
まいどです。こんな寒い時期に。
今日は車の話と違って、趣味の話。
でもって、今年度の備忘録ですが。かなり長いので、
スルー態勢がありましたら宜しくです。
さて昔から地味に登山を趣味?みたいにしています。
学生時代はワンダーフォーゲル部なんて、男臭い部活して登山していましたが。
社会人に成ってからは、たまの趣味程度に。
一人で山に登るのも良いのですが、気心知れた仲間と助け合って登るのが安全で。
最近では子供が小学校低学年の頃から一緒に登っています。そんな子供も今は高校1年生。
最初は小学校4年生で白馬岳(三山縦走)、5年生で槍ヶ岳登山、受験を経て中学校2年生で奥穂高岳、中学校3年生で白馬岳(2回目:コロナ病み上がり)。
そんな感じでみんカラ休止中は北アルプスを、ほぼ毎年子供と2人で登山してきました。
始めはテントを担いでの登山でしたが、昨年コロナに罹って開けて5日で登ったので、山小屋に変更。コロナ罹患開けて比較的すぐだったので、体力不足で死にそうでした(笑)
そんな山小屋登山に味をしめて、今年は集大成として
表銀座を縦走。中房温泉と言う場所から入山して
燕→大天井→槍ヶ岳→上高地下山といった王道ルートを息子と二人で行って来ました。息子は高校1年生なのですが体重が軽く親とは大違い。登山をはじめた当初は小学生だったので、子供のお守りする感じが、今では立場は反対に(^^;
自分もお荷物に成り始めたので、子供と登山も終わりかな?受験もあるし。なんて事で。
でもって行ける時期は皆さんと同様のお休みの夏のお盆しか該当せず。
山小屋の予約にはそれはもう、人気ライブのチケット予約と同様に大変でした。
今の登山は適当な感じでは登れず、いいかげん計画なら遭難に繋がり、すぐに世間を騒がせる事になるので、事前の調査や体力づくりのみならず、戦略的な想定や考察は必須です。
特に天候は直前まで読めないので、エスケープ(離脱)ルートなど、プランB、プランCなどは考えて登山計画書を作成して提出しての登山となります。
その前にみんカラなので車の話もしておかないと。
入山時は駐車場が大混雑するので、車を置く時間を人より早く置かないと思い通りに計画が進みません。今年はいつもの様にレガシィで行くか、狭い場所でも何とか駐車できるトゥインゴで行くか迷ったのですが、結局燃費が悪くても快適な走行と車中泊が2名出来るレガシィでの出動となりました。
トゥインゴの脇にテントを張るのも考えましたが、快適性を息子に押されました。とある事情でレガシィの走行距離も少し伸ばしたかったですしね。
前泊でお盆前平日の夕方でもこんな感じ。結構車は駐車済みです。
朝には満杯に。駐車場にあぶれると、ふもとの町まで戻ってバス移動なので始発が遅いバスなら、行動時間が長い(ドンガメ)自分は、山小屋に心配掛けて怒られてしまうので、何でも山行動は早朝出発が基本です。
8月10日(山の日)に早朝4:30駐車場から中房温泉入山口から出発して。(前車中泊)
のろのろ登山で、8:15に中継所の合戦小屋で大休憩。恒例名物のスイカもいただきました。
9:30には北アルプスの稜線の燕山荘に到着、早目の昼食を軽く取り、一路本日の宿泊山小屋の大天井ヒュッテへ。
この稜線コースは北アルプスの表銀座と称されるくらい、人が多く人気のコースです。
目的地の槍ヶ岳を目指して、一歩一歩踏みしめて行くのが醍醐味のコースです。
何より天候に恵まれたのが、最高のコンディションでした。
登山では色々な方々と道中ですれ違ったり追い越したり(越されたり)するのですが。
今回も一期一会、ソロで重量級の荷物を担ぐ若者と道中何度かお話をして、長い道中を励ましあったりしました。ペースが違うので同行する訳では無いのですが、登山スタイルが違うので、ウサギとカメであったりして、適度に早くても休んでばっかりのウサギであったり、ゆっくりでも休まないカメさんとは、結局同じポイントで遭遇するもので・・・
顔を合わすたびに激励のし合いでした(笑)
しかし、夏山にはマナー違反の登山者も居て。小さな子供を置き去りにする父親(母親を先に見捨てて、次に子供)はキャンプ場確保に行くために、子供を分岐点に置き去りに。
先に置き去りにされた母親と合流予定だったそうですが、心細い子供さんに30分ぐらい付き添ったのですが、自分達も予定があるので時間の限界で水だけ補給してあげて、結局は置き去りに。特に事故の話は聞いていないのですが、やっぱり心配でした。
ちなみにこの表
銀座は稜線に上がると水の確保が厳しくなるので、余裕をもって山小屋で補給しておく必要があります。今回も適度に余裕を持っていたのですが、空っぽのペットボトルを持つ置き去りの子供に給水と。どうせ合流する母親も水が無さそうなので、母親の分もと、置き去りの子供さんに申し伝えて・・・
自分たちの山小屋は大天井岳をトラバースする(ショートカットコース)コース上にあるので、最後の45分コースともうひと踏ん張りと思ってましたが・・・
30年前の記憶と大違いで、かなり荒れたコースと成ってました。
どうも地震でコースが崩落したみたいで、新たなコースは
1日の行程の最後にしてはちょっときついかと(^^;;
雷鳥も顔を出すくらい、ひとけの無いコースでした。。。
宿泊する大天井ヒュッテは、16時までに入らないと心配されて怒られるそうで、道中を急ぐ事に。でもって、15時までに入るとプリンが食べれる!との事で頑張って14:15頃到着。
質素な山小屋でしたが、よく手入れされており、事前キャンセルが出たのか、親子で一部屋手配していただき。
名物の三元豚かつも、アルプスの稜線上とは思えないほど非常に美味でした!
ごはんも食べて、明日の用意をして早目の就寝と思ったのですが・・
いつも忘れる事を急に思い出して。部屋の窓から星空撮影
天の川をスマホで撮影できるなんて、思ってもみませんでした。
ちょうどペルセウス流星群とも合致して、流星の写真も何枚か撮れました。
8/11 早朝に大天井ヒュッテを出て、この日はいよいよ槍ヶ岳のアタックの日です。
天候予測から12日には天候が崩れると聞いていたので、表銀座をひたすら西へ。
西岳を経て北上し水俣乗越への大下りを経由して(悪天候時はここでエスケープ)
東鎌尾根を経て本日宿泊のヒュッテ大槍へ。
今年は天候に恵まれるのは良かったのですが、逆に
日光にジリジリと焼かれる事に。
当然日焼け止めは塗っていましたが、それでも体力消費が凄まじく。
岩陰、木陰を地図で把握しながら休憩ポイントにしていました。
上の写真は道中で知り合った高齢のご婦人方に撮影して貰い。
このご婦人方ともポイント毎に再度出会って、翌日の下山途中まで顔を合わす事に。
無事に槍ヶ岳直下の小屋槍ヶ岳山荘に目的の正午までに到着したのですが。
想定以上に
お盆の渋滞で最後の槍の穂先に登りきるまで2時間!!
頂上に着いた頃にはガス(霧)で視界は、ちょっと微妙でした。
槍ヶ岳山荘では、腹ペコの息子はちょっと遅めの昼食。
でも穂先渋滞で昼食売り切れでカップラーメンに。
案外カップラーメンが一番コスパ良かったりします(笑)
その晩はヒュッテ大槍さんで宿泊、噂通り夕食時のサービスワインなど、ホスピタリティの高い山小屋でした。
8/12 予定通り早朝起床して、本日は上高地まで下山となります。
モルゲンロートに照らされる赤槍は美しい光景でした。
下山はひらすら下るだけですが。今回はもう一つ目的が。
日本海から太平洋まで山岳縦断走破する鉄人レースTJARが同じ時期に開催されておりまして。 想定通りTOPの大阪の消防士さんには合えませんでしたが。
最終4位(当時3位)でゴールした選手には槍沢で遭遇。
音もなく背後から迫り、あっと言う間に抜き去って行きましたが、ちゃんと声援は送れたので、手を振って答えてくれました。
無事下山してバスに乗っている時もロードで走っておられて。
その鉄人ぶりには足元にも及ばす、敬服するばかりでした。
そんな表銀座縦走も無事、水平道の横尾に到着して、上高地に抜けて下山となりましたが。
上高地の観光客の多さに疲れがどっと出た感じでした。
今回は体調も万全に、日取りも余裕をもって前泊、後泊もふくめて余裕のある行程に。
荷物は山小屋の夏山と言う事で、ウルトラライトの荷物を目指しつつも、TJARを見習って最低限の寝袋とツエルト、そして
熊スプレーや電子ホイッスルなど。
何かと従来の登山と比べて変化して来た感じでした。
長時間行動を考えて軽量化したトレラン寄りの山靴もワンシーズンでボロボロに。
今更ながら色々と勉強に成る登山と成りました。
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Posted at
2024/12/10 00:46:13