[CBR250Four] 経年劣化による冷却水漏れをDIYで解消する(3.手持ちの中古品で暫定対策)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
6時間以内 |
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外観上、冷却水パイプの形状は、部品取りエンジン(MC17型CBR250R)と当方のMC14型CBR250Four では同等であることを現物確認しました。
そこで早速、部品取りEGから冷却水パイプを取り外します。今回はパイプ本体ではなくO-リング(中古ですが)の転用をトライするためです。
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その一方、こちらは当方のCBR(MC14型)から取り外した冷却水パイプです。
全体にサビは発生しているものの、ステー部を含めて残存板厚が危ぶまれるほどの浸食はありません。よって、表面全体のサビ落とし(O-リングやホース接続部は研磨)をして再活用することにします。
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サビ落とし&部分研磨をしている様子。オリジナルの冷却水パイプの表面(サビていない部分)は深緑色をしていることから、表面処理はオリーブクロメート(六価)と推定。
現代の防錆処理は、環境対応により六価が三価(亜鉛めっき:MFZn5-TCなど)に置換されていますので、オリジナルは今となっては貴重な表面処理ではありますが、O-リングやホース接続部は軽く研磨してしまいます。
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冷却水パイプのシリンダヘッド挿入部(左画像)は、一部に腐食孔が見られるものの、O-リングと接する部分には腐食孔がほとんど無かったことは不幸中の幸いでした。
結局、パイプにはさらにプラスアルファの施策を加えることにします。具体的にはシールテープを併用します。
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冷却水パイプの先端にシールテープを巻き付けたところ(シールテープは水道管テープなどと称されてホームセンターなどで売られています)。
当初、パイプ先端にシールテープを巻いた上から(部品取りEGから回収した)O-リングを装填するだけに留めるつもりでしたが、緊迫力が不足している(O-リングを微小に圧縮させたい)と判断し、最終的にはO-リングの上にもシールテープを巻き付けることにしました。
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冷却水パイプを組み戻し(再組)したあとは、冷却水ホースのつなぎ込みをします。
(※前後して、エンジン全体の冷却水回路に水道水を圧送して、EG内部のサビを可能な限り洗い流しています。)
一通りの暫定処置が終わったあとは、エンジンを始動してアイドリングで漏れが無いかどうかを様子見します。結果、漏れは無し。
続いて完全暖機後も確認しましたが、パイプとヘッドのスキマからうっすらと「滲(にじ)み」が見られる程度(滴下は無し)で、これまでの「ダダ漏れ」状態からは大きく改善したことを確認しました。
最終的にはO-リングを新品化(>在庫があれば)するとともに、パイプも防錆目的で塗装する予定。
「その4(暫定から恒久対策への準備)」に続く。→
https://minkara.carview.co.jp/userid/132018/car/28623/6086029/note.aspx
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