2005年02月20日
試乗とは
車を購入する際には多くの人が試乗をすると思います。また購入に関係なく、新しい車が発表されてると、試乗に出かける人も多いと思います。私も試乗が好きで新しい車が発売されると試乗に行ってしまいます。
人間は適応力が高いので慣れない車に乗っても、短時間のうちに感覚の方がその車にすぐに適応してしまうし、絶対評価は難しいので試乗は自分の車との相対比較になると思います。ですから、同じ車でも力があると感じたり、逆に無いという印象を持ったり千差万別になります。
自動車雑誌は提灯記事が多く、記事の印象で乗ると違うと感じることは少なくありませんが、それ以前に評論家を名乗っていても、正しく評価出きる人自体が少ないように感じます。
まあ興味からついつい立ち読みしてしまうんですが、普段はどうんな車に乗っていればこんなふうに感じるんだ?と思うような記事があまりに多く目に付きます。
あと、その車が目指したターゲットがわかっていないというか、メーカーは購入層とか使われ方を考えて、限られたコストの中でどこにお金を配分れば良いか考えて作っているのでしょうが、何でもサーキットや箱根で走らせてみないと評価と思っていないようですし・・・
まあ自分で買う車なのだから、自分の感覚を信じれば良いと思いますが、試乗コースは短かく欠点の出にくい道を選んでいるうえに、買おうと言う気持ちがあると1度目の試乗の時は舞い上がっていますから正しい判断をするのは難しいと思います。
本気で購入を考えているならば2度、3度と試乗にいって違う道を運転させてもらい冷静に見ると、気が付かない美点や悪癖が見えてくるものです。
高速道路や良い道というのは欠点が分かり難いので、轍の深い道、左右でうねった路面、カーブの途中に段差があたったりうねりのある道に持ち込み、自分の中で評価軸となっている基準と冷静に比較するのが良いです。
当然試乗を終えたら、帰りに自分の車で同じコースを走って比較します。
車両感覚は車庫入れが分かりやすいですし、夕日に向かって走るとルーフやバイザー、Aピラーなどの位置関係が適切か気が付きやすいです。
でも、現在売られている車で、これは無いだろうと言う車はまず無いでしょう。
あとは、試乗してみてすぐに気になる欠点が無ければ、それなりに不満はなく付き合っていけると思います。ある人が気になっても、自分が気にならなければ良いわけですから。
一番は自分の使い方を考えて、街中での扱い安さとか高速性能とか長距離の疲れ難さなど一番に持ってきたい性能をはっきりさせて試乗することでしょう。
ただ、車に『味』を求め始めると深い沼が待っています(^^;
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Posted at
2005/02/20 19:08:58
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