時、エアコンをつけると税金取られたんです。シンジランナイですよね。
いいよ、窓開けて走るから。そんな認識しかなかった。

汗だくになって乗りました。走ることが楽しくて、週末毎に300キロくらい平気で走った。
エアコンはなくてもオーディオは結構奢ってつけました。そうしたら納車後3ヶ月もしないところでスピーカー盗まれて悔しい思いをしましたっけ。未だにその恨みは忘れていません。

別れの他にも、恨みも忘れません。

免許取るまで、私はどちらかといえばインドア派でした。土日、一度も靴を履かず、家の中で本を読んでたりマンガを書いてたりする、典型的な内向き女子でした。
そんな私を外に連れ出してくれたのがミラでした。

結婚と共に手放したんですが、その当時、結構未練たらたらで、実はレガシィBFが嫌いでした。だって、でかいんだもん。運転できないって思いました。だから、あまりハンドルを握りませんでした。

ミラの、あのちっこくて、でもターボが効き始めたときの爽快感が大好きだった。
何もかもが自分のものだった、それがとても愛しかった。

BGに変わった頃に、私の働き方が変わりました。派遣先に、車で行くようになりました。子どもも保育園に迎えに行かないといけないし、だからレガシィに乗るようになりました。
そのあたりから、レガシィ中毒になりました。

軽自動車とはいえ、私はあのミラで4万キロ近くひとりで走ってました。所有してたのが4年だったから、年1万は走ってた。
弟のプレリュードも使わせてもらってました。
友達の車(もうさまざま)もいろいろ運転させてもらっていました。
それなりに、車を理解してたつもりでした。
でも、レガシィは、もう、全然違う。

一番中毒になったのは、あの頭の回り方(回頭性)。
あんな頭の回り方をする車を、今まで知りませんでした。
気持ちよく、安定して、カーブを舐めていく、あの感じが大好きになりました。
当時通っていた事業所に行くまでの間に、緩やかなクランクカーブが一箇所あるんですが、そこを走っていた私を見て、当時の同僚が「・・・みなままさんって思いきりのイイ走りをするんですね」といいましたが、あれは私が思い切りがいいというよりも、BGの頭が気持ちよく曲がるんで自然とそうなった、だけなんです。
私の運転の問題、というよりクルマの特性、つまり、今まで感じたことのない走破性に身を委ねる運転が出来るっていうのにビックリしました。

だから、BGが不慮の不調で買い替えることになったとき、本当に悲しかった。
しばらくの間、BPを好きになれなかった。
BGは2500ccでした。非常に余裕のある走りの出来る子でした。
かたやBP(2.0R)は2000cc、出足がのっそりした感じがあって、正直「おいおい」って思いました。

でも・・・

BPはたくさんの出会いを運んできてくれました。
今までしたことのない、車イジリをするようになったのも、その出会いからでした。
みんカラに入ったことで、ミラの時にふらっと出ては山へ走りに行く、ということを思いだし、たくさん走りにいってしまいました。それが過走行の元でしたね・・・。
そのつきあいの中から、BGにも出来ることがあった(やりようによってはもっと乗ることが出来た)ことがわかったとき、いいようもない後悔を感じましたが、でもBPがもたらしたものはそれを凌駕しました。
慣れれば出足など問題ではなくなりましたし(それは操作で何とかなる)、本当に後悔のない11年だった。

出会いがあれば別れがある。

いろんな別れがありました、車だけでなく、ね。
いろんなことを知りました、例えば、同じ車に乗っているからって、車に対する愛着や考え方は全然違うんだってこと、当然だけど、それで何度か痛い目も見ました。

人を信じられなくなったこともありました。


たぶん、いろんなことがあったから、のぼせ上がった頭がそこにあったんでしょうね。
今となれば、ホント、「若気の至り」
こればかりは年齢と関係ないのかも(爆)
あとから思えば、それは皆、今より若かったときのこと、ですものね。





道を走れば、まだたくさんのBLやBPとすれ違います。
面影を探す自分もまだいます。
まだちょっと涙目になる自分もいます。

別れが苦手なんです。
誰と、何と別れてもぐずぐずぐずぐず。
出会うのも、ちょっと気が引けます。
また何かあったら・・・とか


でも新しく滑り出したら、また違う風にも当たりますよね。
そんなふうに思います。



そうでした、穴あきの車に乗るのも、25年ぶりなんです。
ミラの時以来です。
これも、感じが全然違います。
・・・まだ、本領発揮させていない気もしますけど。

いろいろ新しく、始まります。
なかなかついて行けない気持ちですが、身体が動けば自然と心もついていくと思います。
新しい風に当たって。
今日もお出かけしてきます☆あ、仕事ですよ、仕事(笑)
ブログ一覧 | 車のこといろいろ | 日記
Posted at 2015/04/22 09:36:01

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この記事へのコメント

2015年4月22日 22:38
どもども

なが~いよぉ

でもちゃんと最後まで読ませていただきましたです ⌒ω⌒
コメントへの返答
2015年4月22日 22:47
あら、もともと長文主義医ですよ(笑)
自己紹介にもそう書いてあるじゃあありませんかぁ(^^)

車に乗ってた時間が、人生の半分越してしまいましたからね。
長くもなります。
お読み下さって、ありがとうございます!!
2015年7月28日 18:50
突然のコメント失礼いたします。

お友達の『イイね!』よりみなままさんのページに辿り着き、ブログを拝見し思わずコメントいたしました。

父親がBF→BG→BPとレガシィ3台を乗り継ぎ、昨年からはレヴォーグ(VMG)に乗っております。

『25年目のフルモデルチェンジ』と銘打っているだけあり、レガシィ登場時に勝るとも劣らないスバルからの気合と完成度の高さをレヴォーグは感じさせてくれます。

何より、レガシィより更に進化しつつも、他方でレガシィから受け継ぐ面もあって、スバルらしさを楽しませてくれる1台で私も気に入っています!

しかし、他方で「レガシィではない!」という大前提があり、私の中でどうしても「レガシィとレヴォーグは別のクルマ」だと捉えてしまいます。

我が家のBPはA型GTでしたが、今でもまだまだ元気なBP/BLを見るとBPのドライブフィールを思い出しますし、BFやBGに出会うと懐かしさが蘇ります。

ただ単に『最新が最良』との思想だけでなく、レヴォーグに乗ることで改めてレガシィの良さを今も思い返すことがあります。

(※私自身、どこかまだレガシィを引きずっているのかもしれません)

お乗り換えから時が経ち、今はまた異なる心境かもしれませんが、レガシィとの思い出を大切にしつつも、新たなレヴォーグライフをスタートされたお姿に思わず共感した次第です!

3ヶ月も前にアップされたブログへの長文コメント、失礼いたしました。
コメントへの返答
2015年7月29日 0:19
コメントありがとうございます。

マッチーさんのご年齢から察するに、お父さまはもうご年配の方でいらっしゃいますよね。
BFの前も、SUBARUだったんでしょうか。
マッチーさんは、SUBARU車に乗って育たれたんでしょうか。
うちの子など、生まれて10日目でBFで家まで運ばれ、BGで保育園に行き、BFでオフ会に連れ回され(笑)SUBARUしか知らない子に育ちましたから(笑)

お父さまとお話ししてみたいですねぇ~♪

正直、BP以上のツーリングワゴンはないと思っていました。
あの完成度を凌駕する車なんか考えられないと。
11年も乗っていたのは、ノスタルジアだけでなくそうしたBPの完成度に心奪われていたからです。正直、レヴォーグに乗り換えるのは、一歩後ろに引いたような気分でした。
でもレヴォーグはそんな車じゃなかったです。
BPの斜め上を行っています。
そんなふうに車が進化するなんて思っても見なかったです。

未だに、駐車場に赤いBPではなく赤いVM4があるのは胸が痛むこともあります。
車からおりて家に帰るときには必ず「今日もありがとう、レガシィ」と言っていたのを、レヴォーグにいいかえるのは一抹の寂しさがありました。
でももうすっかりレヴォーグは素晴らしい相棒になってくれています。
こんな車を作ってくれたSUBARUに感謝、こんな車が作れちゃうSUBARUに感動です。

乗っていると、正直、レガシィだかレヴォーグだか忘れちゃうときもありますよ(笑)
乗り心地、特にツーリング時の爽快感は本当に後継車なんだなと思います。
それに先端のアイサイトなど、ますますSFチックになって、結構レヴォーグライフを楽しんでいます。

マッチーさんも、たまにはお父さまのレヴォーグ楽しんでみてくださいね(^^)

プロフィール

「ひざに孫を乗せたまま運転とか、犬膝に乗せたまま運転とか、マジ何考えてるの?お母さん、あなたの娘をそんな祖父に預けて大丈夫と思うの?御家族は、愛犬とお父さんの安全が担保されると思うの?
お盆休みってカオス。事故が悲惨な状況を呈するのも宜なるかな。」
何シテル?   08/15 07:36
書くことと車で走るのが大好きです。 VAレヴォーグ1.6GTアイサイトからVNレヴォーグSTI Sport EXに乗りかえました(2020年11月)。その...
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