前回の続き。
表示部が完成したところでコントロール系の作成に入ります。
レガシィはオーディオ用のスロットがいっぱいあるのでそこに収めることにします。
元々オプションの1DINカップホルダー(小物入れ付き)が付いてましたが、カップホルダーが標準搭載のレガシィには必要ないのでそいつを流用する事にします。
カップホルダーユニットはホルダーが引出し式になってるので除去し、フェイスパネルを作成して塞ぐ予定です。
1DINサイズなので内部に余裕があるのでマルチインフォメーション用の基板とサーボコントロール基板が楽々収まります。
サーボのコントロールはキットだとポテンショメータですが、配線を引っ張って同じ抵抗値の多回転ボリュームに変更します。
これでパネル上で任意に可変させられますね。
マルチ~用のスイッチ類はキットのものだと寸法が合わないのでユニバーサル基板で新規作成します。
これは配線図を公開してるので簡単に作れて助かります。
コントロール基板が完成したところで動作確認。
写真右上はシフトタイミングLEDを点灯させたところ。
私がキットを作成する時に使ってる小物達です。
オレンジのはリードベンダーという抵抗とかダイオードの足を基板のピッチに合わせて折り曲げるテンプレートで、非常に便利です。
というかこれがあるのと無いのでは作業時間が天と地くらい変わります。
抵抗の縦配置用の折り曲げやトランジスタ等TO-92パッケージの足曲げにもこれ1個で対応できます。
ちなみにこのお蔭で今回のマルチ~のキットは1時間で完成してます。
上の黒いのは広がってるICの足を任意の角度に狭められる治具で、今回の様に足の多いPICをソケットに挿入するのに重宝します。
名前がナメてやがりますが手でやって幅がバラバラになったりフニっと曲がったりするのを防げたりして意外と侮れませんよ。
フェイスパネルはお馴染みのABS板に操作ボタンとミラー角度調整ボリューム用の穴あけ加工します。
操作ボタンはイルミネーションを仕込む為に中空で作ります。
これは10φのクリアアクリルパイプに丸く削った乳白のアクリル板を接着し蓋をしたもの。
実際には大まかに丸く切った乳白アクリル板をパイプに接着し、ボール盤に噛ませて旋盤よろしく削る、という行程で作ってます。
下側は3φの穴を空けたABSを接着し、中空ボタンの出来上がり。
この3φの穴に3mmの白色LEDを刺して光らせます。
裏はこのようになってます。
ボタンの取付部がちょっと複雑ですね。
ここはLEDを先の3φの穴に挿して固定して足を90度曲げて上に出し、更に足の逃げを削ったABSの木端を接着して塞ぎボタン用の窪みを加工してボタンを挿してます。
写真を見ると何となく概念が判るかと思います。
ボリュームは普通に取り付けると非常に出っ張ってしまうので、写真の様に取付部を数ミリ引っ込ませておきます。
これによりツマミだけがパネルから生えてる様になり純正っぽくなります。
凹んでるスペースには3ミリのLEDを仕込み、ボリュームのイルミにします。
パーツが出来たら仮組みして動作確認。
ボタンの引っかかりとか動きが渋くないかテストしてみます。
右のリセットボタンは誤って押さないように爪の先で押さないと動かないように凹ませてます。
この後塗装するので塗膜の厚みを考えておかないと後で後悔する事になるのでこの辺を計算に入れておきましょう。
フェイスパネルは今後ここに何か入れるかもしれないので左側を空けてます。
また、メンテとか増設も考慮してパネルは接着せずにビス留めにしてます。
乳白のボタンが昔のALPINEのオーディオみたいですねぇw
そして塗装。
いつものようにマスキング後グロスブラックで塗装し、乾燥後にプリンタで白印刷したクリアデカールを貼り、クリアを吹いてます。
その後クリアが完全乾燥したら水研ぎしてデカールの段差を取り、仕上げに艶消しクリアでトップコートします。
クリアは厚みにもよりますがラッカーなら最低3日は乾燥させた方がいいかと思います。
ボタンについてはあらかじめ白を薄く塗ってから▲と●に切ったマスキングテープでマスクし、黒を吹いてます。
この辺の作業については過去やってるのでそちらも参照してください。
トップコートが乾燥したら組み立てて完成。
右上の角が研ぎすぎてちょっと下地出ちゃってますがそれを除けばカッコイイです。
ボタンはLEDを仕込んだおかげでちゃんとイルミ連動で光ります。
直径10mm程あるので走行中でも見にくいという事はなく、使いやすいかと思います。
結構手間かかった分カッコイイ物ができました。
ちなみにボリュームのツマミは汎用品を使ってますが取付部を凹ませたお蔭でいい感じで収まってます。
パネルの左スペースが思ったよりあるので、HUD化しない人はここに表示ユニットを入れても違和感ないですね。純正みたい。
これでコントロール系も完成、あとは表示ユニットの埋め込みだけですね。
結構現物合わせの大作業になると思うのでしばらくかかるかと思いますが気長に待っててください。
-またまたつづく-
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