
今回の対策はモードを+1するぐらいのパワーアップを感じました。
過去5年のアルミテープチューンで最大級の効果を得ました。
iモードが好きな方は使えなくなりますのでこの対策をしないでください。
またオルタネーターは重いので腰が悪い方にはお勧めできません。
作業はまぁまぁ大変ですが、別に水や油を抜いたりガスケットを更新する必要はありません。
つまり工具さえあればアルミや銅のテープ代金以外お金がかかりません。
まず最初に必ずバッテリーのマイナス端子を外して絶縁してから、プラス端子も外して絶縁してください。
なぜならこのあとオルタネーターを完全に外しますので電線がボディアースと短絡ショートする可能性がかなりあります。
次にまず邪魔なベルトカバーとインテークを外します。
プラスの電線を外します。ナットとワッシャーを落とさないよう注意。なんかグリスが付いていました。
マイナスのコネクターも外しました。ロックを押しながらカプラーを持って外します。
挟み込むタイプのクリップ外しを使いました。
ベルトのテンションを記憶するために場所をマーキングしておきました。
上のボルトを左に回すとオルタネーターが下に下がるのでベルトのテンションが緩む構造です。
2箇所のボルトを解くとオルタネーターが外れる構造になっています。
ただし、
右側は解き続けると奥のナット付き金具が落ちてしまうので注意する必要があります。

左側は普通に外れてくれます。
この↓ ボルトを解くとオルタネーターが下に下がるのでベルトが緩んで外れます。
このベルトはクランク軸からの出力を動力源にしてパワステ油圧ポンプとオルタネーターを回しています。
静電気を除去すると軽く回るのでエンジンが楽になります。また、オルタネーターも本来の発電能力を発揮します。
補機ベルトの駆動には通常エンジンパワーの5〜10%程度をロスしているそうです。
例えば5%改善したらWRXならば15馬力稼ぐ計算になります。
ベルトには冷却水や油の付着は禁止です。
ボルトを3セット外してしまうとオルタネーターはフリーになります。
重いので充分注意して取り出しキープしておきます。
先に車両側にテープ貼りをしました。
事前に水拭きしてざっくり汚れを取ってから、アルコールを噴霧したダスターで脱脂しました。
パワーステアリングのプーリーも自由に回るのでしっかり清掃します。
この清掃が今回のチューニングの効果品質に大きく影響します。
まずギザギザ加工した銅箔テープを大量に貼りました。ただし赤矢印部分はオルタネーター装着の邪魔になったので後ほど捨てました。
シリンダーブロックの左右(水平対向エンジンなのでクランクシャフトがこの下に挟み込まれています)の中心等、エンジンの心臓部にも貼りました。
このあたりはオルタネーターが回転すると風が流れるので、直下のピストンとシリンダーの摩擦で発生した静電気を大量にコロナ放電できます。
パワステポンプのプーリー内面、電線の樹脂カバー、その下の金属パイプ、アルミのブラケット表面裏面に銅テープを直角に交差貼りして銅同士を直接接触させました。
その上から直角にギザギザ加工したアルミテープを貼って銅とアルミを直接接触させています。
直角に貼るとギザギザ部分が必ず接するので、糊に関係なく金属同士が接触します。
プーリーは銅テープを貼った上にアルミテープを貼りました。
遠心力で貼り付きを持続させるため内面側に貼りました。
オルタネーターはベアリングのグリスを柔らかくするために軸受け近辺に銅+アルミテープを巻き貼りしました。
裏側軸受近くも銅+アルミを直交貼りしました。回転抵抗が減るはずです。
あとは元通りにオルタネーターを固定するだけです。右側から締めて、
ベルトを掛けてからこのボルトを右に回すとベルトのテンションが増します。
トルクレンチで2本のボルトを元通り締めます。サービスマニュアルの仕様が不明確でしたが私は25 N・mで締めました。
なおWRX STIのオルタネーターは三菱電機製でした。
ベルトテンションゲージは不使用です。9ミリを狙いましたが目分量適当です。
それよりもマーキングの位置を従来通りに合わせました。
配線を元通り、バッテリー端子も元通り装着。
外見は同じですが、性能は全然違います。
高速道路にて低いギアで最大回転数まで回して、S♯モードも確認しました。
全域でパワーアップしています。高速道路ではパワステはちょっと軽すぎるぐらいです。
静電気発生源の直近でコロナ放電しているので副作用はありません。
他社の車両でも同様の効果が得られるような気がします。
よろしかったらお試しください。
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2021/03/02 21:43:02