冷却まわり交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
エブリイ乗りには有名な症状だそうなのですが、
1.暖気が長い(5分経っても画像のインジケータランプが点きっぱなし)
2.なんとなく「ヒーターの効きが弱い(『気がする』も該当)」
以上のどれかに当てはまるようでしたら、「冷却系(特に『サーモスタット』)」がへたっている可能性が高いです。
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交換方法
1.センターコンソールを外す
①運転席·助手席を跳ね上げる
②4箇所押し込み式のクリップ(真ん中を押し込むと解除)を外し、ドリンクホルダーを外す(上に引っ張るだけで外れる)
※後ろ側クリップを外す際は、座席を一番前に持っていくと外しやすい。
③プラスねじ2本外して前に向かって引く(サイドブレーキを引いた状態にすると外しやすい)
ここまで外すと画像のようになる。
前オーナーさん、コーヒー的なものをセンターコンソールにぶちまけたか??
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2.サーモスタット外す前まで
①4隅のM6ボルトを外す。
プラス溝が切ってありますが、相当固いので10ミリのボックスレンチ·T字ハンドル·メガネレンチを使うと良いでしょう。
②サイドブレーキレバーを外すか、面倒な人は左右どちらかにずらす。
※AT車は足踏み式のサイドブレーキなので、この位置にサイドブレーキはありません。
これで画像まで行きつきます。
プレッシャーキャップ(天面のキャップ)の腐食具合から察するに多分無交換でしょう(過去の記録にも交換の記載なし)
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3.冷却液を抜くまで
①アンダーカバーを外す。腹下にM6ボルト1本·クリップ2個あるので外すと外せます。
ボルトは奥まったところにあるので、画像に写り込んでいるT字ハンドルが便利です。
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4.冷却液を抜く
腹下を覗くと、運転席側に白いねじ込み式プラグがあります。
これを緩めると冷却液が出てきます。
(注意)冷却液は「エチレングリコール」という有害物質です。排水口に流せませんので、抜いた分を別容器に移し替えて「クルマ関係の店」で処分を依頼するか、オイル処理箱(市販品)を使いましょう
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5.各部品交換→冷却液充填まで
①プレッシャーキャップを外す
構造はラジエターキャップと同じなので、回すだけ。途中で固くなるので注意。
②サーモスタットを外す。
12mmのボルトが2本あるので外す。
これもエクステンションバーを付けたボックスレンチやT字ハンドルを使うと良いでしょう。
あとは上に引くだけで外れますが、上側に引っ付いていることがあるので注意しましょう。
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6.冷却液充填·エア抜き
①腹下のプラグを閉鎖したら、いよいよ充填。
DA64は全抜き6Lらしいですが、ラジエターのプラグから抜いた·入れたでは実質4L位のようです。
冷却液を入れる際はラジエターキャップを外して専用工具(底を切った500mlペットボトルで代用可。注入口に嵌るようにテープ等で調整しましょう)を使って入れましょう。
②エア抜き
次の2箇所のところからエア抜きを行う。完了の目安は「冷却液が出てくるまで」
1.サーモスタットケース横の8ミリのボルト(緩めると空気の抜ける「シュー音」がする。音が無くなり、冷却液が出てきたら終了)
2.ヒーターのアッパーホース(画像)
ホースクリップをずらしてホースを外す。
結構な勢いで出てくるので、ラジエターキャップ部分へ戻る経路にしたほうが無難。
③最終仕上げ
ラジエターの口ぎりぎりまで冷却液を入れキャップを締め、リザーバータンクも所定位置まで入れたらエンジンをかけ、漏れチェック。
漏れが認められなければ作業完了。
交換後は「Cのインジケーターランプ」が5分以上かかっていたのが、約3〜4分で消灯するようになりました。
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