
今月号の輸入車系自動車雑誌は新しい3シリーズと、A4、Cクラスの比較を一斉に行っています。
なんでも、この特集を行うのが雑誌の売り上げが一番伸びるということで、各社多くの紙面をさいていますが、今後も320 vs C180とか330 vs C車種を変えて何回も繰り返し特集が組まれることでしょう(^^;
しかし、どうしても記者の目にフィルターが掛かっている気がしてならないし、挙動にしても乗らなくて想像したってその程度は書けるだろうと言うものしか見られないのが残念です。
そこで、3シリーズ(320素)に試乗しましたので、印象を書いてみたいと思います。
新しい320には、6MTモデルがあり、これが一番楽しそうですが6ATのモデルに試乗しました。
この6MTモデルは388万円なので、レガシィの3.0Rspec.Bに同じようにVSCや本皮、ナビなどのオプションを付けるとほぼ同価格になります。この場合、ナビ分が安いような印象になりますが、レガシィも高価になったものです(^^;
BMWユーザーは、走りにこだわりのある人が多いので、E46ではMスポーツやE90ではダイナミックパッケージと言った、日本だけのバランスを崩したモデルをディーラーは売りたがっていますが、本国の設計者は、この車格にベストなタイヤは205-55/R16と言い切っています。
330くらいのパワーになると別ですが、まだ評判の良くないランフラットタイヤになってしまいます。320の205-55/R16もランフラットタイヤのようですが、こちらはそれほどデメリットを感じませんでした。
新しい3シリーズとほぼ同じディメンジョンを持ち、トヨタが本気で出してくるレクサスISも、同じく205-55/16を標準としているあたりに、見識と本気さを感じることが出来ると思います。
国産車はともかく、輸入車では、素のモデルに本質があるので、試乗は出来れば素モデルから行うのが正しいと思います。
シートなど内装は、
BMW New3シリーズ を参考にして下さい。
エンジンをかけるには、左手側にある差込口に鍵を入れて、スタートボタンを押します。
鍵を開けて、ドアを開けて座り、鍵を刺すと言う一連の動作を行うには、ダッシュボード左手に鍵差込口があった方が良いとの事ですが、今は右手のリモコンで鍵を開けて、そのまま鍵を持ったまま右手でドアを開けているので、持ち替えるのが気になります。まあ、このあたりはすぐに慣れるのでしょう。。。
エンジンは、2000ccのバブルトロニックで、何回か細かなリファインは行われていると思います。バルブリフト量の制御も、ステップ数が増え初期のものよりも音も静かになっています。
最初に318で最少された当初は、バルブリフトを制御する機構に弱点があって、故障するものも多かったようですが、ここに来て品質も安定してきたようです。
外で聞くエンジン音は、国産の4気筒車レベルからすると若干大きめに感じますが、C200のディーデルのような音に比べると静かです。
室内に入ると、機密性が高そうで、外の音もほとんど気にならないレベルですが、ハンドルへの振動などはあります。
これも、C200に慣れている私には全く気にならないレベルですが、クラウンなどに乗っている人には、エンジンの音がすると気になる人もいるでしょう。
レガシィの6気筒と比べると、やはり音、振動ともに感じられますがこれは当然でしょう。
走りの印象は次へ...(^^;
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Posted at
2005/05/17 12:07:50